プロフィール
名前 | キアナ・カスラナ |
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英語表記 | Kiana Kaslana |
原語表記 | 琪亚娜·卡斯兰娜 |
年齢 | 17歳(学園)/16歳→18歳(3rd) |
身長 | 163cm(共通) |
体重 | 49kg(共通) |
スリーサイズ | 84-59-87 cm(学園)/84-59-86 cm(3rd) |
誕生日 | 12月7日 |
好きなもの | 漫画、ゲーム |
苦手なもの | 勉強 |
声優 | 阿澄佳奈(初代)→釘宮理恵 |
概説
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊学園』及び『崩壊3rd』の主人公。
同時に両作の看板娘でもある。
崩壊の根源を探求する「カスラナ家」の第69代後継者。
明るく天真爛漫、わがままなところもあるが決して困った人を見捨てない、優しく勇敢な少女。
上記の基本的な設定は学園・3rdともに共通しているが、
学園から3rdへ移った際に大きな設定変更を経ている。
「崩壊シリーズ」と「原神」で構成されるmiHoYo独自の世界観「HoYoverse(ホヨバース)」において核心的なポジションにいるキャラ設定を持つ人物。(詳細は「余談」まで)
『崩壊学園』におけるキアナ
カスラナ一族の第69代目、選ばれし者の末裔。崩壊の理屈に精通している戦士。
一族の強力な崩壊源免疫力を受け継いでおり、殆どの崩壊歪曲フィールドの影響を受けない。
得意武器は拳銃。強化を重ねると、3rdよろしく二挺拳銃になる。
なお、初期のCVは阿澄佳奈だった。日本での配信時ははじめからCVが釘宮理恵に交代しており、かつてCVが阿澄佳奈だったことは知名度が極めて低い。その阿澄佳奈は同じく崩壊シリーズの重要な人物であるブローニャ・ザイチクを花澤香菜から引き継いでいるのだが、そのことも日本での配信前のことであるためあまり知られていない。
『崩壊3rd』におけるキアナ
カスラナ家第69代目の後継者にして、崩壊の原理・法則を研究する「選ばれし者」の末裔。
カスラナ家出身の男性適合者である「英雄」ジークフリート・カスラナと、同じ天命組織の3大家「シャニアテ」のS級戦乙女セシリア・シャニアテの娘という、稀に見るサラブレッドの血統。
しかしセシリアはキアナが物心つく前に、第二次崩壊で戦死。
ジークフリートも多忙なため滅多に家に寄り付かず、キアナにカスラナ流の基礎を叩きこんだのち、ある日を境に失踪してしまう。
父を探す道中、極東の長空市で滞在中に第三次崩壊に遭遇。
カスラナ家固有の高い「崩壊因子耐性」のお陰で事なきを得るが、その場で雷電芽衣との運命的な出会いを果たす。
その後崩壊の対処に出撃した「天命組織」に拾われ、父の知人であるテレサ・アポカリプスとの接触に成功する。
彼女からA級戦乙女となることを条件に、キアナはジークフリートの手掛かりを得る機会を得る。
画してキアナは、崩壊と戦う戦乙女として「聖フレイヤ学園」の生徒となった。
性格
基本的な性格は『学園』と同様。
天真爛漫、時にわがままなオテンバ娘で、思い通りにならず拗ねることもしばしば。
しかし根は優しく、自分に非があればそれを素直に認めて謝ることことができる。
基本的に誰に対しても敬語は使わず、機嫌が悪いと悪態を吐くこともある。特に自身の教官である無量塔姫子に対しては、10歳以上の差もあって「オバサン」と直球で言い放つことも。
芽衣とは『学園』時代と変わらず仲が良く、長空市での出会い以降、彼女を「芽衣先輩」と呼んで大いに慕っている。
ただver.3.9のストーリー「嵐の前」で出会いのエピソードが明かされた際には、出会ったばかりということもあって芽衣を「アンタ」や呼び捨てで呼んでいた。
若さから世間との折り合いが苦手で、モノを知らないこともあって、直球な発言が多い。
そして学園関係者一同から、満場一致で馬鹿扱いされるほどのアホの子。座学がすこぶるよろしくなく、授業でも居眠りの常習犯。
また浪費癖もあり、食べ歩きや衝動買いを繰り返しては、月末にこっそりバイトに勤しんで日銭を得て凌いでいる。
食欲旺盛で、食事中はよく他のメンバーとおかずの取り合いを演じている。
単に下手くそというより、余計なものを入れてダメにしてしまう、いわゆる「デス・アレンジャー」系。
料理系のイベントでは、厳重に監督する人間がいればちゃんとした料理を作れているので、まだ希望は残されている。
またあるきっかけから、ピザトーストだけはちゃんと作れる。
艦長とも気安く接しており、年の離れた悪友のような間柄。お互い気楽な方が好きな性分なので、なんだかんだと気が合う様子。
