概要
旋風神・轟雷神・天空神が、トライコンドルの力で「銀河超越三神合体」を果たした、最強のカラクリ巨人。出力は4000万馬力。
初出は劇場版『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッとTHE_MOVIE』で、後にTVシリーズにも物語終盤より登場している。劇場版限定という触れ込みで登場した新戦力が、後にTVシリーズにも形を変えて登場する、スーパー戦隊シリーズとしては最初のパターンでもある。
合体の際には轟雷旋風神をベースに、天空神が胸部を、トライコンドルが拳と頭を構成する。他のカラクリ巨人とは異なり、操縦の際にはトライコンドルに設けられた集合式のコックピットに6人全員が合流する形をとる。
胸部に備わった天空神の巨大なローターが外見上の特徴で、このローターを手裏剣「クロスブレード」として振るい、急降下しながら敵を切り裂く「カラクリ剣技・天雷疾風斬」や、クロスブレードを通常のポジションから45度回転させ、バリアを発生させる防御形態「ダブルクロスフォーメーション」が使える。
必殺技は、機体内部の全回転盤を高速駆動させて発生させた全エネルギーを、胸に装着した状態のクロスブレードに集中し、これを高速回転させることで凄まじい勢いの真空波を巻き起こす「絶対究極奥義・アルティマストーム」。物語終盤では6人の地球忍者が宇宙統一忍者流を極めることで、金色に輝きながら放つ強化版の「宇宙統一忍者流奥義・アルティマストームマキシマム」を繰り出したこともある。
このように、従前までのカラクリ巨人を凌ぐ力を発揮する天雷旋風神であるが、その分機体にかかる負担も相当なものがあったようで、TVシリーズでの初投入後には旋風神を始めとする各機体も回路を中心に多大なダメージを負い、トライコンドルもシノビメダルが損壊するに至っているが、その後の修復に際して機体表面に絶縁シールドを張ることで、この多大な負担を解消している。
備考
TVシリーズ最終盤にて、天空神がシュリケンジャーとともに失われたことなどもあり、その後のジャカンジャや邪悪なる意志との最終決戦、それにTVシリーズ終了後に発表された各種派生作品などにおいても、天雷旋風神は殆ど登場の機会がなかったりする。その数少ない例外と言えるのが、2014年に刊行された『小説 忍風戦隊ハリケンジャー』であり、同作ではクライマックスの巨大戦にてリボルバーマンモスに合体した状態で登場、作中での一連の騒動に決着を付ける格好となった。
轟雷旋風神の時点でも発生していた「余剰パーツ」は、天雷旋風神では更に増加する形となっており、ハリケンレオンの頭部、ゴウライビートルの角、そしてハリケンドルフィンに至っては機体丸ごと、天雷旋風神を構成するパーツから除外されている。その為、厳密には天空神とハリケンドルフィンを交換した5機合体である。
一方、風雷丸を使う天空轟雷旋風神は出力こそ2000万馬力に半減するものの、肩にハリケンドルフィンを残しており、正真正銘の6機合体を実現している。天空神とハリケンドルフィンを両立出来た合体はこれが唯一である。
関連タグ
タイムロボシャドウα/タイムロボシャドウβ←天雷旋風神→マックスリュウオー