「まぁだまだ。ダイノガッツでパワーアップしたこの俺の力は、こんなもんじゃねぇ…」
CV:梁田清之
概要
次元を超えてダイノアースにやってきた宇宙忍者に邪命体が取り付き誕生した邪忍法使い手の宇宙忍者。
賢者達により邪悪魔王封印の宝玉に閉じ込められていたが、フラビージョとウェンディーヌによって封印を解かれ復活する。復活後は邪命体が取り付いた存在であるからか、エヴォリアン側に与している。
なお、ダイノアースでの暴挙は日向無限斎も知っていたようであるが、どのようにして知ったのかは不明。
能力
「邪忍法・変わり身封じ」の札も所持しており、戦隊の変身ブレスに貼り付けて変身を阻止した。さらに影分身の術で実体を持つ分身を作り上げる事が出来、仮面やマフラーの色がそれぞれ赤、青、グレーの色をした3体を生み出せる。
「邪忍法・影法師」を使えばマフラー以外を透明化させて敵を奇襲でき、手からは禍々しい突風「邪忍法・爆烈風」と各分身の色に対応した雷撃「邪忍法・爆雷波」を放つ。
武器は手裏剣型のソードや忍刀等オーソドックスなもの。
必殺技はアバレンオーの「爆竜電撃ドリルスピン」に似た「邪忍法イーガスピン」(こちらは横回転)。
活躍
七本槍残党を追ってきたハリケンレッドとアバレンジャーと対決するが、責任感のあまりに血気に逸ったハリケンレッドが結果としてスーパーダイノボンバーの発動を邪魔してしまう。そこへカブトライジャーとハリケンイエローが加勢に現れた事で撤退。
分身をアバレンジャー、ハリケンジャー、ゴウライジャーにぶつけている隙に、様々な人間からダイノガッツを吸い取る事で最強の戦士になろうと目論んだ。
分身体は彼らの変身能力を封じ、優位に立ったかに思われたが、変身前でも諦めない闘志に次第に圧倒される。
赤い個体は「超忍法・影の舞」(伯亜凌駕も参加)、「超忍法・空駆け」、「ジャイロシュリケン」を、白い個体は木の枝に磔にされ、霞兄弟の繰り出す「イカヅチ雷撃斬」とアスカが忍者刀を借り受けて繰り出した「竜人アバレフィニッシュ」を、青い個体は虚空を指差したアバレンジャーたちに気を取られ、ロープを巻き付けられて忍者刀、「三条クラッシュ」(背骨外し)、ダイノレイザーを立て続けに浴びて倒された。
最終決戦では2大戦隊の前になす術もなく、アバレマックスの「必殺スラッシュマキシマム」を受けてもなお、這い上がるしぶとさを見せたが、2大戦隊の合体武器「九重連スーパーダイノビクトリー」の「ビクトリーダイノダイナマイト」により敗北。
その直後、「邪忍究極奥義・巨人大変化」の力で巨大化(上記の台詞はその際のもの。)。
アバレンオー、轟雷旋風神と交戦、参戦したキラーオーが轟雷旋風神を倒し、優勢に立つも、シュリケンジャーが操るリボルバーマンモスが加勢して逆転、ハリケンジャー、ゴウライジャーの秘めたるダイノガッツの力が合わさった金のソードスラッシャーを持った旋風轟雷アバレンオーが誕生、旋風轟雷アバレンオーに追い込まれ、最期は「爆竜必殺!究極奥義・分身ドリルスラッシャー」を受け爆散した。
「無念....」
余談
紫のマフラーは『変身忍者嵐』をイメージしており、デザイナーのさとうけいいち氏は『百化繚乱 下之巻 2012』にて、「マフラーにもっとボリュームを持たせたかった」とコメントしていた。
スーパー戦隊VSシリーズにおいて、純粋に両作品の敵組織の要素を併せ持ったオリジナル怪人はこのイーガが初となる(合体形態を含めるならオンブオバケやボリピエールの前例がある)。
声を演じた梁田氏は昨年の『忍風戦隊ハリケンジャー』本編にて首領タウ・ザントの声を演じていた。また、2年後の『魔法戦隊マジレンジャー』では冥獣人ベヒモスのベルダンの声を担当した。
関連タグ
ドーラニンジャ:恐竜スーパー戦隊第1作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場した忍者繋がりの怪人。
イーガ団:任天堂ゲーム『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』に登場する敵組織。忍者モチーフ且つ「伊賀」を捩った名前繋がり。
戦隊VSシリーズ敵キャラリンク
チュウボウズ←邪忍イーガ→ギンジフ星人カザック/サウナギンナン