「生きていきたいんです、人間として……」
データ
格闘態
身長 | 203.0cm |
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体重 | 112.0kg |
特色/力 | オルフェノクエネルギーを放つ光の翼 |
登場話:第3話「王の眠り」~第44話「最後のメール」
激情態
身長 | 208.0cm |
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体重 | 117.0kg |
特色/力 | 激情飛翔態への変化、毒の弓矢 |
概要
『仮面ライダー555』に登場する、鶴の特質を備えたオルフェノク。
陸橋の階段から転落して死亡してオルフェノクに覚醒した長田結花が変化する、オリジナルの個体である。
人間態でも高感度の聴覚や高いジャンプ力を有する。
時速480kmで空を自在に飛び、その素早い動きによる残像効果で敵を幻惑する。
口部からは超高周波を発して敵を焼殺することが可能で、戦闘力にも長けている他ネックフェザーと呼ばれる羽根を撒き散らして身を隠す技を持つ。
また、超高度や密閉空間でも呼吸できる強い肺を持っているとされる。
使徒再生の際には光の翼を展開し、対象の内臓を切り裂いて焼き尽くす。
オルフェノクとの戦いよりも専ら人間に対して使用された能力で自分を陰湿ないじめに追い込んだ義妹の長田道子とその仲間を、乾巧を庇おうとした際には不良グループを灰化させている。
最終的にはオルフェノク研究所での実験体として捕獲された所をクラブオルフェノクに助けられるが、過酷な実験によって身体が限界を迎えていたために変身能力を失ってしまい、最期はロブスターオルフェノクに始末される形で生涯を終えた……。
形態変化
いずれも『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』にのみ登場。
激情態
感情の昂りによって到達する形態。
格闘態より人間の女性に近づいた、あるいは天使を思わせるようなデザインになっている。
スチール写真などでは毒矢を放つ弓矢を構えているが、劇中では未使用。
劇場版の結花は本編より逞しい性格になっていたことを踏まえると、トラウマを吹っ切ったことでこの形態になったものと推測できる。
飛翔態(激情飛翔態)
激情態がさらに、下半身をハルピュイアのように変化させた形態。飛行速度は530kmで、翼そのものを武器として振るう。
ホースオルフェノクとスネークオルフェノクと共闘しての3人がかりとはいえ、並のオルフェノクでは手も足も出なかった仮面ライダーサイガにもダメージを与えられるほど戦闘力は本編より高くなっている。
最期はエラスモテリウムオルフェノク激情態と交戦するもそのパワーには及ばず、愛する海堂直也/スネークオルフェノクを庇ったことで致命傷を受け、海堂と共に敗死した……。
ゲーム
PS2『仮面ライダー555』
プレイアブルキャラクターとして参戦。
必殺技は翼を広げて飛翔し、敵を翼で挟み切るタイプと翼を広げて回転斬りを行うタイプを披露。
TCG『レンジャーズストライク』
格闘態と激情態が登場。
TCG『バトルスピリッツ』
格闘態と激情態が登場。
演じた人物
映像作品
俳優 | 作品 |
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加藤美佳 | 『仮面ライダー555』 |
『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 | |
スーツアクター | 作品 |
永瀬尚希 | 『仮面ライダー555』 |
『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 | |
水谷健 | 『仮面ライダー555』第15、29話 |
ゲーム
立体化
メインキャラであるため、歴代女性怪人の中でもかなり商品化の機会に恵まれている。
ソフビ
「ライダー怪人シリーズ」
ボーイズトイ。2003年に「ライダー怪人シリーズ05」として発売された。初の立体化である。
食玩「プレイヒーロー」
「プレイヒーロー2 仮面ライダーファイズ 05 クレインオルフェノク」としてラインナップ。
フックトイ「ツインヒーロー」
ポピーから「仮面ライダーファイズ ツインヒーロー パート3」として、仮面ライダーファイズ アクセルフォームとのセットで販売された。
食玩「HG仮面ライダーソフビ道」
2004年に「HG仮面ライダーソフビ道 -EPISODE:4- TURN UP BLADE編」にて激情態がラインナップされた。
カプセルトイ「仮面ライダーソフビコレクション」
2004年3月下旬発売の「仮面ライダーソフビコレクション10」にて、SD化された通常版がラインナップされた。
スタチューフィギュア
カプセルトイ「HGシリーズ」
2004年10月下旬発売の「HGシリーズ 仮面ライダー29~Jの名を持つ者編~」にラインナップされた。
「ART WORKS MONSTERS」
2005年12月上旬にメガハウスから発売。制作にあたり、デザイナーの篠原保が協力している。
余談
繊細で響きのいい鳥種としてツルがモチーフに採用され、「内罰的な傾向ゆえに悪いことが出来ないだろう」という思いから体の線は内側に入り込むように流し、口にはギャグボールを噛ませたデザインとなった。激情態ではそういう枷を全て外したデザインとなっている(『完全超悪』p.142)。
そのため、よく見てみると頭部のデザインはあまり大きく変化していない。