概要
容赦なく人類を滅ぼしにかかっている崩壊の力に対抗するべく、目には目を、律者には律者をぶつければ良いというコンセプトの下、前文明の律者コアを使用して造られた12の武装の総称である。発案及び制作は火を追う蛾の十三英傑の一人であるヴィルヴィ。ものによってはメイ博士が手掛けている。律者と同じ能力を扱うことが出来、それぞれのナンバリングと同じ律者の律者コアが使われている。
例:第一の神の鍵→第一律者のコアを使用した神の鍵
現文明に於いてはロストテクノロジーの塊であり、特に科学が発展していない頃の時代には神聖なる武器として崇められ、崩壊に対する切り札として使用されている。
特筆するべき特徴として定格出力と呼ばれる機能が全ての神の鍵に備わっている。「第◯定格出力」のように◯には漢数字が入り、数字が小さい程威力や効果が増大するが、使用者にかかる負荷も大きくなる。その神の鍵のフルパワーの定格出力は第零定格出力である。起動コードとして、定格出力を口で言う必要がある。
例:「第◯定格出力、□□□□!」
種類
【注意】本記事の内容は崩壊3rdメインストーリー29章までの内容及び当該作品のビジュアルノベル、コミックのネタバレが大いに含まれます。これから崩壊3rdを楽しもうという方はブラウザバック推奨です。
第一の神の鍵:虚空万象
所有者:アポカリプス家→オットー(譲渡)→ケビン(譲渡)→オットー(死亡)→独立
啓示の鍵。理の律者コアを利用した一辺15cm程の金色に輝く立方体。一番初めに開発が着手し、前文明滅亡直前に完成した神の鍵。万物の構造を解析し再現する能力が再現されており、ヴィルヴィが自信作と自慢するほどの一品。完成した時期が時期なので、前文明のあらゆるテクノロジーが記録されている。
現代ではアポカリプス家の開祖がアジアで発掘。以降当該家の家宝として代々受け継がれ、オットーの主力武器となる。劇中特に猛威を振るっていたのが、他の神の鍵の模倣であり、天火聖裁の双銃形態を何処ぞの金ピカ王よろしく空中に多重展開し一斉掃射していたり、数百単位の軍勢に対し、代わる代わる様々な神の鍵に変化させて無双ゲーの如く大暴れしていた。
これの膨大な情報を管理するために第一律者の人格を改造したプロメテウス0号というAIが組み込まれており、使用者を隙あらば洗脳しようとしているが、500年以上オットーと一緒に居たため、雰囲気が移ってしまった。
オットー亡き後は、彼なりに崩壊に対する対抗策を練っており、その過程で後崩壊書の事件を起こす。その後はヴェルトの息子を人質に同行するよう強要し、なんやかんやあってスターレイル世界に行ってしまう。
その後宙域を彷徨っていたところ星穹列車に拾われ、しばらく行動を共にするが、ヴェルトを置いて途中下車してしまい現在行方不明。そのうち登場するかも…?
第二の神の鍵:千界一乗
所有者:ヴィルヴィ(放棄?)→スウ(譲渡)→天命
永劫の鍵。空の律者コアを使用した並行世界を移動出来る列車型の乗り物。詳細が明らかになる前はアーサー王が使用した武器であるという伝承が存在しており、異界へと繋がる門を開ける能力があるとされていたが、実情は全く違った。
対崩壊の兵器としては殆ど役に立たず格納庫の肥やしであり、長らくヴィルヴィのおもちゃだったがメイ博士の人類復興計画のうちの一つ、恒沙計画で使用されスウが持ち主となる。4500年間もの間並行世界を観測していた。
聖痕計画を実行しようとしていた友人と衝突した後は、本体をロンドン上空の空間に折りたたんで隠しており、現代になってリタの手で再発見。デュランダルは観測データをスウから、オットーは並行世界に渡るために必要なビーコンを所持していたケビンと取引をし、虚空万象と交換する形で取得。万全な状態で天命の所有物となった。
星穹列車ではない。
第一定格出力「視界反演」
対象を世界の泡に閉じ込め、量子の海底へと幽閉する。ケビンが量子の海に閉じ込められたのはこの定格出力によるもの。
第零定格出力
名称不明。空間を裂き、虚数の木の観測を可能とする。その際量子の海に漂っている危険存在が裂け目から続々と落ちてくるため、観測するだけでなくそれの排除を行う人員が必要になる。第一部17章ラストで観測された世界の中には薔薇の魔女や風魔龍が嵐の中を翔んでいる世界が観測された。
第三の神の鍵:浄罪七雷
所有者:サクラ(死亡)→ワタリガラス
裁決の鍵。雷の律者コアを用いた七変化する武器。サクラや雷電芽衣の時は刀、ワタリガラスが手にした時は狙撃銃になった。神の鍵の中でも比較的早くに完成した。
雷の律者がベースなので、当然電撃を纏った攻撃を放つ。最大出力で相手を原子崩壊させる。
人格のようなものがあるらしく、扱う人物によって最適な形に変化してくれる。雑に扱ったりすると不機嫌になってしまい、最適な形に変化してくれない。ワタリガラスは不意で乱暴に扱ってしまったことで、集団に囲まれているにもかかわらずスリングショットに変化し、死にかけた経験がある。このことから彼女は浄罪七雷を子供をあやすように機嫌取りをしている。
また、潜入捜査時に口紅へと変化したことがあるらしい。口紅でどうやって戦えと…?
