「俺たちは伝説の後継者なんだぜ!!」
プロフィール
概要
忍風館第507期生で、忍風館館長である日向無限斎直々のスカウトを受けて、入学した。
忍風館が宇宙忍群ジャカンジャの襲撃を受けた際、野乃七海・尾藤吼太と共に朝礼をサボっていたことから難を逃れた。
OGで無限斎の娘である日向おぼろから200年間途絶えていた忍風館に伝わる伝説の忍・ハリケンジャーになれる素質があると聞き、ハリケンジャイロを受け取り、ハリケンレッドとなった。
人物
普段は人材派遣会社99スタッフサービスに勤めており、劇中では窓ガラスの清掃を行う描写が多いが、洋菓子店や工事現場で働いた事もあり、一甲の普段の姿もそこで知った。
また、同級生で落ちこぼれであったタイショーこと田井章一郎とは彼の店でバイトした際に再会しており、彼からは忍者の器ではないと見なされるも、改めて忍者として成長した姿を見せた事で認められる。一度目は抜け忍である彼の記憶を消し損ねた黒子ロボも再び記憶を消しにやってくるが、タイショーと鷹介の友情、そして家族を守るというタイショーの覚悟を確認した事で特例的に記憶は消されなかったようである。
一応リーダーなのだが、その割に考えなしに猪突猛進しがちな熱血漢。コアラを笹の葉だけを食っている生物と勘違いしているなど、あまり頭は良いとは言えない(七海もコアラが笹を食うと思っていたのか、指摘すらしなかった)。
しかし自らが伝説の後継者であることに強く誇りを持っており、仕事中でもハリケンジャイロは付けている。
オクト入道の策略で子供に戻ってしまった際には向こう見ずな性格は何処へやら泣き虫な性格であった事が判明するが、大人時代の経験を吸われたのにもかかわらず、勇気を振り絞って土遁の術を使ってジャカンジャを欺いて見せた。つまりは忍風館の生徒の中でも才能がある事の証であり、無限斎の目に狂いは無かったのである。忍風館では落ちこぼれとされた彼は講義よりも実戦や窮地で伸びるタイプだったのだろう。
その真っ直ぐな心は当初は冷酷だったゴウライジャーにも大きな影響を与えている。
容姿
茶髪の短髪に赤いジャケットを着た青年。本編以降では髪型が変わる。
本編以外での活躍
海賊戦隊ゴーカイジャー
ゴーカイレッド「今日は特別だからな!」
ハリケンレッド「ああ、いつもより…」
二人「シュシュッと行くぜ!!」
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第25・26話にて七海・吼太と共に登場。
当初はゴーカイジャーを認めず、大いなる力を渡すことを拒んでいたが、サタラクラJr.のボキ空間での接触を経て、考えを改める。そして、ゴーカイジャーからレンジャーキーを受け取り、一時的にハリケンレッドへ変身した。
戦闘では、ゴーカイレッドとの息の合った戦法でサタラクラJr.を追い詰め、9人で放ったゴーカイ超忍法・ハリケンスクランブルでサタラクラJr.を倒した。
「頼んだぜ、『伝説の後継者』!」
その直後サタラクラJr.が巨大化し、巨大戦に挑もうとしたゴーカイジャーに「忘れ物だ」とレンジャーキーを返却する。そのレンジャーキーにはハリケンジャーの大いなる力が込められていた。
戦いが終わった後は、ゴーカイガレオンに入って、9人で記念撮影をした。
10years after
現在は独立し、何でも屋である「椎名鷹介べんりや本舗」を経営し、世界中の子供たちを支援する活動も行なっている。
その影で黒いハリケンジャーであるハリケンダークに変身し、宇宙統一忍者流ヨーロッパ支部とアフリカ支部を各2カ所、アジア支部を各3カ所、そして日本支部でテロを起こしたり、かつての仲間らを襲ってシノビメダルを奪うなど不可解な行動を取っていた。その罪の責任を問われ、七海と吼太に捕らえられたフリをして総本部にバット・ゼ・ルンバの侵入を許す始末であり…。その真意や如何に。
なお、ダークとして活動していた際には漆黒のジャケットを羽織っている。
下忍マゲラッパとの戦いでは武士の姿で優れた刀さばきを披露。番組主題歌を歌いながら戦うという粋な演出も(一応、変身した後の状態である)。
手裏剣戦隊ニンニンジャー
「人も知れず、世も知れず、陰となりて悪を討つ…それが忍者だ」
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの7「春のニンジャ祭り!」では、伊賀崎旋風が呼んだ忍術の特別講師として『忍者戦隊カクレンジャー』のサスケと共に登場。
忍術の訓練でアカニンジャー・伊賀崎天晴に「1」と厳しい評価を付け(勿論5段階評価の1なのだが、天晴は1番だと思って最初喜んでいた)妖怪の出現に際しても拘束してまで出撃を禁じたが、それは時間を越えて2005年に現れ次々と仲間の忍者を襲撃した妖怪ネコマタに彼が殺されるのを目の当たりにしていたためであった。
サスケとのコンビネーション技「流派超越・影の舞」などを駆使しネコマタを攻撃するも及ばず2005年への時間移動を許してしまい、拘束したはずの天晴もそれを追って行ってしまう。悲劇が避けられなかったと後悔するも天晴はぶっつけ本番で空蝉の術に成功しており、彼の言う「本番に強い」所を見せられ評価を改めることになる。
戦いが終わった後はサスケ共々に姿を消し、アカレンジャーと共に遠くからニンニンジャーを見守りながら去っていった。
余談
それまで年長に設定されやすかった戦隊レッドとしては高校生戦隊を除けば初めて年齢が10代に設定されているが、演じる塩谷氏も放送開始時点では歴代レッド初の10代であった(放送期間中に成人した)。
また、塩谷氏は初の80年代生まれのレッドでもある。
関連イラスト
関連タグ
サスケ(カクレンジャー)、伊賀崎天晴:いずれも忍者スーパー戦隊の赤の戦士に変身する主人公ポジションの登場人物。特に天晴の登場する『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では三人が共演を果たした