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村上「君たちは再三の警告にもかかわらず、私の期待を裏切った…。終わりです!」


CV:無し


データ編集

体長15.75m
全高770.0cm
体重14.0t
特色/力規格外の大きさ、巨大な角、鼻腔から発射される針

(出典:『仮面ライダーファイズ超全集 下巻』p.99、東映公式『仮面ライダー図鑑』より)


概要編集

特撮映画『劇場版仮面ライダー555パラダイス・ロスト』に登場する、サイの特質を備えた超大型オルフェノク


この姿は一部のオルフェノクが持つ「激情態」と呼ばれる姿の一つでエラスモテリウムオルフェノクも元はホースオルフェノクなどと同じく二足歩行の人型の姿だったが、人間の心を完全に無くすことで恒常的に獣化形態を維持している(変身前の名残りなのか角の付け根に本来の上半身が確認できる)。

その代償として理性や人格は消失しており、他者のコントロールを一切受け付けずに暴れまわる様は、もはや怪人を通り越して怪獣といってよい。


全長15.75m、全高7.7m、体重14tと恐竜並の体格を持ち、『ファイズ超全集 下巻』p.99によれば、全オルフェノクで最大、最重量を誇るスマートブレイン社の闘犬。

走るスピードは時速200キロ、ジェット機も粉砕するツノ(巨大な角ビーストホーンと両肩部の角バスターダブルホーン)、ダイヤモンドよりも硬い爪が近接戦での戦力となる。実際に威力も凄まじく、誤って観客席に突っ込んだ際には複数体のオルフェノクが灰化している程。

更に鼻腔から放つ光の針は仮面ライダーオーガの装甲すら容易に貫く。

反面、視力は低下してしまったらしく、目を6つに増やす事でかろうじて視力を保っている(出典:「仮面ライダー555図解超百科」)。


劇中ではスマートブレインの切り札として登場。本社に潜入した木場達を圧倒し、結花と海藤を殺害。その後は園田真理の処刑に使用された。

真理を殺すために観客達への被害もお構い無しに暴れ回り、真理を庇い立ちはだかった仮面ライダーオーガに致命傷を与えるも仮面ライダーファイズブラスターフォームのフォトンバスターを受け、消滅した。


桜庭一樹による小説版ではスマートブレインの女性社員が変身する。劇場版のモノより若干小さくなっているらしいとはいえ、このデカブツが複数個体登場するという悪夢のような状況になっており、長田結花もその巨体の犠牲となってしまう。


このように多大なインパクトを持つ巨大怪人だが、『仮面ライダーウィザード』の最終回では残念ながら登場せず。


ライダージェネレーション2』では最初の大型ボスとして登場。


備考編集

モチーフとなった動物は、氷河期に生息していたの一種、エラスモテリウム(ただし、児童書ではサイをモチーフとしている場合もある)。


そのサイに似た姿と色からは人造人間キカイダー最初の敵である「グレイサイキング」を思わせる(後にキカイダーrebootでは本当にデカいグレイサイキングが登場している)。


なお、同時上映作品の『爆竜戦隊アバレンジャーTHEMOVIEアバレサマーはキンキン中!』のラストにて無限の使徒ヴォッファが完成したギガノイドを繰り出そうとするものの、事件が収束した事により登場がお蔵入りになってしまい(よっぽど傑作だったのか)555に出してやるゥゥゥ〜ッッ!!!!!!と叫んでいたことからファンの間ではそのギガノイドの正体がコイツなのでは?と噂されていたが、後年に明かされたデザイン画により、名前がハイドンの交響曲第60番を元ネタにした『うっかり者』であることが確定したために結局『うっかり者』は映像作品に登場させてもらえず、欠番になってしまったようである。


オーダーは前作同様映画用の巨大CG敵。

オルフェノクは人が変化するもののため、体の一部が能力を暴走させて超肥大化したという解釈で、人の姿に戻れないというデザイン上のエクスキューズを加えている。特徴的なシルエットにするため巨大な角をつけた事からエラスモテリウムモチーフを思いつき、角に自我を失った人間態の姿を埋め込んだ。四つ足だが骨格の構成は人間のそれで、頭部や手足以外に動く箇所を増やすため首側面にチェーン状の装飾を付与してデザインされた(『完全超悪』p.145)。


関連タグ編集

仮面ライダー555 オルフェノク

ライダー怪人 化物

エラスモテリウム

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