なお口紅形態とスリングショット形態は開発者の趣味で追加されたことがVer5.8に実装された浄罪七雷の武器説明で判明した。
第四の神の鍵
所有者:火を追う蛾(壊滅)→天命(盗難)→ネゲントロピー
名称不明。人工衛星に搭載された気象兵器。これといい千界一乗といい、彼女の独断と趣味によって無駄に大型化する様にしびれを切らしたメイ博士は、この神の鍵を完成させた直後、ヴィルヴィの研究費を8割カットした。それ以降開発の主導はメイ博士が握ることに。
現在も衛星軌道上を周回しており、終焉の戦いの後に崩壊エネルギーや放射能で汚染された地球のテラフォーミングに使われる予定だったとか。
第二次崩壊によって荒廃してしまったシベリアを復興させるために天命が使おうとしたが、観測を担当していた無量塔姫子の父親、無量塔隆介がオットーに対して不満を募らせており、自身の野望を達成するために操作コンソールをネゲントロピーへと持ち逃げしてしまった。
一連の騒動は隆介の死亡によって終結。コンソールもそのままネゲントロピーが所持していると思われる。
第五の神の鍵:万物休眠
所有者:スウ(強奪)→火を追う蛾(壊滅)→天命
氷の律者コアを用いて造られた神の鍵。「寂滅」「命を滅ぼす武器」といった物騒な二つ名を持った武器だったが、侵蝕の律者戦後にヴィルヴィが勝手にコールドスリープ装置へと改造した。
命を奪う兵器から、次代の人類を育む方舟へと変化したこれは、一万年の休眠後でも特に健康被害が無い状態で覚醒出来る程の高性能。
現代では天命が所有。恐らく李素裳が入ったコールドスリープ装置がこれと考えるのが妥当であろう。
第六の神の鍵:黒淵白花
所有者:エリシア(放棄)→火を追う蛾の戦士(2人で分割)(不明)→スウ(放棄?)→アリエノール・シャニアテ(黒淵)(死亡)→オットー・ヴェラ(死亡)→リアーナ・ブリガンティア(死亡)→セシリア(死亡)→デュランダル(白花を譲渡)→ゼーレ(白花)
創生の鍵。死の律者コアを利用した黒い柄の白いランス。
黒淵(スピア)と白花(ランス)の二振りに分割可能で、前者は分解の力を操り、生物の生命力を奪い、無機物も瓦解させる。白花は創生の力を操り、使用者の生命力を代償とした強力な治癒効果を与える。また、少なくとも黒淵から受けた深い傷は白花でしか治せない。
初めはエリシアが所持していたが、「可愛くない」という理由ですぐに所有権を放棄してしまう。その後、黒淵と白花に二分割され、別々の融合戦士(十三英傑ではない)が所持していた。終焉の決戦後はスウが所持しており、どういった経緯でか天命の所有物となる。
若干所有者が道半ばで死を遂げるというジンクスがある。
第二定格出力「聖槍逆流」
対象の聖痕を覚醒させる。この力を応用して、ビジュアルノベルでは崩壊エネルギーの侵蝕で異形化してしまったシュレーディンガー博士の片腕を治した。
第一定格出力「聖槍開花」
地面に突き立て、広範囲を掃討しながら味方を癒やす白い光柱を生み出す。これの副作用で、何もない地面から大木を生やす。この大木で上空からの核ミサイル攻撃を防いだり、上空から落下してきた人の安全な確保を行っている。
第零定格出力「聖槍・百年草」
対象がいかなる状態でも、生命活動さえしていれば完全に回復させることが可能。
第七の神の鍵:天火聖裁
所有者:ケビン(譲渡?)→カスラナ家→ジークフリート(強奪)→ケビン
破壊の鍵。炎の律者コアを用いて作られた大剣及び、分割形態の双銃。元は超低温体質のケビンが扱う前提で作成された代物のため、冷却能力が無い者が使用すると消し炭になる。そのため現文明では専らコアが分割された双銃形態で扱うことが殆どであり、大剣状態は実質決死の技扱いされている。尚この神の鍵を継承したケビンの子孫であるカスラナ家では歴代で3人が第零定格出力を発動し、亡くなっている。
