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ウルフオルフェノク

うるふおるふぇのく

ウルフオルフェノクとは『仮面ライダー555』に登場するオルフェノク(怪人)の一種である。
目次 [非表示]

⚠️物語の重大なネタバレ注意⚠️








































澤田。俺はお前を倒す・・・ラッキークローバーに入る為に・・・・・・うあぁぁあアアァァァ!」


データ編集

身長209.0cm(疾走態では「不明」)
体重128.0kg(疾走態では「不明」)
特色/力強靭な脚力、全身にある刃のような突起(疾走態では「狼の後ろ足のような脚、機敏な動き」)

※「疾走態」は現在「仮面ライダー図鑑」にて激情態の名で呼ばれているが、メディアによっては「疾走態」と表記されているため、当項目では「疾走態」表記に統一する。

(例として、『仮面ライダー平成vol.4 仮面ライダー555』p.10では「疾走態」と表記されている。)


概要編集

の特質を備えたオルフェノクにして、仮面ライダー555』の主人公・乾巧の正体。

TV本編における初登場は第34話だが、それに先駆けて『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』に登場している。


巧は幼少時に事故で1度死亡しており、その際オルフェノクに覚醒している。

そのため、巧は物語開始以前からオルフェノクに変身できる。

これは唐突な超展開や後付け設定・テコ入れという訳ではなく、「企画の初期段階から決まっていた」と公式で明言されている。

巧が第1話で現れたオルフェノクに対し特別驚いた様子を見せていない(=オルフェノクについて既に知っていた。これも前述リンク先参照)、ファイズ自体オルフェノクの「記号」持ちかオルフェノクそのものでないと変身できない、等と物語序盤から伏線が張られており、巧が普通の人間でないことは視聴者に示唆されていた。

劇中でも巧は己の正体を自ら進んで語ろうとはせず、ライダーズギアを奪われて変身が出来ない場合等の苦肉の手段として変身している。また、ファイズギアを手に入れる前はウルフオルフェノクに変身してオルフェノクと戦っていた事も明かされている。

いわゆる、主人公が怪人と同質の存在である仮面ライダーの基本ギミックを非常に強く取り入れた存在である。

ちなみに小説版『異形の花々』では巧の死因は火事という設定になっており、猫舌はその時のトラウマによるものであることが示唆されている。


容姿編集

剣のような鋭い突起(『仮面ライダー555超全集 下巻』p.15より。テレ朝版公式サイトでは「剃刀の切れ味を誇る刃」と表記。)と体毛で覆われた身体が特徴。

頭部には狼の顔のような意匠が施されており、もう一つの顔のようにも見える。


能力編集

オリジナルだけあって強く、時速300kmと狼さながらの俊敏な動きと高いジャンプ力を誇り、全身から生えた剣のような鋭い突起で敵を斬りつける。暗闇でも見える眼を備え、暗闇から襲い掛かるメリケンサックでの奇襲攻撃も得意とする。そのパンチ力たるや、スロースオルフェノクをパンチ1発で灰化させてしまうほど。小説『異形の花々』では噛みつき攻撃を披露していた。

身体中の鋭い突起を伸ばして相手に突き刺し、使徒再生を行うとされる。但し劇中では使っていない。

TVシリーズでは下半身が着ぐるみで描写されていたが、初出となった劇場版では下半身がバネのように逆関節で狼に似た形状に発達した姿がCGで描写されており、木場勇治/仮面ライダーオーガと戦い変身を解除させている。より生物に近い雰囲気となっているほか、体を覆う刃の数が通常のウルフオルフェノクよりも増えている。

この劇場版に登場した姿は後年フィギュア等で疾走態と呼ばれ、TVシリーズに登場した姿と区別されるようになった。


仮面ライダーディケイド編集

ファイズの世界」において仮面ライダーファイズに変身する男子高校生尾上タクミの正体として登場。

ガールフレンドの友田由里がオルフェノクを嫌っているため、正体をひた隠しにしていた。

しかし、ファイズギアを奪われた状態で由里がタイガーオルフェノクに襲われたため、彼女を救うためなりふり構わずウルフオルフェノクに変身した。

その後についてはファイズの世界の項目を参照。

なお外見は『555』に登場したものと若干異なっており、よく見ると右手に填められていたメリケンサックが無かったり、狼の目の色が変わっていたりする(目に関しては経年劣化であろうが、メリケンサックの有無はタクミの優しさを表しているのかもしれない。)


シティウォーズ編集

8月のシティウォーズフェスにてまさかの参戦。BCとして登場する為ファイズの姿から直接変貌する。

通常攻撃では爪の斬撃や拳のメリケンサック、キックによる打撃を行う。踏み込みも深くリーチも広いためファイズのBCではトップクラスの使いやすさを誇る。

必殺技は「ウルフザリッパー」。疾走態へと変身し、敵の懐に飛び込み斬撃を放つ。


演じた人物編集

映像作品編集

ゲーム編集


余談編集

正義(555もしくは巧)と悪(オルフェノク)との間で苦しむという意味では、オルフェノクが他作品の怪人をモチーフにしている(ラッキークローバーの初期メンバー4人が『キカイダー01』に登場したハカイダー四人衆をモチーフにしているなど)という点をふまえ、『人造人間キカイダー』における不完全な良心回路を持つ、ゴールドウルフがモチーフでは、とする意見もあるが、公式から明言されたわけではない。


デザイン担当の篠原保は、いかなるオルフェノクもファイズに変身可能な中で、ライダー作品における主人公たらしめる理由として巧をバッタのオルフェノクにすることを白倉Pに提案したが、巧の性格や外見や行動と同様、狼に変更となった。頭部はオフロードヘルメットをベースに、体毛に見立てた体中の刃によって他を寄せ付けぬ雰囲気を出し、内なる優しさや繊細さの表れとして背中から尻尾にかけて白く柔らかい毛が少しだけ見えている(『完全超悪』p.143)。


メディアの登場した当初は設定的に形態を区別することがなかったため、東映の監修が入った対戦型トレーディングカードゲーム「レンジャーズストライク クロスギャザー」においても、劇場版の姿が「ウルフオルフェノク」名義で収録されている(他のオルフェノクは「魔人態」や「格闘態」など形態の名称が付けられている)

後年になって劇場版に登場した姿にフィギュア等で呼び名が与えられ、改めて形態の区別がされるようになったが、ウルフオルフェノク自体は劇中で形態変化を行ったことは一度もない。

「バトルスピリッツ」では、劇場版の姿を「ウルフオルフェノク 疾走態」として収録している。


関連タグ編集

仮面ライダー555 乾巧 オルフェノク オオカミ

主人公善玉怪人


スコルピオワーム:正体を隠して戦っていた仮面ライダー。彼も自分と同じ怪人を滅ぼす事を成し遂げている。


ガルル脚本家が同じ作品の狼がモチーフの善玉怪人。変身者ライダーに変身する点やスーツアクターも同じ。


ビャッコインベス主人公怪人に変貌してしまった姿、別の人物が変身した主役ライダーと交戦した、怪人に勧誘されかける、人間と怪人の間で苦悩しながらも人間として戦い続ける事を決意した、スーツアクターが同じといった共通点がある。


仮面ライダーロポ元号4作目の狼がモチーフの戦士。


外部リンク編集

Web archive「仮面ライダー555」公式サイト ウルフオルフェノク:通常形態の解説。「格闘態」と記されている。


ウルフオルフェノク | 仮面ライダー図鑑 | 東映

ウルフオルフェノク 激情態 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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