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概要
恐竜は怪獣に類似するイメージなどから敵組織でモチーフとなるキャラはいたが、ヒーローのモチーフに用いられる事は少なかった。しかし、ジュウレンジャー以降の作品では物語全体だけでなく単独ロボや変身アイテムにも当てはめられ、今やスーパー戦隊シリーズの定番モチーフの一つとなっている。大人子供問わずに人気が高い恐竜も多く、特に北米での恐竜人気からパワーレンジャーにも好都合とされ、玩具の売り上げも常に安定していると言える。
リュウソウジャー放送前に公開された映画『恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』にて一部の追加戦士を除いた全員が集結し恐竜戦隊ファンを熱狂させた。
恐竜戦隊共通モチーフとして「ティラノサウルス」、「トリケラトプス」、「プテラノドン」の所謂御三家がモチーフに採用されている(騎士竜戦隊リュウソウジャーでは初めてプテラノドンモチーフの戦士は登場しなかったが、ロボットのモチーフとしては登場している)。
共通点
全恐竜系戦隊に共通
ヒーロー関連
- レッドのモチーフはティラノサウルス。
- レッドが単体強化される。
- ティラノレンジャーはアームドティラノレンジャー、アバレッドはアバレマックス、キョウリュウレッドはキョウリュウレッド・カーニバル、リュウソウレッドはマックスリュウソウレッドに強化される。
- ただしアバレンジャーにはアバレモード、キョウリュウジャーにはアームド・オンとメンバー全員への強化形態がある。
- リュウソウジャーには強竜装というスーツの一部のみが変化する強化形態があり騎士竜に認められれば誰でも強化可能。
- レッドと追加戦士・番外戦士の間には何かしらの関係、因縁がある。
- トリケラトプスモチーフのメンバーが在籍。
- 大体高確率でブルー。キョウリュウジャーではピンクが担当。
- ブラックが在籍。
- 初期メンバーの中で女性が紅一点。
- 追加戦士のモチーフが(何故か)恐竜ではない。
- 追加戦士・番外戦士が殉職しやすい。
- 巨大戦力はロボではなく機械生命体。
- 純粋な恐竜モチーフのイエローは未だに登場していない。
- 桃太郎モチーフの戦隊作品に登場する怪人のモチーフ戦隊として選ばれている他、全て巨大化形態になっている。
- 次回作の初期戦士が5人であり、その配色が全作とも、秘密戦隊ゴレンジャーと同じで、いわゆるゴレンジャーカラーとなっている。
敵関連
- 敵組織はどれも宇宙からやって来た存在。
- 敵に意志を持つ鎧がいる。
- 組織の構成員に怪人作りを担当する幹部がいる。
- 敵組織が全滅しない。
- 敵組織の中で必ず1人か、2人はTV本編終了後も生存している構成員がおり、そのほとんどは最終決戦後、戦隊側と和解している(場合によっては協力関係になり共に戦うこともある)。
3戦隊のみに共通
ジュウレンジャー以外共通
- 1号ロボが3体合体。
- ジュウレンジャーの大獣神のみ5体合体。
- EDにダンスがある。
- 『アバレンジャー』のTVシリーズではバーミア兵のみが踊るが、劇場版・OVAでは主要登場人物が踊る。
- スーパー戦隊レジェンドウォーズでの属性がシゼン。
- ジュウレンジャーは神の戦士でもあるためかシンピに位置する。
- OP主題歌が太鼓の達人に収録されている。
アバレンジャー以外共通
- 紅一点の女性戦士がピンク。
- アバレンジャーのみイエロー。
- 前戦隊の主軸となるストーリーが重め(所々ギャグやコミカルなシーンもあるが)。
- 公式で漢字表記が存在する。
- ジュウレンジャー→獣連者
- キョウリュウジャー→強竜者
- リュウソウジャー→竜装者。
- 合体時のコードが五星戦隊ダイレンジャー以降では恒例の「〇〇戦隊の〇〇+合体!!」ではない。
- ジュウレンジャーは「発動!大獣神」
- キョウリュウジャーは「カミツキ合体!」
- リュウソウジャーは「竜装合体!」
- アバレンジャーのみ多くの戦隊と同じく戦隊の前フレーズを取った「爆竜合体!」
- 生身アクションが多め。
