演:西田健
概要
ハリケンジャーの出身である疾風の里にある疾風流忍者学校「忍風館」の館長で、長髪にたくましい体躯をした中年男性。
忍術で鳥に変身する事が出来、接近戦での武器は鉄爪。
巻之一で宇宙忍群ジャカンジャが忍風館を襲撃した際、他の門下生達が札に変えられて犠牲となる中、ゴールデンハムスターに変身して難を逃れた。
だが、呪文を一字間違えて唱えてしまったため、本編では終盤までずっとハムスターの姿のまま過ごす事となった(遺伝子に働きかけて変化している模様)。とは言え、娘の日向おぼろの元でケージの中で飼われているために敵に襲われるリスクはなく、この状態でも人語を話せるため、それ程不便ではない模様。おぼろからの呼称は「お父ちゃん」。
上記の通り本編ではずっとハムスターのまま過ごしていたが、劇場版で一時的に元の姿に戻った他、最終決戦の混乱の最中に正しい呪文を思い出したため、ようやく元の姿に戻っている。しかし、卒業式にハリケンジャーとゴウライジャーが集合しないことに業を煮やし、般若の仮面を被って彼らが卒業に足るかどうかを試した。
ハムスター館長としての詳細は該当記事を参照。
その後もハムスターの姿と人間の姿を使い分けており、『アバレンジャーvsハリケンジャー』では邪忍イーガの情報を伝えに恐竜やを訪れていた。
なお、「シュシュッと20th Anniversary」によれば200年前にも疾風流の指導者として「無限斎」が存在しており、長尾聡之心に仕えていた。
この事から「無限斎」という名前は襲名制の可能性が考えられるが、詳細は不明。
なお、当作ではハムスター館長の姿で登場。
人物像
厳格だが心配性な一面もあり、おぼろのウェディングドレス姿を見るのが夢。
第12話で岡ユリコという少女(演:秋田きよ美)に拾われた際には彼女を優しく諭しているところからも厳格なだけの人物でない事がうかがえる。
博識な面があり、クロスオーバー作品では百獣戦隊ガオレンジャーの活動やダイノアースや邪命体、爆竜戦隊アバレンジャーの存在を認知していた。
余談
演者の西田氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演であると同時に、『宇宙刑事ギャバン』のサン・ドルバ以来、20年振りに東映特撮への出演となった。
12年後の『烈車戦隊トッキュウジャー』では銭湯のおじさんの役で登場している。
なお、12話で彼を拾った少女の元ネタは勿論、『帰ってきたウルトラマン』に登場する丘ユリ子隊員であり、該当回の脚本家は帰マンのファンである荒川稔久氏。
西田氏が帰マンに出演していた事に引っ掛けたネタなのだろう。
関連タグ
日向おぼろ:愛娘。
ハムスター館長:本編のOPでは巻之二以降、ずっとこの名でクレジットされていた。
ヒカル(マジレンジャー):3年後に登場する、同じく違う生き物に姿を変えられていたメンター繋がり。
稗田八方斎:実写映画版での演者が同じ。また、忍者学校の校長先生という点も共通。
将軍家光忍び旅II:無限斎とよく似た風貌の無幻斎という敵キャラが登場する。しかも中の人も同じ。