触れ合いシステムでも当初はかなり手厳しいが、信頼度が3以上になると分かりやすくデレる。
能力
天命組織の3大家のうち2流派の血を得ているだけに、素養だけで既にA級に匹敵する才能の原石を有する。
カスラナ流武術とその伝統たる双銃を武器とするガン=カタファイターで、戦闘では足技を軸にアクロバティックな動きで戦場を駆けまわる。
スタイル
領域装・白練(リョウイキソウ・シロネリ)
キアナの基本フォームである、バトルスーツを装着した形態。
機械属性。B級。
足技で敵を蹴り飛ばし、必殺技で爆発状態になると巨大な猫の手足を召喚して戦う。
プレイヤーが最初に操作するキャラクターであり、とにかくシンプルで使いやすい。
またスタン状態を誘発するスキルが豊富で、上手くハマればこちらのペースで戦況を進めることも可能。
ただそれ以上のメリットもないので、上位のキャラを入手するとほぼお役御免となってしまう。
戦乙女・遊侠(イクサオトメ・ユウキョウ)
戦乙女としての制服を着用した、キアナの射撃形態。
機械属性。A級。
白練同様に白を基調としており、背中に短めのマントを靡かせている。
本人は認めたがらないが、実はジークフリートの制服の意匠をこっそり真似ている。
今度は双銃からの中距離攻撃を軸とし、さらに極限回避時にワームホールを生成して敵を一か所に集め、必殺技のビーム砲「グングニル」で一網打尽を狙う。
安定した立ち回りが最大の売りだが、火力不足に泣かされやすいのが玉に瑕。
聖女祈祷(セイジョキトウ)
伝統的な戦乙女の制服を、キアナ向けにアレンジした格闘形態。
異能属性。A級。
見た目は薄手だが、実際は崩壊因子に耐性を持つ特殊繊維製なので、遊侠のそれよりも丈夫。
白練同様に足技とアクロバットで攻めるが、本質は「時空ロック」と「時空断裂」を自在に操り、
待機中でも脆弱(防御デバフ)付与を狙い、オマケに味方全員をまとめて回復可能という、
本作屈指のヒーラー兼サポーター。
相変わらず火力不足だが、能力がそれを補って余りある性能を有する。
白騎士・月光(シロキシ・ゲッコウ)
天命組織の極秘装備「神殺し装甲」の第四世代試作型。
同時に『3rd』におけるキアナの秘密に関わる形態でもある。
生物属性。S級。
遊侠と同じく銃撃戦タイプで、攻撃ボタンを長押しすることで高速スピンを決めながら乱射する「流星旋風」、
プレイアブルキャラクターでも最大の射程圏内を有するMAP兵器型QTE「光翼展開」、
上空からグングニルを最大出力で発射する「星雲螺旋」など、強力な攻撃が目白押し。
回避するだけで任意に時空断裂を引き起こし、麻痺関連のスキルを豊富に揃えるなど、
かなり攻撃的な性能を発揮する。
空の律者(ソラノリツシャ)
キアナ出生の重大な秘密に関わる形態。
詳しくはネタバレになるため、リンク先を参照。
天穹遊侠(テンキュウユウキョウ)
「戦乙女・遊侠」の《増幅コア》によるアナザー形態。
「増幅コアキャラクター」第3号。
天命組織を離れたキアナが、自身の力と向き合い続けて掴んだ力。
遊侠よりもさらに手軽にワームホールを精製して敵をかき集められるほか、分岐攻撃で格闘戦を展開する。
瞬間的にではあるものの、自身の根源である力も解放可能。フィールド上の敵全員に強力なダメージを叩きつける。
薪炎の律者(シンエンノリツシャ)
様々な出来事を通して心身ともに大きく成長したキアナがたどり着いた姿。
詳細はリンク先記事を参照されたし。
終焉の律者(シュウエンノリツシャ)
その名は起源 その名は終焉
長い道のりを歩き、手にした「希望」。バージョン:キアナにて起源の律者(リンク先ネタバレ注意)と共に実装される。
真理の律者、起源の律者と共にチームを結成すると、必殺技は連携必殺に変わり、大量の炎・氷・雷ダメージを与えることができる。
この力を持ち、彼女たちはもう一人の終焉の権能を持つ者に挑む。
そして、この彼女は太陽系の外側の者からも、極大な存在の如き波乱を巻き起こす者として見做されるほどの力を有する。
3rdのゲーム上における性能
全体的に扱いやすく、スタイルによって攻撃方法の遠近が変わる。
自分から積極的に責めることも出来るが、基本的にはサブアタッカーやサポーターが適任であり、
現環境下だと、一部を除いてなかなか目立った活躍が出来ないのが惜しい。
ただし決して弱いわけではなく、むしろ聖女や律者のように強力かつ唯一無二の性能を有するものや、遊侠のようにユニークスキルでいくらでも立ち回れる方法があるため、好みで使っていって問題ない。
一方で、律者形態はどれも強力なメインアタッカーに仕上がっており、特に「薪炎〜」は登場以来、炎元素アタッカーのトップに君臨し続けている。
関連人物
先輩。
