デズモヴォーラ
でずもぼーら
リジュエルに見切りを付けたデズモゾーリャが、最も己に近い原初の姿に戻るべくヴォッファとミケラの体内に潜入し、両者を融合させた上で己の肉体の器とした姿。そっぽを向く様に両肩に付いた2体それぞれの顔が特徴。
デズモゾーリャが乗っ取ったとはいえ、ミケラとヴォッファの意識もキチンと存在しており、創造主であるデズモゾーリャ曰く、「これが2人の本来の姿」らしい。
だが、彼にとってこの身体は最終形態ではなく、真の器としてバクレンオーに乗り移る為の仮の器に過ぎない。それでもマックスフィールドのアバレマックスを圧倒する等、戦闘力は十分過ぎる程高い。戦闘では主に強力な幻覚攻撃と触手による攻撃を繰り出して来る。
劇中ではバクレンオーを器に迎える為、計画の一環として赤い雪を降らせて人間の悪の心を増幅、吸収しようとした。
赤い雪を降らせて人間の悪の心を増幅、暴走させた上で吸収し、そのエネルギーを利用する事で嘗てアバレンジャー達が倒したバクレンオーを邪命体として蘇らせ、壬琴の体から抽出した邪命因子と共に融合し、完全な姿になろうと画策。
雪の発生源となる場所にアバレンジャーがやって来ると、強力な幻覚攻撃と右腕の触手、そして持ち前の攻撃力と防御力で圧倒する。この時、それまで殆ど無敗だったアバレマックスのパワーをも押し返し、止めを刺す所まで追い詰める。
だが、すんでのところでアバレキラーに阻まれてしまい、相手が自身の半身故に不死身で倒せないと知り、止む無くアバレキラーごと邪命体となったバクレンオーと融合しようと試みるも、彼の抵抗によって自身の半身を喪失。バクレンオーも倒されてしまった。
直後に巨大化した状態でキラーオーと戦い、連続攻撃で両肩のミケラとヴォッファを次々に倒された挙句、爆竜必殺デススティンガーを叩き込まれ爆散した。
だが、デズモゾーリャの残留思念は消えておらず、侵略の園にある生命の木と融合。最終形態へと変貌し、アナザーアースへ襲来するのだった……。