「トリノイド等という中途半端な物を繰り出すから、アバレスーツのアナザーアース人が出てくるのだ!俺は始めから、スケールデカく行くぞぉ!」(第5話)
概要
創造の使徒ミケラとともに、デズモゾーリャに仕える無限の使徒。
キーボードで音楽を奏でて巨大邪命体「ギガノイド」を造りだすことができる自称・天才。なお、アナザーアースにいる時には代替品としてシンセサイザーを使って物質を合成させ、黎明の使徒リジェに生命の実を転送してもらう事でギガノイドを生み出す(ちなみに最初から生き物だった今中笑里には、メロディを浴びせるだけでギガノイド第6番「巨人」に変化…もとい単なる巨大化を遂げさせた)。
凶悪な外見ながら、人間の女性にチヤホヤされて満悦したり、笑里のスカートの中を見て「見〜えちゃった!」とからかったりと、相棒のミケラ共々(天才と称する割には)俗っぽくとぼけた性格。
ミケラと比較して好不調の波が激しい芸術家気質で、ギガノイドの製作ペースは非常に遅い。制作については波は激しいものの偏屈ではなく、野乃七海の歌う楽曲等アナザーアースの音楽に興味を示し、持ち帰った鉄道模型に興味を示して暴走連結生命体バルギゲニアを作成する等柔軟に取り入れている。
なお(エヴォリアン幹部全体に言えることではあるが)仲間同士での仲は良く、ミケラとはトリノイドをディスるなど張り合う事も少なくはないが、揃ってリジェに対してメロメロになるなど良いコンビである。とはいえやはりミケラ同様デズモゾーリャへの忠誠心が最優先され、苦楽を共にした黎明の使徒リジュエルがデズモゾーリャに乗っ取られてしまった時にはアタフタしながらも見捨てている。
戦闘は苦手な割りに戦闘力は高く、目からはビーム、頭からは触手、リングで縛った相手に電撃を浴びせる「ヴォッファリング」等の技を持つ。
なお、製作が遅い代わりにジャンヌと協力し「子供達のヒーローを模したギガノイドを製作し以前倒されたギガノイドを倒させ信頼を得させたところに街を破壊し子供の夢を踏みにじる」というスーパー戦隊シリーズ屈指の非常に卑劣で悪辣な作戦を展開した事もある(作戦自体はジャンヌが立てたものだが、恐らくヴォッファ自身もこの作戦目的で製作したのだと思われる)。
その為、『スーパー戦隊における悪辣な敵幹部』ではかの大教授ビアスやラディゲに匹敵するレベルで話題になっている(なお、後述もそうだが比較対象はバングレイを除き大半がラスボスクラスであり通常の敵幹部がここまで悪辣だと言われるのはおそらく初である)。
手を組んでいた仲代壬琴のことは組織を事実上乗っ取られた事もあって、あまり良く思っていなかった。
元々ミケラとは同一の存在で、最後は合体させられてデズモヴォーラとなり、アバレンジャーと対決して敗北。「こんなやられ方は芸術的ではない!!」と言ってミケラと揃って消滅した。
余談
声を演じる宇垣氏は、昨年の忍風戦隊ハリケンジャーにて、重力忍者オモ・カルの声を担当していた。
名前の由来はバッハだと思われる。
関連イラスト
関連タグ
大博士リー・ケフレン:17年前の戦隊の同じく楽器で怪人作成を担当する幹部。
プリプリカン:恐竜スーパー戦隊第1作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』における怪人作り担当の先輩。
冥府神ダゴン、ヨゴシマクリタイン、バングレイ、ザミーゴ・デルマ、バラシタラ:後年の戦隊に登場するヴォッファに劣らないレベルで悪辣な敵幹部。実質、ヴォッファの後継者ポジションと言える。