「何者だ、お前?」
CV・人間態:八木正純
登場話:第8話「夢の守り人」
データ
身長 | 207.0cm |
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体重 | 128.0kg |
特色/力 | 全身を覆う鎧のような皮膚、鉄板を貫くサーベル |
(出典:テレ朝版公式サイト、東映公式『仮面ライダー図鑑』より)
概要
『仮面ライダー555』第8話に登場。
コガネムシの特質を備えたオルフェノクで、人間態は眼鏡をかけたビジネスマン風の男性。『仮面ライダー555超全集 上巻』p.46では眼鏡の男表記。
全身が20mmのバルカン砲の至近距離射撃でも全くダメージを受けない程の強固さを誇る鎧の様な皮膚「マーベラスアーマー」で覆われており、特に胸部「マーベラスブレスト」の強靭な筋肉はナイフでも歯が立たない程堅牢。あまりに強大すぎる筋肉は自壊の危険性も孕んでいるため、マーベラスアーマーはそれを押さえつける拘束具の役割も持つ。
肩にある取り外し可能な盾「スカラベガーダー」と20cmの鉄板をも貫くサーベル「スカラーベル」を使った攻防一体となった剣戟を得意としている。目玉も存在し、「決定版仮面ライダー555図解超百科」(講談社)でツリ目であると判明した。また、同書によればパンチ力は2t、キック力は3tほど。頭部の角「スカラベアントラー」は、あらゆる音波や電波をキャッチできる。
一応スマートブレインの管理下に置かれたオルフェノクであるが忠誠心はあまり高くなく、独自にファイズギアを奪還しようと執拗に園田真理を付け狙いストーカー行為を行っていた。
その最中にスマートレディから手を出すなと釘を刺されていたのにも拘わらず、それを無視して真理の尾行をし続け襲おうとした所へ護衛していた乾巧=仮面ライダーファイズと交戦。
自身の能力を最大限に生かして戦闘を有利に進めるが、乱入したオートバジンの一斉射撃を受け状況をひっくり返された上に、オートバジンから『ファイズエッジ』を受けとったファイズの猛攻の前に為す術もなく、最後はスパークルカットで切り裂かれ灰化した。
かくして真里を付け狙ったオルフェノクは、『自らの夢』を持たなくとも『誰かの夢』を守る決意を持った戦士によって討たれたのであった。
派生作品
公園でオックスオルフェノクを倒し油断したファイズに闇討ちを仕掛け、タックルで突き殺そうとするも、突然現れた仮面ライダーカイザのカイザブレイガンで射殺された。
余談
オルフェノクでは珍しく黄土色の体色をしている。
スーツは後にライノセラスビートルオルフェノクに改造された。
デザイン画では肩の盾がスーツより大き目に描かれている。
この辺りからストック用デザインが使われるようになり、叩き出した金属のような質感と、関節部に毛素材を用いるのがテーマであった(『完全超悪』p.45,144)。
ファイズとの戦闘にオートバジンが乱入したのは、スマートレディの制止を無視して独断行動を続けるスカラベオルフェノクをファイズに粛清させるべく、スマートブレインが差し向けたのではという説が存在する。