プロフィール
概要
兄夫婦が事故死したため、兄夫婦の娘、つまり姪っ子の舞を引き取って一緒に暮らしている。舞のことは「舞ちゃん」と呼び可愛がっているが、彼女が危険にさらされたり、間違った行動をした際には呼び捨てになることも。パラレルワールドにおける子孫として伯亜琢磨博士がいる。
第1話では舞を連れて爆竜襲撃から避難している際に、知人の飼い犬が自転車のチェーンに絡まっている事を知り、救助するもマンションが倒壊して生死の境を彷徨うが、仲代壬琴の手術で一命を取り留める。幽体離脱を経験し、自分に語り掛ける声の主が爆竜ティラノサウルスである事を知ると彼を止めるべく、説得を試みるが、ガイルトンにより病院の屋上から転落し、ティラノサウルスに食べられてしまったかに思われたが、アバレッドに覚醒、ティラノサウルスをエヴォリアンの呪縛から解き放つ事に成功した。
人物
性格は明るくポジティブで、争いを好まない大らかで優しい人物であり、嫌いな物も嫌いな人も無いという性善説者。
舞と爆竜たちを除けば年下であっても仲間には敬語を使うという、戦隊レッド唯一の敬語キャラ。その一方で私欲のためにエヴォリアンに手を貸す人間に対しては時として激怒するという、まさに怒ると怖いタイプなのである。また、普段は敬語を使う相手でも偶に敬語が崩れることがあり、序盤はそれが顕著だった。
また、内に秘めた潜在能力や闘争本能はかなり高く、仲代壬琴に「お前は俺に似ている」と言わしめる程である。
しかし基本的には良くも悪くもお人よしであるため、敵であると同時に命の恩人でもある壬琴に対してはその身勝手な振る舞いに激怒して徹底的に叩きのめしても、結局は命を奪うまでには至らなかったり、「貴方を救えなきゃ、世界を救えても意味がないと思ってる俺は大馬鹿だ!!」とまで発言している。エヴォリアンの襲撃で舞との時間が取れないのが悩みのタネ。
戦闘中に出してしまった被害は弁償できる範囲でなら弁償する事があり、第3話ではティラノに吹っ飛ばされた途中にあった女子高生が並べていたドミノを倒してしまい、バクダンデライオン撃破後に修復に付き合っている。
職業は何をやっているかは不明だが、アメリカでインタープリターの資格を取得している。
そのサバイバル知識を活かしてビルの壁面をクライミングしたり、アバレンオーの新必殺技「爆竜サーモンハンター」を編み出す、異世界に共に迷い込んだ鈴木と1週間サバイバル生活を送ってみせた。
9話で異世界に迷い込んだ人々と力を合わせて岩をどかす作業を通じて団結する事の素晴らしさや「ダイノガッツ」を説くなど人に物事を教える能力も高く、その技術を買われてロッククライミング同好会でインストラクターとして招かれた事も。
バキケロナグルスの先祖をパキケファロサウルスと見抜いた辺り、恐竜に関する知識も相応にあるようだ。
エヴォリアンを倒した後は舞と共に海外を旅している。
名前の由来は「白亜紀」から。
本編後の活躍
先輩恐竜スーパー戦隊のレッドであるゲキと共に登場。ダイノホープを奪われて洗脳されてしまい、キョウリュウジャーと敵対する。後に賢神トリンの活躍で洗脳を解かれた際、自責の念に囚われたゲキとは対照的に相変わらずの前向きさを見せている。その後は幸人/アバレブルーとアバレイエローも合流し、ジュウレンジャーやキョウリュウジャーと共闘した。
幸人や笑里と共に登場。訪れた喫茶どんぶらの厨房を利用し、猿原真一や鬼頭はるかに恐竜カレーを振る舞っている。後の戦闘ではドンブラザーズとの共闘により氷河鬼を撃破したが……。
演者について
演じた西氏は凌駕を演じたことでポジティブになれた一方で、凌駕のキャラクターはかなり造り上げられた人物像だと語っている。なお、アバレンジャー以降の東映特撮では意外にもアームズ・ドーパントやガイラー将軍といった悪役で出演している事が多い。
ちなみにアバレンジャー唯一の1970年代生まれ(アスカ役の阿部薫は同学年だが、1980年3月生まれである)で、今のところ顔出しのレギュラーメンバーかつ戦隊レッドでは最後の1970年代生まれとなっている(顔出しに限らなければ、機界戦隊ゼンカイジャーのジュラン役の浅沼晋太郎氏が該当する)。
余談
戦隊レッド唯一の本編中で子供(姪っ子)を連れているという珍しいヒーローでもある。
当初から子持ちという事は決まっており、女性ファン受けを考えてこのような形になったのこと。
関連タグ
ゲキ、桐生ダイゴ、コウ:いずれもティラノサウルスをモチーフとする巨大戦力が相棒の恐竜スーパー戦隊の赤色の戦士達。
有働ノブハル:後輩の恐竜スーパー戦隊の戦隊ブルーで、姪を育てている繋がり。ただし、こちらは存命の妹の娘であり、妹の夫(義弟)が故人。