二つ名の「破壊」の名の通り、単純火力ならば神の鍵で最も高い。次元の外殻を破ったり、終焉の律者にダメージを与えたりと大活躍。現代でもジークフリートが第二律者に致命傷を負わせるといった活躍をする優等生。
第零定格出力「天火出鞘」
第零定格出力の際は、大剣形態から更に進化した劫火形態に変形。あらゆるものを滅する熱で相手は死ぬ。上記の特性から何かしらの対策を取っていないと自分も死ぬ。
炎の律者コアのみでの第零定格出力は、一発打つと即座にエネルギー切れとなるため他の律者コアを組み込んだ劫滅形態に変化することで安定した運用が可能となる。上画像の天火聖裁は理・空・識・炎の4つのコアが組み込まれたてんこ盛り形態。
第八の神の鍵:渡世の羽
所有者:フカ(強奪)→シーリン(死亡)→フカ(破損)
意識の鍵。識の律者コアを用いた神の鍵。実体としては金属製の黒い蓮の花のようなものだが、ゲームの装備画面以外では劇中に登場しない。劇中では専ら3本の赤い羽根が金属円に付属しているフカの髪飾りとして登場している。
紅白の羽根を生成し、それを視認した者の大脳信号を掌握し、意識を操る。幻を見せたり、記憶の改竄をしたり、相手の警戒心を解くだけに留まらず、疑似律者の意識を殺し廃人化させることが出来たりと、精神操作に関して無類の強さを誇る。これを応用して夢の中で特訓し、現実の動きを改善させるといった使用方法も劇中で登場し、使用者の発想次第であらゆる使用方法が編み出せる。
本編22章で度重なる酷使によって破損。神の鍵で唯一破壊が確認された神の鍵でもある。
第二定格出力「複数顕現」
相手の脳内に自身の分身を出現させ、意識介入を行う。劇中では侵蝕の律者の汚染から基地に居る人間全員に精神バリアを張ったり、自身の手が離せない状況下で分身を姫子に取り憑かせて、基地内のナビゲートを行った。
羽にも分身を残せる。
第一定格出力「太虚剣神」
自身の記憶を燃料に莫大なエネルギーを生成し、巨大な炎の刃で相手の意識を破壊させる。どのくらい巨大かというと百十数メートルのビルと剣の切っ先が同じサイズであり、命中させた際はそのビルを両断し、周囲の大地を赤熱化させていた。
攻撃を向けられたが最後、ターゲットは自身の精神に向けられているため物理的な回避は不可能。律者と崩壊の神との接続といった概念的なものまで切断するため、前文明の約束の惨劇に終焉の決戦、現文明の第二次崩壊、永久の楽園での侵蝕の律者戦といった様々な打倒律者のきっかけとなった。
自身の記憶ではなく、神音または太虚剣心での代替が可能。
この定格出力、或いは類似した技を比較的安定的に運用するために改良・発展させたのが太虚剣派の奥義「太虚剣神」である。
第零定格出力
名称不明。自意識を渡世の羽に移動させる。肉体が滅びても神の鍵の意識として生き長らえる。その際渡世の羽を他者が濫用しても、この定格出力を使用して精神のみとなった存在が危うくなることは無い。
物識らず
第八の神の鍵EX。現代の識の律者が渡世の羽の残骸から生み出した。エネルギー源は制作者の律者コアそのものと連結させているため識の律者以外は使用不可能。何故かレンガの形をしているが、十八般兵器から日用品まで、ありとあらゆる器物に変化可能。いわば識ちゃんの考えた最強の武器。
また、レンガ型の抱き枕や、ぬいぐるみといった神の鍵で唯一1/1スケールでのグッズ化がされている。
渡世の難
識の律者が作った武器。識ちゃん曰く「律者が作った武器って実質神の鍵では?」と思いつき勝手に神の鍵と呼んでいる。
余談だが、他の律者が自身の力で生成した空無の鍵も神罰の鍵も神の鍵ではないが、武装名に「鍵」の名が付いている。最も両方とも超弦化したら「境」に変化するのだが。
第九の神の鍵:エデンの星
