「Give me the Belt. (ベルトをよこせ)」
「Good to see you, guys. Taking care of all of you...is also a part of my job.(やぁ諸君。君達の相手をするのも、僕の仕事でね。)」
『Standing by』
「Henshin!(変身!)」
『Complete』
「Let the game begin.(さあ、ゲームを始めようか。)」
CV:ピーター・ホー
スーツアクター:永瀬尚希
変身者
・レオ
概要
『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』に登場する劇場版限定ライダー。上級オルフェノクのレオが帝王のベルトの1つである「天のベルト」サイガドライバーを使用して変身する。
変身コードは「315」。ギリシア文字のΨ(プサイ)の形状をしたマスクが特徴的で、流動経路は青色のフォトンストリームVer.2。
『仮面ライダー555』唯一の白スーツライダーで、史上初の外国人ライダー。「変身」の掛け声以外は英語で話す。
劇中ではオルフェノクとしての姿は明かされていないが、前日譚を描いた二次創作ジオラマノベルの『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』ではライオトルーパーで構成されたSWAT部隊隊長と同じライオンオルフェノクとされている。
『555』に登場する仮面ライダーは変身者が複数人いるのが特徴とも言えるが、サイガの変身者のみ他作品での登場を含めてもレオただ一人である。
スペック
身長 | 193cm |
---|---|
体重 | 98kg(フライングアタッカー未装着時)→ 135kg(フライングアタッカー装着時) |
パンチ力 | 3.5t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | ひと跳び40m |
走力 | 100mを5.5秒 |
視力 | スカイハイ・ファインダーの機能により、4000m上空から米粒を視認できる |
飛行速度 | 高度5000mまで最高時速820kmまで飛行可能 |
身体能力はオーガに劣るものの非常に高いスペックを持ち、カンフーの達人でもあるレオがベルトの力を使いこなしている事もあって身軽な格闘や後述のフライングアタッカーを駆使した軽快な戦闘が得意。又、3人のオルフェノクに囲まれても圧倒するなど高い戦闘力をほこる。
防御力を発揮する鎧の材質は、これまでに登場したライダーズギアに使われていたソルメタルから一転、ルナメタルが使われている(黄色と銀色の彼ではない)。
最大の特徴はバックパック「フライングアタッカー」による飛行能力。屋外での戦闘ではほぼ無敵であり、上空からの銃撃で人間解放軍達を制圧した。反面、狭い場所での戦闘は強みを活かせないため不向きであり、アタッカーを外す必要がある。
活躍
スマートブレイン社長である村上峡児の用心棒として活躍。木場勇治達を迎え入れようとする村上の方針に反発したオルフェノク達を反逆者として(かつサイガギアの宣伝のため)一方的に抹殺、帝王のベルトの異名にふさわしいその脅威の力を見せつける。
人間解放軍の拠点襲撃作戦の参加時は仮面ライダーカイザを圧倒し、飛行能力によって難なく撃破。変身が解除し、満身創痍で地に這いつくばった草加雅人にオルフェノクの使徒再生の力でとどめを刺した。しかし、ホースオルフェノクやクレインオルフェノクの反撃にあい、スネークオルフェノクの搭乗したサイドバッシャーのミサイル攻撃を受け撤退する(なお上記の台詞は3人がカイザギアを回収した菊池啓太郎と真理を庇おうとレオの前に立ちふさがったときに放ったもの)。
園田真理の公開処刑時はスタジアムに突入してきた乾巧の変身する仮面ライダーファイズと交戦。カイザを倒した時と同じようにスカイフォールを繰り出すもフォンブラスターで攻撃されて怯み、間一髪で不発に終わる。
「Either you…or me.(勝負といこうか)」
その後アクセルフォームにフォームチェンジしたファイズとの高速バトルに突入するが、スタジアムの狭い外周通路の戦いに展開したために高く飛べず、天井を駆けるファイズの一撃でフライングアタッカーを破壊され、飛行能力を封じられる。
地上戦への移行を余儀なくされたことでアタッカーをパージしてトンファーモードを起動し、アクセルを解除したファイズを相手に優勢を保ちつつ再びスタジアム内へと戻りながら戦いを繰り広げる。
