※警告※
この記事は『崩壊3rd』のストーリーに関連する重大なネタバレを含みます!!
「終焉よ、私と共にあれ!」
CV:釘宮理恵
概説
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊3rd』のキアナ・カスラナの変身形態。
数多の戦い、そして空の律者や薪炎の律者を得て至った、世界を愛する究極の姿。
起源に帰す終焉
終焉の力を支配するケビンに対抗し、「精神のアダム」によって全ての人類を補完するよりも良い方法で終焉を乗り越えるため、キアナたちは崩壊の根源「終焉の繭」がランダムに律者を選んでしまう前に「造られし終焉の律者」になる必要があった。
終焉の律者になるのはキアナに決まり、芽衣、ブローニャ、識の律者と律者の権能を統合させる。するとキアナたちは芽衣が起源の律者の権能を手に入れた、駅のような空間に移動する。終焉の律者が選ばれる時が近づいていた。
突然、白い霧が辺りを覆い、キアナは一人駅に取り残される。「終焉の繭」がキアナを選び、様々な律者の意識が集まってくる。霧が晴れ、芽衣、ブローニャ、識の律者との繋がりが一時的に絶たれた中、彼女は今までの律者や思い出の場所を振り返りながら権能を手にしていく。
永遠の存続を求め、「起源の律者」に倒された「侵蝕の律者」――
キアナ、芽衣、ブローニャと対立し、悲劇の最期を迎えた「風の律者」――
最後まで対立していたが、自分の道を歩いていくよう言い残し、体の主導権を譲った「空の律者」――
芽衣、ブローニャと出会い、幸せなことも悲しいことも経験した長空市――
運命の悪戯に翻弄され、芽衣、デュランダルに引導を渡された「隕氷の律者」――
自分が何者であるかという問いの答えを求める「識の律者」と激闘を繰り広げた太虚山――
自分を導いてくれた先生、そして支えてくれる仲間たちの想いを背負い、打ち払った闇「支配の律者」――
世界を敵に回し、ただ一つの目的のために約束の律者の力を振るったオットー・アポカリプス――
崩壊の正体を探るために訪れた来訪者に、英雄になれなかった十三人の物語を残した人の律者――
全ての権能を統合し、ついにキアナは「終焉の律者」への覚醒を果たし、「終焉の繭」にたどり着く。
キアナ、芽衣、ブローニャの三人の前に現れた「それ」がキアナに問いかける。
「――あなたは誰?」
キアナ・カスラナ。普通の戦乙女、オットーによって作られた実験体K-423、シーリンの延長、ジークフリートの娘、テレサの姪、デュランダルの妹、姫子の生徒、芽衣、ブローニャ、フカたちの友達、ケビンの後継者。
「――なぜここに来た?」
彼女の今の願い――完璧じゃない物語を、少しでも完璧に近づけるため。
「――なぜそうしなければならない?」
彼女の前にも、世界を美しくするために、助けてくれた人に幸せを与えるために進み続けた人がいた。強さと根気、前へと進む勇気、愛や美しさとは何かを教えた彼らが今まで彼女の傍にいた。そんな世界が彼女を育ててくれたから。
そして、「それ」――キアナの鏡、あるいは真の自分――は最後の質問をした。
「…」
「……」
「決まってるでしょ!」
「もちろん……」
「美しい世界を守るために戦う!」
第二部「星滅の光、再燃の火」にて
物語の開幕の直前、夢を見る機能が無くなっていたキアナは夢を見た。
その夢にあるのは終焉の繭、そして箱。
箱に近づいた時、異星人にして未決の繭を名乗る少女が現れ、自分達を助けてほしいこと、本来の彼女にとっては無関係な者達を巻き込んでしまったことを謝罪する。
最後に口にしたのは、第三惑星から来たコラリーとヘリアのことを知ってるのかという問いと共に。
そして、夢追い人の旅の実態が明らかにされると共にキアナの身に何が起こっていたのかが明らかにされる。
キアナが眠りについたり、長く眠ることを過去にもあったが、今回のそれは類を見ないほどになっており、今もなお目覚めないでいる。
キアナへと干渉が起こってるのは火星から。そして、夢追い人の旅で影災が活性化する度に火星からの干渉の波が強くなっている。
この旅を完遂させることで、キアナの目覚めに繋がるかもしれないと、火星探索の作戦へと乗り出すこととなった。
能力
全ての律者の権能が集中することによって誕生した「最後の律者」。
終焉の律者としての能力はシンプルなものであり、第零律者から第十二律者までの全ての律者の力を扱う存在。
言ってしまえば全ての律者の原点とも言える存在である。
ゲーム上での性能
ver.キアナ(6.4)から、虚数・炎属性のS級戦乙女として実装された。
これまでのキアナの遍歴を継承するように片手に剣、もう片手に銃を持って戦うスタイルになっている。(システム上の装備武器は変わらず双銃)
固有ゲージとして分岐攻撃の条件となる「降臨カウント」と、分岐攻撃で溜まる「輪廻の波」という二つの要素を持ち、特に「輪廻の波」は「絶対時空断裂」という特殊なギミックのリソースになっている。
これは発動と同時にゲーム内の時間を完全に停止させるというもの。あくまでも時間の減速に過ぎなかった時空断裂とは異なり、クエストのカウントや各種バフ効果は勿論、画面内のエフェクトすら完全に停止する。
また、最大の特徴としてチーム内の他のメンバーが「起源の律者」と「真理の律者」になっていると二人の必殺技がキアナに繋がる特殊QTE(爆発連携)になる他、キアナの必殺技が3人同時に攻撃する連携必殺技に変化する。
ちなみに特殊な挙動として2段ジャンプが可能になっており、ジャンプで攻撃を回避しても極限回避スキルが起動するという、後崩壊書に近い挙動も持ち合わせている。
逆に白騎士・月光、空の律者、薪炎の律者と続いてきた「任意に極限回避スキルを起動する」能力は持たなかったりする。
Ver.7.8からでは新モチーフ武器「永遠の月」によって、第二部からの新要素であるアストラルリングに対応可能となる強化が入る。
装備するとアストラルリング「無存の儀」が有効となる。
さらに、アストラルバースト発動中は必殺技が変化し「キアナ、出撃!」を放つことができる。
余談
- 基本的にゲームのストーリーで登場した後にプレイアブルキャラクターとして実装される事が多い崩壊3rdにおいて、メインストーリーに登場する前に本実装を迎えた珍しい装甲。当然ながら非常にネタバレ要素の強い装甲であり、艦橋に置いた場合の一部のセリフはメインストーリー解放まで、プロフィールの解説テキストは次バージョンまで伏せられる処置がとられている。
- 作中では同じく終焉の権能を手に入れた人物と戦い、勝利の果てに「君は完全な終焉の権能を手に入れる」と言われているのでこの姿は終焉の律者としての力は完全ではないのかもしれない。
- デザイナー曰く、デザインのキーワードは「お姫様」。ただしちゃんとしたドレスにしてしまってはキアナが「ちっとも戦いに向いて無いよ」と言い出すだろうと思って、非常にタイトなデザインになったとのこと。
- 瞳の色は終焉の権能の証であり、自由奔放な彼女の個性を表している。
- 衣装の無垢なる白と深みのある紫は終焉の力に含まれる二面性の象徴。
- 「光翼展開!」等攻撃ボイスが他キアナと同じ、聞き比べてみるのもいいかもしれない。