※警告※
この記事は『崩壊3rd』ストーリーに関連する重大なネタバレを含みます!!
「ブローニャは、自分の“道”を見つけました」
概説
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊3rd』のブローニャ・ザイチクの変身形態。
量子の海の果てで、自分の生きる意義を見出して引き寄せた奇跡の大転身。
第一律者「ヴェルト」
元来、第一律者は反天命組織を掲げる独立組織「ネゲントロピー」の初代盟主ヴェルト・ジョイスだった。
1955年、ベルリンでの第一次崩壊で律者となったジョイスは、天命組織のやり方に疑念が拭えなくなり、本来はアメリカの研究支部だった場所を独立させ、「ネゲントロピー」として「崩壊との共存」を目指し、天命組織と対立していく。
しかしジョイスが天命組織との抗争で倒れ、その意志はヴェルト・ヨウへと律者コアとともに引き継がれた。
ところがそのヨウも、一年前アインシュタインとマリアナ海溝で発見した「海淵の目」と呼ばれる異次元の裂け目を調査中、内部の量子世界へと呑まれ消息を絶ってしまった。
ブローニャの生きる道
天命組織本部での「空の律者」との交戦後、組織の極東支部だった聖フレイヤ学園も天命組織本部のやり方に不信感を拭えなくなり、天命本部への離反を決定。
極東域最大の都市「天穹市」で行方不明になったキアナの手がかりを追った聖フレイヤ学園だったが、天命本部の介入に抗するには力不足で、手に入れた手がかりもあっさり奪われてしまう。
そのタイミングでネゲントロピーの急進派であるカカリアが同盟を持ち掛け、「このままじゃ負け続ける」という言葉に同意せざるを得なかった一行は渋々提案を承諾。天命組織本部の介入を避けるべく、二手に分かれてマリアナ海溝にある旧文明遺跡「海淵城」で落ち合うこととなった。
そこには崩壊獣との融合手術を受けたブローニャの妹分「アリーン姉妹」が案内人として現れる。
元ネゲントロピーの刺客だったブローニャは、彼女たちとの再会からかつて失った最愛の妹分であるゼーレ・フェレライへ思い馳せ始める。
一方でカカリアは交渉材料として、かつて天命から奪った風の律者コア「デザイアジェム」の存在をほのめかしていた。……にもかかわらず、律者コアを海淵城の深奥にある「海淵の目」へと“うっかり”落としてしまったと嘯き、聖フレイヤの一同は火中の栗を拾わされることになる。
だがその裏で、暗部組織「ヨルムンガンド」のエージェントである灰蛇が暗躍を始め、自分らの盟主「蛇」の復活のために、かつて「海淵の目」に入った経験のあるアインシュタインを闇討ちし、重体に追い込む。アインシュタインの危機を知らず聖フレイヤの一同は海淵の目への潜行の時を待っていたが、海淵城を周囲に夥しい数の崩壊獣が終結し、同時に「海淵の目」が活性化。
追い打ちをかけるように、量子の海の怪物「トラロック」が現実世界に出現する。
一度はトラロックを撤退させるも状況は混沌を極めていく。その中でブローニャは乾坤一擲の策として、自身の量子化能力を利用して海淵の目へと飛び込んだ。その先には、1年前に「蛇」の復活を阻止せんと孤軍奮闘するも敗北したヴェルト・ヨウが、「蛇」の復活を妨害するため自身の存在を対価に作り上げた障壁である「迷宮」に辿り着く。
ヴェルト分身である少年「ヨアヒム」の導きで迷宮の試練に挑み、その先でゼーレと再会する。しかし再会の喜びに浸る間もなく、ブローニャはゼーレを量子の海から現実に返すべく、試練を進めていく。同時に試練が見せる可能性を追体験することで、学園入学から問い続けてきた「自己存在の定義」について徐々に答えを導き出し始める。
全ての試練を終えて律者コアの下へ辿り着くブローニャだったが、同時に「蛇」にそそのかされた「裏人格のゼーレ」に阻まれ、ブローニャは意識の淵へと落ちていく。
だが超えた試練の先に得た『答え』を思い出し、意識の淵から再びゼーレの下へ舞い戻り、裏人格を跳ねのけて「蛇」と手を切るよう説得を試みる。
説得に成功した直後、撃退したはずのトラロックが再来し、ゼーレはそのまま量子の海の潮に呑まれて消えてしまった。
トラロックの猛追を凌ぎ、ようやく「律者コア」に辿り着くブローニャ。しかしそれを邪魔するように、トラロックの触手がブローニャを締め上げ、ブローニャを意識の淵へと沈めていく。
その一瞬、ブローニャは落ちていく自分に手を伸ばすゼーレの気配を感じ取った。
その導きに従い覚醒すると、ヴェルトの託した「律者コア」とブローニャが共鳴し……
「ゼーレ、今会いに行きます――」
律者コアはブローニャをヴェルトの後継者と認定。
ブローニャと重装ウサギ19Cは、第一律者の「創造」力とブローニャの「再構築」の力を受け、ブローニャの思う最強の姿へと変貌した。
迫りくるトラロックを前に、律者の力を以って圧倒するブローニャ。
その勢いのまま、ゼーレの眠る量子の海の深淵を目指し深く潜っていった。
能力
構造を知る物体ならば、如何なるものでも生み出せる「創造の力」を有する。
