「稲妻と共に最強の戦士、残りの二本槍が現れるら～」(巻之七)
概要
宇宙忍群ジャカンジャ暗黒七本槍のメンバーで三の槍に就いている。
一人称は「ボク」、喋る時は語尾に「～ら」と付ける等、子供のような口調。
球体の様な蠍っぽい姿で予知能力を使い「アレ」に関する占いや予言を行う。
しかし、占いや予言は曖昧なのでほとんど役に立たない。
マンマルバ成体
『暗黒七本槍・三の槍マンマルバ成体。予言は絶対です。が…』(#33)
「オレは大人になったら……裏切り者は、許さないら」(巻之二十一)
中盤、繭を作り眠っていたマンマルバが繭の中から羽化し人間型に成長した姿。
一人称が「オレ」になり、荒々しい口調になったが、語尾に「～ら」と付ける点は変わらない。
予知能力と戦闘能力が向上してハリケンジャー達を苦しめた強敵。
自身の予言通りと思い込んで、ジャカンジャに勧誘したゴウライジャーがハリケンジャー側に寝返ったので特にカブトライジャーを憎み、彼の体に宇宙蠍の卵を産み付けて命を奪おうとしたが最終的には失敗。
巻之三十三の最後でカブトライジャーと一騎打ちの末、カブト電撃波を受けて倒された。
しかし、自身の死も予言通りで生前に創ったクローンが短期間で成長、復活する。
ゴウライジャー二人がかりでも太刀打ちできず、ジャカンジャが目指す「アレ」の情報が入っていると言う、流星群の情報を感じとれるほど予知能力もパワーアップしていた。
更に専用バイク炎の騎馬でバリサンダー相手にバイク戦も展開している。
やはり裏切ったゴウライジャーへ復讐を企んでおり、彼等に関わった人々に自らの顔を模した生命エネルギーを吸収するリングを嵌め込み、精神的に追い込んで倒そうと企む。
人間らしい感情を知って弱くなったと嘲るが、戦いの最中に『アレ』の秘密を知り流星群の膨大な情報量に耐えきれず暴走体に変貌した。
マンマルバ暴走体
『暗黒七本槍・三の槍マンマルバ暴走体。お腹の中は、胃液の雨降る不思議空間です。』(#37)
「アレ」の情報が秘められた流星群の膨大な情報に耐え切れなくなったマンマルバが変貌した姿(画像の後ろ)。
頭部が極端に肥大化して胴体とほぼ一体化、幼体のように頭部から四肢が生えた姿となる。
変化するときに口を一瞬開けたあと歯を見せて閉じた風に見えるが、口の場所は眉間に変わっており、内部は怨念による消化液が降り注ぐ異空間になっている。
飲み込んだビルや車を溶かす程の消化液で、ゴウライジャーのスーツすら一日持たない。（マンマルバのモチーフになったサソリも消化液で溶かした獲物の肉をすする）
細胞の突然変異が原因なので元の姿には戻れない。
ただし成体の時に仕掛けたリングを操る能力は残っている。
巨体故にイビキだけでも周囲にかなりの被害が出ている。
暴走体なので理性を失い見境なく暴れ回り、変貌した直後ゴウライジャーを吸い込んでいる。
助っ人に来た天空神を圧倒し天空旋風神やリボルバーマンモスも寄せ付けない強敵。
しかし、ゴウライジャー消化のため休眠状態に入った隙を突かれ、バリサンダーに乗ったハリケンブルーとハリケンイエローが体内に侵入してゴウライジャーを奪い返され、天雷旋風神の絶対究極奥義・アルティマストームを受けて爆散した。
しかし、彼が読み取った情報はタウ・ザントがすでに読み取っていた。
余談
声を演じる今村氏は、昨年『百獣戦隊ガオレンジャー』でバイクオルグを演じていた。
成体のスーツは後に『特捜戦隊デカレンジャー』のアリエナイザー・パーフェク星人サークルバに改造された模様（名前も「真ん丸」を直訳して「パーフェクトサークル」）。
関連タグ
トランザ、カイザーブルドント、サラマンデス、リジュエル:急成長した戦隊の悪役。
ラミイ、スコーピオン・ゾディアーツ、サソリーナ：蠍の幹部繋がり。
ギレール、アザルド・レガシー：最終的に理性を無くして暴走した幹部繋がり。
ヨロイ元帥：(漫画版の設定だが)こちらも一度死亡した後にマンマルバと同じ手段で復活した。