- ジュウレンジャーは平成初期の戦隊という理由もあるが、レッドを演じた俳優がジャパンアクションクラブ(現ジャパンアクションエンタープライズ)出身。また過去に別の特撮作品に出演した俳優がいたりとアクション重視だった。
- キョウリュウジャーとリュウソウジャーは話の多くに坂本監督が携わっているため。
キョウリュウジャー以外共通
- トリケラトプスモチーフの戦士カラーがブルー。
- 戦隊サイドの準レギュラーに高齢キャラがいる。
- 脚本に荒川稔久氏が参加している。
- アバレンジャーはメイン、ジュウレンジャー・リュウソウジャーはサブで参加している。
リュウソウジャー以外共通
- 追加戦士は元々初期メンバーと敵対関係にあった。
- 番外戦士も含めれば、リュウソウジャーも含まれる。
- 合体可能な個人武器を持っている。
- キョウリュウジャーはアームド・オンしてから個人武器が登場する。
- 尻尾がドリルになっているメカがいる。
- ジュウレンジャーはドラゴンシーザー。
- アバレンジャーは爆竜ティラノサウルス。
- キョウリュウジャーはドリケラ。
- 特撮作品以外での外部コラボがある。
- ジュウレンジャーはスーパーロボット大戦X-Ω(ゲーム)
- アバレンジャーは釣りバカ日誌(アニメ)
- キョウリュウジャーはブレイブフロンティア2(ゲーム)
- アバレンジャーは番組内でのコラボレーションだったので他2戦隊とは少し形が違う。
- 次回作だけ、ゴレンジャーカラーとなっている。
一部共通
ジュウレンジャーとアバレンジャー
- 女性戦士の相棒がプテラノドン。
- 追加戦士は諸事情で客演できないことがある。
ジュウレンジャーとキョウリュウジャー
- 2年後の戦隊が忍者スーパー戦隊。
- ちなみに、アバレンジャーは、前戦隊が忍者スーパー戦隊。
- 管楽器をモチーフにした武器を使う戦士がいる。
- S.H.Figuartsにて(通販限定も含め)全キャラクターが発売された(番外戦士除く)。
- 追加戦士の役者が戦隊OB・OG
- ブライ役の和泉史郎氏は、『電撃戦隊チェンジマン』でのチェンジペガサス/大空勇馬役
- 福井優子役の木下あゆ美氏は、『特捜戦隊デカレンジャー』でのデカイエロー/礼紋茉莉花役
- 鉄砕および津古内真也役の出合正幸氏は、『轟轟戦隊ボウケンジャー』でのボウケンシルバー/高丘映士役
- なお、『ジュウレンジャー』と『チェンジマン』、『キョウリュウジャー』と『ボウケンジャー』のみに注目すると、「追加戦士が7作前の戦隊OB」という共通点も上げられる。
ジュウレンジャーとリュウソウジャー
- メンバーが現代人ではない。
- ジュウレンジャーは恐竜時代に眠り現代に甦った恐竜人類。
- リュウソウジャーは古代人類リュウソウ族の末裔。
- 追加戦士も含めれば、キョウリュウジャーも含まれる。
- ナイトと騎士。
- ジュウレンジャーでは「ナイト」の称号を持つ戦士たちがおり、リュウソウジャーでは「騎士」の称号を持つ戦士たちがいる。
- メンバーの名前がカタカナ表記で、苗字を持たない。
- キョウリュウジャーも多くのメンバーはカタカナ表記だが、苗字が付いているため完全にカタカナのみの2戦隊とは少し異なる。アバレンジャーでは地球人ではないアスカのみ該当。
- 戦隊内に1組の兄弟がいる。
- 力・知恵・勇気を司る戦士がいる。
- パワーレンジャー版ではサーベルタイガーモチーフのレンジャーが女性に変更されてる。
アバレンジャーとキョウリュウジャー
- 変身に必要な精神的な力がある(ダイノガッツとブレイブ)。
- メンバーが一般人と異世界人で構成されている(ただし、キョウリュウジャーはレギュラーメンバーは全員一般人)。
- 1号ロボの右腕がブルーのメカ、左腕がドリル。
- ティラノモチーフのメカの変形機構も似ている。
- 追加戦士の相棒が翼竜で強化合体時に1号ロボの背中にくっつく。
- レギュラー変身者の中に別世界(次元)の人間が1人いる。
- レギュラー陣の名前に恐竜関連が含まれている。
- 公式で擬人化したキャラがいる。
アバレンジャーとリュウソウジャー
- 変身アイテムがブレス型。
- 1号ロボはティラノの頭部が前方にくる。
