「そいつは地獄で考えな」
「いでよ、天火!」
CV:関智一
概要
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊3rd』の登場キャラクター。
主人公キアナ・カスラナの父親であり、天命組織の三大家の一角、カスラナ家の第68代後継者。
同時に崩壊世界でも稀有な、崩壊因子の男性適合者であり、崩壊に立ち向かう歴戦の勇者である。
妻は同じく三大家・シャニアテの聖女セシリア・シャニアテ。
聖フレイヤ学園の学園長テレサ・アポカリプスとは、憎まれ口を叩かれる程度に親しい戦友である。
5章「雪原の再会」で初登場。
キアナと同じく銀髪碧眼であり、金属製の肩当が付いたインディゴブルーのロングコートと、カーキ色の詰襟のジャケット、ジャケットの上にホルスターを身に着けた出で立ちで登場。
顎に無精髭が生えているが、それを含めてもワイルド系でちょっと渋めなイケメンである。
神の鍵「天火聖裁」を使用可能なほどの実力を誇り、下手をすれば自身も文字通りのバックファイアで焼死しかねないこの神の鍵を使って、酷い火傷程度で済んでいる辺り、かなりの手練れであることが窺える。
実際、予後で作戦行動が不可能なセシリアに代わって第二律者を単独で撃滅する気でいたうえ、作戦を共にしていた当時S級戦乙女だったテレサも強く引き留めなかった(もっとも神の鍵を持ち出して特攻する算段もあったことを瞬時には察知できなかった)ことも含めて、伊達や酔狂でカスラナの後継者を継承した訳ではないらしい。
しかし――
このイケメン、大変に女性にだらしがない。
美女を見かければ、年下だろうと熟女だろうと人妻だろうと、さも当たり前のように口説き始める。一ヶ月で恋人を次々と変えたこともあるという噂さえあるほど。
また私生活もいい加減らしく、良い意味でも悪い意味でも男臭い。
こんな性格ゆえに、娘からはクソパパと容赦のない言い草で呼ばれている。
さらに普段はなかなか娘と父親らしく触れ合う機会がなかったため、余計に反抗期を拗らされている。
それでもセシリアには一途に想いを寄せていたらしく、セシリアの殉職後に他の女性と浮ついた話は現時点では上がってきていない。
同時に、愛妻の殉死から天命組織の暗部に踏み込むことになり、キアナを置いて行方をくらますこととなった。
経歴
天命の三大家「騎士」のカスラナ一族の子として生を授かったものの、窮屈な屋敷での英才教育に馴染めず、15歳の時に偶然観たテレビアニメ『重装機甲アラハト』に衝撃を受け、男のロマンに憧れ「冒険」という名の家出に繰り出してしまう。
しばらくは職を転々とし、4年もの間自分探しの旅を続けた。
そんなある日、対律者用殲滅兵器の護送任務に就くもネゲントロピーの奇襲を受けて行方不明になったセシリアを偶然に助け、傷ついた彼女を看病することになる。
セシリアがその身なりから天命の戦乙女と察し、近づくことを躊躇っていたジークフリートだったが、彼女と共にいる度に、セシリアへの気持ちは高まるばかりだった。
しかしその時間も長くは続かず、ネゲントロピーが護送車を襲撃した際にセシリアの血を偶然にも入手し、それに崩壊因子を無効化する力を発見したことで、彼女を狙って襲撃を仕掛ける。
セシリアはアインシュタインに不意打ちの麻酔注射で眠らされ、ジークフリートはネゲントロピー盟主ヴェルト・ヨウと交戦するも神の鍵「エデンの星」の重力操作に囚われて敗北。
だがセシリアから採血を済ませると、ヴェルトは二人の絆を察してそのまま2人を解放する。
その直後に天命主教オットー・アポカリプスが直々にセシリアを迎えに上がる。オットーもシャニアテの血の秘密を知っており、ネゲントロピーにその秘密を明かされる前にセシリアを回収しに直参した。
離れ離れになったジークフリートとセシリアだったが、セシリアを諦められなかったジークフリートは実家に帰省し天命の戦士になることを決意。
さらにオットーに「戦乙女以上の戦士になる」という難題を条件に、セシリアとの縁談を約束させた。
画して血の滲む2年もの努力の末、ジークフリートは約束通りに天命の強豪戦士の一人にまで出世し、セシリアを妻として迎え、二人は晴れて夫婦となった。
だがこの結婚にもオットーの実験が裏で張り巡らされており、崩壊因子を浄化する「シャニアテ」と崩壊因子に高い抵抗力をもつ「カスラナ」の血が混ざることで、その子孫がどれほどの力を持つかを見る目的があった。
やがてセシリアとの間にキアナを授かるが、セシリアは産褥の容態が好転せず第一線から後退。
そのタイミングでシーリンによる第二次崩壊が発生。
天命本部が予後不良のセシリアを投入する前に、神の鍵「天火聖裁」で決着をつけるはずだったが、それに間に合わずセシリアの参戦を許してしまう。
セシリアの神の鍵「黒淵白花」の命を司る力で一命をとりとめるも、セシリアは崩壊実験室「バベルタワー」でシーリンと矛を交え、その隙に天命本部が崩壊核分裂弾道ミサイルでセシリアをシーリン諸共葬り去ってしまう。
この一件で自身の非力、そして天命組織の非道さを改めて痛感したジークフリートは、戦友でセシリアの親友だったテレサと結託してオットーが連れ去ったキアナの奪還を強行。
その後、キアナを連れて方々を彷徨い、娘にカスラナ流格闘術の入門を叩き込んだのち、彼女の12歳の誕生日に忽然と行方をくらました。
外部出演
スピンアウトアニメ『戦乙女の食卓』では予告編の背景と第2話に登場。
キアナの幼い日の回想で、二人でピザトーストを作っている。娘を温かく見守る優しい父親だが、玉ねぎを「カスラナ家秘伝の調理法」と豪語して目をつぶって切ろうとして失敗するという、相変わらずのズッコケぶりも露呈している。
あと神の鍵「天火聖裁」をピザトーストの焼き上げに使うという暴挙もしれっとやらかした。もちろん火加減を誤って焦がしている。
(「火を操る神器を魚焼きグリルに使うくらいのやらかし具合」と考えてもらえれば分かりやすいか)
関連タグ
メソポタミア最強夫婦→同じCVである別作品の夫婦
ディルック・ラグヴィンド→原神の登場キャラクター。元素爆発のモーションがジークフリートの天火聖裁使用シーンのポーズと一致している。