所有者:エデン(放棄)→スウ(放棄?)→ヴェルト・ジョイス(死亡)→ヴェルト(譲渡)→ブローニャ(返還)→ネゲントロピー
呑喰の鍵。岩の律者コアを用いられた金属装飾が施されている赤黒色の球体。重力を操る。その名の通り、前文明では十三英傑のエデンが愛用していた。その時の名前は「星海の諧調」、どこかで名前が変わって伝わっている。
現代ではネゲントロピーが発掘しており、天命から離反するきっかけともなった。その際に球状の金属装飾の形をした安定器が破損してしまい、暫く重砲や双銃に組み込まれる運用がなされていた。初代理の律者であるヴェルト・ジョイスが構造を徹底的に解析したため、以降のヴェルトやブローニャもこの神の鍵を複製可能。虚空万象と違い第零定格出力が発動可能。もっともそれでもオリジナルの出力には一歩届かないとのこと。
第三定格出力「奇点重枸」
重力場を捻れさせ、相手を切断する。
第零定格出力「疑似黒洞」
ブラックホールを生成する。劇中では破壊だけでなく、相手を巻き込んでウラシマ効果による相手の時間感覚の麻痺を行っていた。
これを使用する際の決め台詞は理の律者の代名詞としてもよく挙げられる。
第十の神の鍵:軒轅剣
所有者:千劫、フカ、姫軒轅、太虚七剣、李素裳、程立雪など多数。
支配の鍵。支配の律者コアを用いた中華剣。製造時に炎・氷・雷・風・死といった6つの律者コアと共鳴をし、その結果元素エネルギーを扱うことに長ける武器になる。使いこなすとその人物に合わせて変化する。その一つがフカの愛用腕甲「太虚の拳」
コアが1000個あったため1000本造られた。しかしその膨大な数から前線部隊の標準装備にされたり、実験の材料として使われたり、千劫が乱暴に使って何本も叩き折ったりと半ば消耗品扱いされており、終焉の決戦後に残ったのは僅か100本。
その100本もフカが精衛仙人時代に弟子に配ったり路銀として売ったりしたので現代に残っているのはごく僅かとなっている。
第十一の神の鍵:誓約の十字架
所有者:カレン(死亡)→オットー(譲渡)→テレサ
約束の鍵。約束の律者コアを用いた十字架型のウェポンラック。該当律者の能力と同様に、生成される槍での刺突・斬撃や鎖の拘束で相手の崩壊エネルギーを霧消させることが出来る。
十字架の形をとっているが、上記画像のようにロザリオサイズまでに縮小させたり、車になったり、棺桶に変形したり、果てには調理器具になったりしている。
通常テレサの出撃ボイスである「誓約の十字架の使い方を知ってるかしら?」という言葉の真意はあまりにも汎用性が高すぎるこの武器の性質を使用者であるテレサ自身も把握していないため、マジで使い方を聞いているということが公式漫画の解説によって明かされている。
事実、アインシュタイン博士に教えられるまで形質変化をさせられることを一切知らず、ウェポンラックから生成される武器で攻撃したり、0.5tもある質量でそのまま殴るといった使用方法しか知らなかった。
第二部では連結剣になり、とうとう喋るようにもなった。(画像でテレサが抱えているホムっぽいぬいぐるみ)もうこれ虚空万象だろ……
また、公式のミニキャラや漫画等ではサングラスを付けられ、くねくね動くイラストが時たま登場していた。これは初期のテレサが「誓約の十字架が本体」とプレイヤー達に言われ続けたことで生まれてしまった存在である。
第零定格出力「神恩結界」
空中に金色の歯車を出現させ結界を生成する。この空間内に存在する崩壊エネルギーを全て中和させ消滅してしまう。これ以上ない崩壊獣特効の結界だが、同時に崩壊獣を利用して力を得ている融合戦士にとっても危険な存在。この特性故、神の鍵の使用者=融合戦士だった前文明で使用された形跡は無く、現代でもオットーは意図的にこの定格出力の存在をテレサに隠していた。
第十二の神の鍵:地蔵御魂
所有者:天命(盗難)→カレン(盗難)→八重霞?
