「「迅雷・シノビチェンジ!」」
「深紅の稲妻! 角忍、カブトライジャー!」
「蒼天の霹靂! 牙忍、クワガライジャー!」
「影に向かいて影を斬り!」「光に向かいて光を斬る!」
「「電光石火! ゴウライジャー、推参!」」
概要
『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する、迅雷(いかづち)流忍者のチーム。
霞兄弟が変身する。当初はハリケンジャーと敵対関係(一時はジャカンジャと手を組んでいた)だったが、後に組むこととなる。
当初は異常なまでに強く、初戦ではハリケンジャーをボコボコにした(忍風館の落ちこぼれだったハリケンジャーと異なり、迅雷義塾のそれぞれの年次でトップの実力者であったのだから当然と言えば当然ではあるが)。しかもその際に炎の中をバリサンダーで駆け抜けるシーンがOP後の提供画面に長いこと使用されていたということからも、そのインパクトの強さが分かる。
いわゆる作中に登場する「2つ目の戦隊」なのだが、『ルパパト』のように完全に別の戦隊として扱われることはなく、ハリケンジャーの追加戦士としてカウントされることもある。これは最終回以後、流派が統合された影響もある(ゴーオンウイングスも同様)。ちなみに、『海賊戦隊ゴーカイジャー』におけるモバイレーツの読み上げは「ハリケンジャー」の場合もあれば、第41話では「ゴウライジャー」になっていた。
しかし、流派統一後もゴウライジャーと名乗っており、完全に同一というわけではない。
それまで仮面ライダーやメタルヒーローの専売特許であった昆虫をモチーフにしたシリーズ初の戦隊ヒーローでもある。以後は昆虫モチーフの戦隊ヒーローといえばカブトムシとクワガタムシという認識が定着したが、逆をいえば、カブトムシとクワガタムシの戦士しか登場していないという事でもある。昆虫ではないものの、サソリをモチーフとしたサソリオレンジが登場し、節足動物モチーフの戦士は僅かながらも増えつつある。そして2023年、遂にカブトムシとクワガタムシ以外の昆虫をモチーフとした戦隊が登場した。
『非公認戦隊アキバレンジャー』でも登場し、洗脳されて忍虫戦隊ジャカンジャーとなった。そちらではテントライジャーという金色担当の戦士が登場するが、この戦士は味方にはならなかった(終始ジャカンジャの紋章が書かれた装甲を纏っており、これを纏っていないゴウライジャーとしての姿は登場しなかった)。
メンバー
装備
迅雷流忍者の中でも優れた者に与えられる変身アイテム。ボタンを押し、羽根を展開させることで変身する(羽には甲の字が刻まれている)。
迅雷義塾壊滅の折、霞兄弟が洞窟から入手した。ハリケンジャイロやおぼろとの通信も可能だが、通信できるのは腕に付けている時だけ。
変身者によって装着されている角の形状が異なり、一甲はカブトムシ型、一鍬はクワガタ型となっている。
正式名称は変幻自在棍イカヅチ丸。ゴウライジャーの共通武器である万能自在棍。
稲妻が装甲のモチーフとなったバイク。カウルから雷撃を放つ。
パワーレンジャー・ニンジャストームでは「ツナミサイクル」の名称でハリケンジャーに相当するパワーレンジャーも使用している。なお、ハリケンジャーが乗った際には乗りこなせずに横転しているが、マンマルバ(暴走体)に飲み込まれたゴウライジャーを助けるべく、ハリケンブルーとハリケンイエローが短時間で乗りこなせるよう猛特訓し、何とか会得した上でゴウライジャー二人を救出している。
- 手裏剣
迅雷流の紋章が描かれた十字手裏剣。ハリケンジャーの持つジャイロ手裏剣とは異なり、オーソドックスな手裏剣型。
この他にも太鼓を叩く事で落雷を発生させる忍術を使用し、雷忍者ウナダイゴに対抗するシーンも見られた。
ホーンブレイカーとスタッグブレイカーを合体させたビーム砲。
ジェネレーターの回転でエネルギーを生み出し、「サンダー!」の掛け声で雷撃弾を放って敵を撃破する。威力はトリプルガジェットと同等。
構成武器の詳細に関しては各メンバーの項目を参照。
シノビマシン
関係者/協力者
該当項目参照。
- 羅門勇作(演:藤敏也)
霞兄弟の恩師である、チベット伝来の気功を操る気功師。気功を操る事で一時的に一甲の宇宙サソリの痛みを和らげていた。
マゲラッパぐらいであれば倒せるほどに戦闘力も高く、近接格闘の他、気力を操ることで敵を吹っ飛ばす能力も持っている。二人がゴウライジャーである事は知っている模様。
シュリケンジャーが一時的に姿を借りた内の1人。演者の藤氏はかつて地球戦隊ファイブマン(こちらも兄弟戦隊)にて星川学/ファイブレッドを演じていた。
関連タグ
ゴーオンウイングス:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場。第2の戦隊であり、血縁(兄妹)同士による2人編成などゴウライジャーの系譜を受け継ぐチーム。
ビートバスター、スタッグバスター:『特命戦隊ゴーバスターズ』の追加戦士であるカブトムシとクワガタをモチーフにした2人組の戦士。
モモニンジャー :忍者スーパー戦隊の後輩である『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場。名字の霞兄弟に対し、彼女は名前が霞である。
リュウソウグリーン、リュウソウブラック:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場する兄弟戦士コンビで冷静な兄と血気盛んな弟の繫がりも見られる。
スーパー戦隊以外の関連タグ
重甲ビーファイター、ビーファイターカブト:同一制作会社によるメタルヒーローシリーズの昆虫戦士チーム。ゴウライチェンジャーのデザインは、ビーファイターの変身アイテムであるビーコマンダーに類似している。
風のトライブ(『超星神グランセイザー』):同じく昆虫がモチーフの変身ヒーロー3人組。主人公達と当初は対立関係にあったが、後に和解すると言った点でもゴウライジャーと共通している。
忍虫戦隊ジャカンジャー(『非公認戦隊アキバレンジャー / シーズン痛』):ゴウライジャーの2人が洗脳され、悪の戦隊にされてしまう。