概説
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊3rd』に登場する敵。
第十二律者。崩壊によって文明がリセットされ、第十一律者が討伐される度に繰り返し降臨していたと思われるが、作品内で言及および登場したのは前文明と現文明の2体のみ。
前文明
火を追う蛾に所属するサクラの妹、リンを宿主として降臨。異常な崩壊エネルギーが検出されたが、崩壊の意思による人類への憎悪や特殊能力などは確認されなかった。安全のため基地の地下深くに隔離されたが、今までの律者による被害を経験した人類はその恐怖心から許可無くリンを殺害。律者は宿主の死をトリガーに覚醒、基地内の人間をゾンビ化させた後、ハッキングによって大量の核弾頭を人類がまだ生存している三つの都市へ向けて発射し、世界人口を約3万人にまで減少させた。その後メイ博士の罠に嵌り、崩壊の箱に封印される。
その後本編から500年前、天命組織を離反したカレン・カスラナによって箱が持ち出され、極東の八重村にて村の神社の巫女八重桜の妹、凛を依り代として復活。さらに桜に調伏されたのちも、桜の無念に付け入り憑依して疑似律者として暴走させる。
八重村を壊滅させた後、カレンによって引導を渡された。
現文明
※崩壊3rd本編29〜31章のネタバレを含みます!
最初から実体のない本能だけの存在として誕生。早々に自己の複製を行った事で二体となり、現実にいた個体はすぐ討伐されたが、古の楽園に入り込み一体化を始めた個体はエリシアを喰らって存在をコピー。同時に楽園への愛を学んだ事でその破壊を惜しみ始め、自らが彼女となることで楽園を永遠にしようと考える。
見た目と服装はエリシアと瓜二つだが、髪は青みがかった銀髪に赤い瞳であるなど、エリシアと対になるカラーリングをしている。
声も元と同じで、最初は声のトーンや言動をエリシアに似せていたが、芽衣や他の十三英傑に否定され続けると低音かつ冷酷な口調になり、徐々に楽園を侵蝕していく。
最後は楽園の皆の想いを受け取り復活したエリシアと戦闘、一時は追い詰めるがエリシアは十三英傑全員を復活、その後古の楽園ごと消滅させられた。