侵蝕の鍵。侵蝕の律者コアが最後まで不活性状態であったため、神の鍵の中で唯一現文明で造られた。
天命が黒死病の治療にこの律者コアを用いており、人体実験を幾度と行っていた。これを危惧したカレン・カスラナが強奪し、破壊するための旅に出る。そこで行き着いたのが極東の八重村で、カレンは八重桜と出会うこととなる。
度重なる実験と運搬によって律者コアを保管していた箱から崩壊エネルギーが漏れ出してしまい、負の感情に支配されていた八重桜に取り付き疑似律者緋獄丸が出現。これをカレンが討伐し、前侵蝕の律者と桜の意識を聖痕に封印する。
時は流れ現代。八重桜を封印した聖痕がテレサに刻印され、テレサや桜、主人公組の尽力もあり、侵蝕の律者の意識を再封印させることに成功。幾度となく繰り返される輪廻の中で遂に悪性意識の完全な消滅を果たし、刀の形となった……と思ったら謎の怪盗がこれを奪取。その後、遥かなる世界の戦士に引き渡したとされているが、この「戦士」が現代組を表しているのかは不明。
艦長時空では八重霞がこれを所持しているが、聖痕空間で怪盗が盗んだものと同一かも不明。
古の楽園ではサクラが浄罪七雷と共にこれを探している。しかし上記の通りこの神の鍵は現文明、それもかなり最近になって出来たものであり死亡前から記憶の更新を止めてしまったサクラは勿論、前文明の人物はこの神の鍵の存在を知らない筈だが……?
第十三の神の鍵:■■■■
■■の鍵。虚空万象の中に記録があるが、現文明ではオットーのみが知りうるとされている。
第十四の神の鍵:そんなものはない
律者は14柱存在するが、最後の終焉の律者を倒せていないため該当する神の鍵は存在しない。
番外・類似武装
空白の鍵
メイ博士が開発を進めていたナンバリングのされていない神の鍵。律者コアを嵌め込むことで数秒~数分の間律者になれるトンデモ装甲。しかし、初稼働の支配の律者戦で300人を屠るも死ぬ寸前まで崩壊エネルギーを大量に被曝してしまい、博士自身の寿命が大幅に縮んだ。主要研究開発メンバーの有り様を重く見た火を追う蛾は、この武装を封印。扱えるのもメイ博士しか居らず、以後の戦闘で使われることも無かった。
通常では画像のような外見だが、雷の律者コアを嵌め込むと白い部分が紫になり、該当律者と同様翼が生え、風の律者コアだと緑色に、炎の律者コアを嵌め込むとで赤色に変化し、一部装甲の変形が見られる。
聖遺物
神の鍵のノウハウを基に造り上げられた11+αの武器達。律者コアの代わりとなるエネルギーで稼働している。ゲーム内に実装されたのは2nd(双銃)、3rd(太刀)、5th(重砲)、7th(大剣)、11th(十字架)、11thオリジンの6つ。
11thオリジンが発掘されてから研究が一気に加速し、魂鋼製の武器を超弦化させることが可能となった。
戦乙女装甲
空白の鍵を基にオットーが開発した戦乙女用の戦闘衣装。第一部のキャラ名は大体これの名称。
第一、第二世代装甲
旧型。第二次崩壊の手酷い損害を受け、開発が決定した。
第三世代装甲
B級に広く支給されている最新型装甲。時空断裂や量子テレポート、一時的に出力をブーストさせる爆発モード等様々な機能が搭載されている。
第四世代神殺し装甲
対律者戦を想定し、天命の技術を結集させて造られたハイエンドワンオフモデル。適合者が見つからなければ本部のヘルヘイム実験室最深部にある格納庫に保管される程厳重に扱われている。
- 真紅の騎士・月蝕
HDA-000。空白の鍵をオットーが修復・改造した全ての戦乙女装甲の雛形。所有者:無量塔姫子。プレイグジェムが嵌められている。
- 極騎士・月天
HDA-001。試作型全領域作戦装甲。欠陥が見られたため即座に改造される。
- 極騎士・月燼
HDA-001J。高火力制圧型作戦装甲で、月天の改良型。適合者無し。
- 白騎士・月光