それは無から有の発生という、質量保存の法則さえ無視できる強力無比なもので、空想の産物であろうと構造さえ正確に認識できるなら、どんなものでも即時構築して召喚できる。
ヴェルト・ジョイスとヴェルト・ヨウは、この力で「神の鍵」エデンの星を召喚して重力を操り、強大な崩壊獣とさえ一対一で渡り合うほどの力を見せる。
ブローニャの場合は、自身の物質再構築の能力も合わせることで、重装ウサギ19Cを「自分が思う最強の形」に製造しなおし、強力無比なオールレンジ攻撃とバイクモードへの変形での突進で戦場を突破する。
なお第一律者は、「律者コア」にベルリン崩壊の犠牲者の無念が結集したことで「崩壊の意思」を撥ね退けており、本来あるべき人格の上書きが発生しない。
よって律者の中では、極めて稀な「人類に味方する律者」でもある。
ゲーム上での性能
ver.3.3から登場。
機械属性のS級戦乙女として実装された。
攻撃は氷元素タイプ。
「次元限界突破」の【霊魂覚醒キャラクター】であり、一部のスキルレベルが同期している。
定期的に開催される期間限定のみの補給対象だったが、2021年3月更新のver.4.6より基地補給での恒常入手が可能になり、さらに2022年8月更新のver.5.5より戦場ショップでの交換が開始され、これまで以上に入手難度が低くなった。
これまでのブローニャとは違い、重装ウサギ19Cでの接近格闘戦での戦いを展開する。
そのためコンボが組みやすくEPゲージもモリモリ溜まるので、必殺技もこれまで以上に出しやすい。
最大4本ストック可能な「構築エネルギー」ゲージが存在し、攻撃ボタン長押しで重装ウサギの片部キャノンからドリル型のエネルギー弾を発射し、これまで通りに遠距離攻撃も可能。
構築エネルギーも通常コンボ2ルーツで満タンになるので、攻め手には困らない。
更に必殺技では重装ウサギをバイクモードに変形させ、空中からオールレンジ攻撃を仕掛けながら突撃し、一定時間の間、戦場を疾走しつつ目標を一網打尽にしていく。
構築エネルギーが貯まっていれば、ボタン長押しでその場で急旋回し相手を引き潰す。変形中のゲージは通常攻撃でのオールレンジレーザーで回復するほか、敵の攻撃を寸前で躱す「極限回避」で大幅にリチャージできる。
登場以来、機械元素キャラのトップアタッカーの一角を担う強力な性能を維持している。
特に機械&氷元素は、八重桜の「御神装・勿忘」と本キャラカードの2体しかいないため、ゲットした時点で即戦力としての価値があり、通常のプレイはもちろん、協力プレイやランカー狙いでも主力アタッカーとして目を見張る活躍が期待できる。
ただこれまでのブローニャとは違い、サポート技能はリーダー効果「プロトコル」による元素ダメージ増加くらいしか目立つものはないため、専らアタッカーとして据えての運用となる。
武装も大砲のままなので、火力を出したければ純粋に威力の高いものを装備させる必要がある。もっとも「曜日クエスト」やサブシナリオ「編年史」で、強力な無課金武器をゲットできるため、この点はあまり苦労しない。
聖痕については、氷元素系の聖痕「スコット」が無課金かつ製造可能な中級聖痕として同時実装され、モチーフ聖痕の「ヴェルト・ヨウ」セットがなくとも問題なく戦える。
なお空の律者と違い、Sランク時点で既に戦力として必要な大半の能力が備わっているため、無理にSSランクを目指す必要が無いのもポイント。
ブローニャは艦長のお財布にも優しかった。
性格
人格の上書きがないため、これまでのブローニャと大きな差はない。
ただゼーレへの思い、これまで自分を支えてくれた人々への感謝、そしてそれを護りたいという強い意志を得たため、セリフ全体が勇ましく決意に満ちたものへと変化している。
関連人物
最愛の妹分。
この姿は彼女に会うべく、ヴェルトから託された力で勝ち取ったもの。
ヴェルト・ヨウ
ネゲントロピーの現盟主。今世における2代目第一律者。
異次元空間「量子の海」でブローニャを導き、彼女に「生きる道」の意味を問い、またその答えを促した。
ブローニャにとって大事な恩人。
ゼーレ救出後、コアはブローニャの手で返還されたが、ヴェルトの意思でしばらくブローニャが預かることになる。
ブローニャによる救出劇の裏で、密かにブローニャを扇動して暗躍していた存在。
その正体は、かつてヴェルト・ヨウが「海淵の目」で発見し、目の封印の決定づけた要因である前文明の戦士。
ゼーレの救出に乗じて自らも復活し、自身の理想とする人類救済のために活動を再開する。
関連タグ
- 仮面ライダー555
- 「本来は敵対する存在」「生きる意味に苦悩しその先で戦う意味を悟る」「バイクに変形するロボット」など、偶然ながらも共通項がある。
- その時不思議なことが起こった
- ストーリーが割と超展開気味だったことに加え、元ネタ同様に律者覚醒からスタッフ渾身のアニメムービーもあって、ネタ元さながらのかなりの胸熱展開が拝める。