チームメイトであるが、つっけんどんで理詰めな性格から相性が悪く、ブローニャの方からは容赦なく「馬鹿キアナ」とこき下ろされることも茶飯事。
そのためよくケンカもするが、ゲーマー同士で芽衣が好きなもの同士として気の合う面もあり、互いに憎まれ口をたたき合いながらも仲は良い。
直属の上司であり、学園における担当教官。
座学の成績の振るわない自分に説教臭く厳しいため、オバサン呼ばわりして悪態を吐くことも多い。
ただ自分が迷ったときにには親身に悩みを聞き、勉強の苦手な自分にトコトン付き合ってくれるため、キアナにとっては数少ない「頼れる大人」であり、本心ではしっかり先生として敬愛している。
そして……
聖フレイヤ学園の学園長で、キアナたちとは任務で司令官として顔を合わせるが、見た目の幼さからあまり敬ってはおらず、割と気安くと気安く呼び捨てにする。
ちなみに諸事情から、キアナとテレサは血縁上では「曾孫と曾祖母」に近い関係にある。
クラスの委員長。自分より格上であるが、気兼ねなく交流している。
しかし姫子と並んで、キアナの勉強不足をサポートするお目付け役でもあり、理路整然としていることもあってやや苦手とする。
姫子が「先生」であるなら、フカは「コーチ」や「師匠」といった立ち位置で、のちにこの関係は本来的な意義でも通じる形となる。
自身の父親。
滅多に家に帰らないうえ、女癖の悪さと適当さ加減から、「クソパパ」と辛辣な言い方をする。
一方英雄としての逸話や精悍な後ろ姿もちゃんと見ている為、なんだかんだいって親として認めており、同時に彼からの愛情を欲する寂しがり屋の面も見せている。
余談
「キアナ」と「月」
- 星空を思わせる瞳や、白銀の長髪など、夜空の「月」と強い関連性を持つキャラクターデザインをしている。また、上記の「白騎士・月光」をはじめ、ハイペリオン、主題曲「Moon Halo」、月にいる終焉の律者など、数々の関連物事が彼女と「月」との関係を暗示している。
- 「キアナ(KIANA)」という名前は、テレサ・アポカリプスによって命名されたもので、キアナが生まれた夜は月が非常に美しかったことから取ったもの。
- この名前には、「月光」「神・王者・姫君」「自然のバランスを維持する者」などの意味が含まれている。お気づきであろうか、「自然のバランスを維持する者」というこの言葉の言い方を若干換えるだけで……
釘宮四姉妹中国版?
- いわゆる「釘宮四姉妹中国版」に数えられる人気キャラクター。……らしい(一応ピクシブ百科に関連記事項目は存在する)
- 釘宮氏特有の甘いボイスに、気の強い跳ねっ返りな性格がうまくかみ合い、これまでの釘宮キャラとはまた少し違った魅力を醸している。
- が、この「釘宮四姉妹中国版」というのは、どうもPixivにおいてのみ使用されている概念の模様。中国ではこの概念は存在せず、百度で検索しても出てくるのは「釘宮四萌」のみである。関連創作をする際は十分注意するように。
中国語版声優
- ちなみに、中国語版の吹き替えを担当している陶典は、同時にパラレルワールド作品である原神の天理の調停者と胡桃の声優をも担当している。ファンの間では、外見や能力以外に天理の調停者とキアナの関連性を匂わす考察点と認識されている。
- ちなみに、日本語版でも天理の調停者とキアナは同じ声優(釘宮氏)が声を担当している。偶然とは考え難い。
- 一方、父親であるジークフリートの方を担当している彭博は、原神の「鍾離」の声優をも担当している。この中の人ネタからか、中国のファンの間では胡桃×鍾離のカップリングを「親子組」と認識する傾向が強い。
「ホヨバース」のキーパーソンにして「顔」
- 崩壊シリーズの物語の主人公であるが、単純に主人公として世界の謎を解く冒険をする立場に止まらず、彼女自身が物語を進めるうえで解かなければならない謎そのものであるという、主人公と裏主人公の両属性を持った存在。
- パラレルワールドである原神世界でも、天理の調停者やダインスレイヴなど、キアナとの関連性を思わせる人物が多く登場しており、もはやキアナのキャラ設定そのものが物語の謎を解く鍵の一つになっているといっても過言ではない。
- どこぞの似たようなケースと同じで、ホヨバースにもいわゆる「キアナ顔」という概念が存在している。ただ、こちらの方は単なるネタ的なキャラデザインではなく、設定上の関わりもちゃんとあるため、常に重要な考察ポイントとしてファンの間で重視されている。もはや事実上のホヨバースの「顔」ともいえる。
- ちなみに、『FlyMe2theMoon』というiOSのみ配信のアプリでも登場し、現在も配信中。実はこのアプリはホヨバースどころかmiHoYoが法人化する以前の作品で、あまり話題に昇る事はない。崩壊シリーズの彼女とはだいぶ設定が異なっているので余談枠扱い。