HDA-002。遠距離殲滅型作戦装甲。公的なデータベースには所有者無しとなっているが、オットーがキアナの装甲にこっそり組み込み、ブローニャのハッキングによって開放される。キアナの持ち武器である粒子重砲グングニルの威力は数倍に増強され、更に自動照準ガンマ線攻撃システムを背部に搭載しており、これによる照射によって対集団戦では圧倒的なアドバンテージを誇る。
主な活躍は漫画にて、クローンヴェルトや暴走したデータ空間の帝王級崩壊獣など数々の強敵と対峙した。
- 夜騎士・月骸
HDA-003。ステルス型潜入作戦装甲。所有者不明。
- 血騎士・月煌
HDA-004。外装型崩壊エネルギーアクティブ化装甲、所有者:テレサ・アポカリプス。初めからテレサ専用に造られており、体内に組み込まれた崩壊獣因子を段階的に開放する。
- 暮光騎士・月煌
HDA-004改。ネゲントロピーのアインシュタインによって血騎士・月煌のリミッターを解除した上に、融合戦士の活性化因子を追加したことにより、己の力を限界まで引き出すことが可能となった。
髪型と作中に言ったセリフ的に別世界の並行同位体はこの姿のテレサをベースにしていると思われる。
- 蒼騎士・月魂
HDA-005。粒子流発散特化装甲、所有者:リタ・ロスヴァイセ。背後に搭載された粒子流発散装置を起動させることで、新月粒子を散布。周囲の熱を奪い極寒領域を形成する。一定濃縮された新月粒子は人型の幻影「白銀の月」となり、これを操り、戦闘の参加や攻撃の補助を行う。
- 影騎士・月輪
HDA-006。高機動型接近戦特化装甲、所有者:フカ。遠距離武装が一切搭載されていない代わりに機動性抜群な装甲。単身で飛行が可能であり、第7章でもベナレス相手に空中戦を繰り広げていた。
更に、第三世代装甲に搭載されていた爆発モードを更に発展させた「月食形態」が存在し、一定時間の間、性能が大幅に向上される。
- 輝騎士・月魄
HDA-007。戦術独立駆動装甲、所有者:デュランダル。これまで制作された装甲を全て統合させたオールラウンダーな性能のものを作ろうとしたが、難航。一時期は開発放置までされるも、他部署に移りなんとか完成。
ゲーム内モーションだけでも背後に召喚される人型幻影「キング」と「クイーン」に単独飛行などが確認された。しかし性能を詰め込みすぎた結果、デュランダル以外扱えない代物となってしまった。
- 玉騎士・月痕
ナンバリング不明。速度増幅装甲、所有者:李素裳。識の律者による天命本部破壊をうけ、目覚めさせられた素裳に対し、オットーがプレゼントのために造った専用装備。太虚剣気との使用が前提されており、共に使用することで剣速や機敏性の向上が図られている。
- 戦騎士・月兎
HDA-00X。混合駆動型創造形成装甲。開発中に神殺し装甲の開発計画が中断され、未完成。名前や機能から、ブローニャが適合すると思われるが、真相は不明。
余談
- 前文明と現文明では律者コアの構造が異なるため同じ作り方で現代で発生した律者コアを使った武器は作れない。公式漫画の解説にて焼鳥先生(?)が空の律者を「次の神の鍵はお前だぜ~」と脅していたため現代の律者コアを用いた武装は作れないことは無いだろうが、劇中では一切やらなかった。
- それぞれの神の鍵は、律者が扱えばかなり手に馴染むとのこと。劇中でも雷電芽衣が浄罪七雷を使いこなしたり、前文明の死の律者の意識体だと思われる黒ゼーレが、黒淵白花を持ち主であるデュランダルよりも巧みに扱い、ブローニャに治癒を施したりしていた。
崩壊学園では
作中には「神の鍵」という単語自体無い。が、「誓約の十字架」や「黒淵白花」といった同様の名称・形状・効能の武器が登場する。
しかしロストテクノロジーではなく何らかの原因により量産化が不可能だったり、再現性が無い当世で作られたワンオフの聖遺物であるため、3rdのそれとは似て非なるものである。
別世界の「神の鍵」と呼べるもの
黄泉の故郷である出雲国にて、神を素材に鍛え上げた14の刀が、神の鍵と同じような経緯で造られた。該当する数字と能力も、こちらの律者とそのナンバリングと一致している。また、3rdとは違い「始」と「終」の刀が形あるものとして存在している。