- ティラノサウルスが人語を話せる他、「ティラー」と言う(爆竜ティラノサウルスは人語を話す際の語尾に、ティラミーゴは鳴き声)。
- 映画も含めれば、キョウリュウジャーも含まれる。
- 協力者が一般人。
- 彼らの住居地が拠点となり、そこで寝泊まりする点も共通。
- 警察戦隊に逮捕されたことがある。ゴーカイジャーやキュウレンジャーも同様の逮捕があり、警察戦隊とのコラボとの定番。前後作品が警察戦隊だったゆえの共通点とともいえる。
- アバレンジャーは初期三人、リュウソウジャーはブラックとグリーン。
キョウリュウジャーとリュウソウジャー
- 初期メンバーのカラーが赤、黒、青、緑、桃。
- 名乗りに一部共通のフレーズが入る。
- キョウリュウジャーの「○○の勇者」、リュウソウジャーは「○○の騎士」。
- 名乗りの最後にレッドが決め台詞を言う。
- キョウリュウジャーは「荒れるぜ!止めてみな!!」
- リュウソウジャーは「俺たちの騎士道、見せてやる!」
- 右腕に武装をする(アームド・オンと竜装)。
- それぞれのキーアイテムは恐竜の力を宿したもので、一部は特殊な効果を発揮することが出来る。
- 重力を操る:アーケノロンとオモソウル
- 催涙ガス:オビラップーとクサソウル
- 対象を膨らませる:プクプトルとプクプクソウル
- 対象を増やす:フタバインとフエソウル
- 対象の目を回す:グルモナイトとマワリソウル
- 武器はキーアイテムを恐竜型の口に飲み込ませて使う。
- アイテムがよく喋る。
- 変身音が陽気。
- キョウリュウジャーは本人達がサンバダンスを踊る。
- リュウソウジャーは周りのリュウソウルが盆踊りをする。
- 1号ロボの配色が赤、青、桃。
- キーアイテム(獣電池とリュウソウル)を相棒に投げるとそれが巨大化する。
- ロボの操縦方法がトレース式。
- EDダンスでは恐竜(獣電竜と騎士竜)も一緒に踊る。
- 劇場版では福井県の恐竜博物館がロケ地となっており、テレビ版EDでもそこでダンスをする点も共通。
- ブルーとブラックのスーツアクターが同一人物。
- 本編監督が坂本浩一監督のエピソードがある。
- (偶然かもしれないが)レッドを演じている俳優が、同じ事務所の先輩後輩。
- 放送年のプリキュアシリーズ作品が高橋晃がキャラクターデザインを担当した作品となっている。
- キョウリュウジャー:『ドキドキ!プリキュア』
- リュウソウジャー:『スター☆トゥインクルプリキュア』
- ちなみに、ジュウレンジャーとアバレンジャーはプリキュアシリーズ開始前に放送された。
恐竜戦士たち
変身前 | 変身後 | モチーフ |
---|---|---|
ゲキ | ティラノレンジャー | ティラノサウルス |
ゴウシ | マンモスレンジャー | マンモス |
ダン | トリケラレンジャー | トリケラトプス |
ボーイ | タイガーレンジャー | サーベルタイガー |
メイ | プテラレンジャー | プテラノドン |
ブライ | ドラゴンレンジャー | ドラゴン |
変身前 | 変身後 | モチーフ |
---|---|---|
桐生ダイゴ | キョウリュウレッド | ティラノサウルス |
イアン・ヨークランド | キョウリュウブラック | パラサウロロフス |
有働ノブハル | キョウリュウブルー | ステゴサウルス |
立風館ソウジ | キョウリュウグリーン | ヴェロキラプトル |
アミィ結月 | キョウリュウピンク | トリケラトプス |
空蝉丸 | キョウリュウゴールド | プテラノドン |
キョウリュウシアン | アンキロサウルス | |
キョウリュウグレー | パキケファロサウルス | |
| キョウリュウバイオレット | プレシオサウルス |
キョウリュウシルバー | ブラキオサウルス | |
ダイくん | キョウリュウネイビー | スピノサウルス |
変身前 | 変身後 | モチーフ |
---|---|---|
コウ | リュウソウレッド | ティラノサウルス |
メルト | リュウソウブルー | トリケラトプス |
アスナ | リュウソウピンク | アンキロサウルス |
トワ | リュウソウグリーン | サーベルタイガー※ |