最期はサイガスラッシュを発動させてファイズに斬りかかるも、土壇場で真理から投げ渡されたファイズエッジを起動させたファイズのスパークルカットによって胴を横薙ぎに一閃され、青い炎を上げてサイガギアもろとも灰化、死亡した。
この必殺技発動までの一連の流れは非常に人気が高く、ライダー映画でも屈指の名シーンとして挙げるファンは多い。
必殺技
コバルトスマッシュとスカイインパクトについては設定上ツール無しで発動でき、フライングアタッカーによる飛行、上昇が必要。
劇中未使用の技は「CSM サイガドライバー」にて効果音が初めて収録された。そちらでの仕様はエクシードチャージからの発動となっている。
サイガスラッシュ
エクシードチャージしたトンファーエッジによって敵を切り裂く必殺技。
コバルトスマッシュ
ファイズのクリムゾンスマッシュと同系統のライダーキック。劇中未使用(なお、サイガギアにファイズポインターなどのマーカー武器は存在しない)。
破壊力は34t。
スカイインパクト
グランインパクトと同系統の技。劇中未使用。
フライングアタッカーによる超加速から放たれるライダーパンチ。
破壊力は5.2t。
スカイフォール
エクシードチャージ無しの必殺技。
相手を掴んだままフライングアタッカーで上昇し、上下逆さの状態で急降下して敵を地面等に激突させる。自身は激突寸前に敵を放して離脱する。
「スカイフォール」という技名はデータカードダス『ガンバレジェンズ』にて初めて命名されたものであり、実に20年近くもの年月を経て初めて技名が判明した。
『仮面ライダーディケイド』
第1話
光夏海の夢の中で、空を飛行している姿が確認できる。
第17話
「It's showtime!」「Let's Enjoy! Come on!」
「カブトの世界」で登場。
仮面ライダーイクサと共に仮面ライダーディエンドに召喚され、仮面ライダーカブトに襲い掛かった。空のライダー繋がりから召喚されたと思われる。ちなみにこの時のサイガも原典同様に英語で喋っていたが、何故かやたらとハイテンションだった。
『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ』
5弾より『555』勢の登場と合わせて参戦。公開された5弾のPVに突如として登場しファンの度肝を抜いた。参戦に合わせて同弾のファイズやカイザの高レアは『パラダイス・ロスト』仕様となっている(そのためか、同時に参戦した仮面ライダーデルタ(三原修二)は本人ボイス実装のタイミングであったにもかかわらず低レア登場となった)。
仮面ライダーバトルシリーズ全体でも初の参戦である。『ガンバレジェンズ』稼働1年目は基本的に味方ライダーが優先的に参戦する傾向があり(『仮面ライダー龍騎』から仮面ライダー王蛇より先に仮面ライダーライアが参戦するなど)、ダークライダーの参戦自体が希少だったため同ゲーム初のダークライダーのキャラクターカードとしての登場となった(ただし発送は5弾より遅いが参戦の発表はプレミアムバンダイのグッズに付属した仮面ライダー歌舞鬼の方が早く、劇場版限定ライダーは第1弾時点で仮面ライダースカルが参戦済み)。
必殺技は上記のように草加をバスに叩きつけた技がスカイフォールとして登場。
設定を再現し台詞は全て英語。
演じた人物
俳優 | 作品 |
---|---|
ピーター・ホー | 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 |
声優 | 作品 |
塩野勝美 | 『仮面ライダーディケイド』 |
スーツアクター | 作品 |
永瀬尚希 | 『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 |
『仮面ライダー555』ジャンクション |
余談
- 当初目と胸の色は緑の予定だったが、合成の都合でピンクに近い紫に変更された。
- 空を飛ぶシーンの合成が必要→全身のフォトンストリームver.2が青色のためブルーバックは使えず、必然的にグリーンバック撮影になる→今度は緑が使えなくなる、といった流れ。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダー555 パラダイス・ロスト(仮面ライダー555)
サイガ 315 フライングアタッカー サイガギア レオ(仮面ライダー555)
劇場版限定ライダー サブライダー ダークライダー 怪人ライダー
仮面ライダーザイア、仮面ライダーダイモン:外国人が変身する仮面ライダー。
仮面ライダー滅亡迅雷:数字表記の作品の始終英語を話していたダークライダー。
リュウガ/ファム → オーガ/サイガ → グレイブ/ラルク/ランス