仮面ライダーファイズのエクシードチャージ(必殺技)の一つ。
ちなみにファイズ系ライダーの剣必殺技では唯一、名前にライダー名が付かない。
概要
ファイズエッジから放つ赤い光波で目標を円柱状のフォトンブラッドで拘束後に両断する。
光波は拘束用とはいえ、衝撃で一般車両を破壊するほどの威力を持つ。
TVシリーズではスカラベオルフェノク、アルマジロオルフェノク、オクトパスオルフェノク(アクセルフォームでの戦績は後述)を葬った撃破率の高い必殺技である。
なお、『ディケイド』第1話やガンバライジングの「オートバジン バトルモード」などエクシードチャージなしの単なる斬撃(後者は連続斬り)で敵を撃破する作品もある事から、ファイズエッジの素の威力の高さがうかがえる。
発動モーション
- 右手にファイズエッジを持ってエクシードチャージ完了まで待機。
- 下から斬り上げて光波を放出。光波は地面を沿って相手に到達し、拘束して宙に浮かせる(ゲーム「シティウォーズ」ではこれ自体が攻撃であり、以下の動作は行わない)。
- 拘束した相手に走り寄って移動、眼前でファイズエッジを内側に構える。
- 内側から外側に横薙ぎ一閃、更に下から逆袈裟に斬り上げる。
- 斜めに斬り上げたラインに沿うようにΦのマークが浮かび上がり、敵は灰化して崩れ落ちる。
以上の流れが基本形であり、PS2版でも完全再現されている。
必ずしもこのモーションである必要はなく、劇場版に至っては仮面ライダーサイガのサイガドライバーに押し付けた状態でエクシードチャージ、そのまま切り抜けるという豪快な使い方をしていた(のちにガンバライジングのゲキレツグランプリ第3弾にてメモリアルバーストとして採用)。
勿論クリムゾンスマッシュ同様にアクセルフォームでも使用可能。
ただしスピードが通常の1000倍のため、拘束せずとも敵はほぼ静止しているようなものなので光波の放出は行わない。
ソードフィッシュオルフェノク戦では突きで吹っ飛ばしてからの連続切り、ライオトルーパー戦では複数体をすれ違いざまに切り裂いて倒している。
PS2版では袈裟斬り→左切り上げ→袈裟斬り→逆袈裟→右切り上げ→薙ぎ払い→突き→逆袈裟斬りのコンボ技として描写された。
ファイズの発展型である仮面ライダーネクストファイズもこの技が使用可能(ただし、正式名称は未定)。
『【CSMファイズドライバーNEXT】商品紹介PV』では『パラダイス・リゲインド』に先駆けて使用された。
発動手順はファイズフォン20Plusの機能でファイズエッジをマテリアライズ、エクシードチャージを発動後にファイズエッジを斜めに振り下ろすというもの。
派生作品でのスパークルカット
『仮面ライダーディケイド』ファイズの世界
尾上タクミの変身するファイズが使用し、拘束なしの袈裟斬りでバタフライオルフェノク、ラッキークローバーの一角であるロブスターオルフェノクを倒した(後者はエクシードチャージの音声がない)。
『仮面ライダーウィザード』
クイーンアントロードをすれ違いざまに切り裂いて撃破。
こちらも拘束はなし。
『仮面ライダー4号』
数あるループの中でキックマッハーやグランドストライクと共に放ってチーターカタツムリに致命傷を負わせた他、ヒルカメレオンを撃破。
いずれも拘束なし。
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
エンドロールのイラストで、石ノ森風に書かれたファイズがホースオルフェノク激情態に放っているシーンが描かれている。
『仮面ライダージオウ ファイナルステージ』
グランドジオウに召喚されたファイズが使用した。
ゲームでは
『ガンバライド』
発動モーションが基本形から少し違い、フィニッシュが突きになっている。
『ガンバライジング』
龍玄ファイズアームズ(技名は「龍撃スパークル」)、ゴーストファイズ魂(技名は「スパークルファントムスラッシュ」でスペクターやネクロムも使用)、ゲンムファイズゲーマーレベル2(技名は「クリティカルフォトンスパーク」)、ディケイドファイズ(技名は「カメンライド」)といったレジェンドライダー形態の必殺技に採用されている。