バンバ | リュウソウブラック | ミラガイア※ |
カナロ | リュウソウゴールド | モササウルス |
ナダ | ガイソーグ | ??? |
セトー | リュウソウブラウン | ??? |
※はモチーフと思われる生物でパワーレンジャー版ではリュウソウブラックはステゴサウルス、リュウソウグリーンは正式にサーベルタイガーとなっている。
???はモチーフ不明。
戦隊ロボ
戦力
- 守護獣・獣騎神(ジュウレンジャー) → 神
- 爆竜・武鋼竜(アバレンジャー) → 普通の進化過程で機械生命体
- 獣電竜(キョウリュウジャー) → 後天的なサイボーグ
- 騎士竜(リュウソウジャー) → 古代人類が生み出した人工的な生命体
守護獣、獣電竜は意思疎通(守護獣の場合、大獣神になると喋るが)、爆竜は人間界の言葉を喋る。騎士竜は全員意思疏通可能だが、人間界の言葉を喋るのは一部のみ。
変形前はデザインの幅を広くするためか恐竜だけでなく古代哺乳類や幻獣なども含まれている。
恐竜デザイン
獣脚類
時代による恐竜研究が大いに反映されており、守護獣ティラノザウルスの姿勢が当時考えられていた「ゴジラ型」だったのが、爆竜ティラノサウルスでは「バランス型」になり、獣電竜ガブティラは更に「羽毛」が生えている。
いずれも特殊な立ち位置のキャラクター。
周飾頭類
ティラノサウルスと並んで、必ず採用されるモチーフの1つ。
竜脚類
どの作品でも1番巨大で、他のメカの纏め役兼戦隊たちの母艦的な役割を担っている。
鳥脚類
装盾類
アバレンジャーではサポートメカ、キョウリュウジャーでは番外戦士のパートナー、リュウソウジャーではメイン戦士のパートナーというようにどんどん立ち位置が良くなっている。
恐竜以外のモチーフ
翼竜
翼竜だが採用される頻度が高めのモチーフ。
鰭竜類
単弓類
海棲爬虫類
頭足類
爬虫類
古代哺乳類
幻獣
創造恐竜
- オリジナル恐竜
- 騎士竜プティラミーゴ ※ドラゴン
オリジナル恐竜は何らかのモチーフはあるが公式では明記はされておらず、※はモチーフと思われる生物。
※1 巨大メカではなく、移動に使う乗り物。
※2 巨大メカではなく、メンバー共通のアイテムに宿るスピリット。
※3 巨大メカではなく、初期メンバーの武器が合体した形態。
その他戦隊の恐竜型巨大メカ
獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ
韓国でのキョウリュウジャーの続編に当たる。
- 獣電竜ガンティラ(ブレイブキョウリュウレッド)
- 獣電竜ステゴンソー(ブレイブキョウリュウブラック)
- 獣電竜ショベケラ(ブレイブキョウリュウブルー)
- 獣電竜パラサーザー(ブレイブキョウリュウグリーン)
- 獣電竜ラプックス(ブレイブキョウリュウピンク)
- 獣電竜プテラボルトン(ブレイブキョウリュウゴールド)
- 獣電竜ギガブラギガス
恐竜スーパー戦隊以外
上記4戦隊以外にも恐竜型メカが登場する戦隊は多い。そして所有者が追加戦士の場合やはり死に関連する要素が登場する。『スーパーヒーロー大戦Z』に登場した必殺技「獣電ブレイブストライクエンド」では一部がエフェクトとして登場する。
- Vレックス(未来戦隊タイムレンジャー)
- ティライン、ケライン(炎神戦隊ゴーオンジャー)
- 恐竜折神(侍戦隊シンケンジャー)
- ティラノヘッダー・プテラヘッダー(天装戦隊ゴセイジャー)
- 豪獣神・豪獣レックス(海賊戦隊ゴーカイジャー)
- ダイノマル(手裏剣戦隊ニンニンジャー)
- ジュラン/ゼンカイジュラン/ジュランティラノ、ゼンカイジュウオー(機界戦隊ゼンカイジャー)
余談
高橋一生氏と飯豊まりえ氏の結婚の際、かつて"恐竜"モチーフ繋がりの戦隊で出演していたことで盛り上がった(無論岸辺露伴関係だが)。それにオリコンニュースも記事にしており(個人的に)ピクシブ百科事典の編集をしている人が執筆したのかと一部特撮ファンの間で話題になった。
関連イラスト
関連タグ
鳥人戦隊ジェットマン:「鳥類は恐竜から進化した生物であり、分類上恐竜に含まれる」という今日の生物学の定説に照らすならばこちらも恐竜スーパー戦隊に含まれる。