シノビマシン
しのびましん
『忍風戦隊ハリケンジャー』における戦隊ロボ枠の巨大戦力。
各流派毎に動力となるエネルギーが異なり、ハリケンジャー=疾風流の旋風神が『風神エネルギー』を動力源とするなら、そのライバルであるゴウライジャーの迅雷流は霞一甲と一鍬の父である霞一鬼が制作したとされる『雷神エネルギー』を動力源としている。
ハリケンジャー側のシノビマシンは最新鋭の技術を盛り込んだカラクリ式の構造になっており、構造材には超軽量・超硬質の特殊セラミックを使用。装甲はハリケンファイバー・特殊セラミック・チタン合金の積層型と、かなりハイスペック。普段は疾風流忍風館の基地に待機し、出動時に民間の施設や乗り物に転送されている。
一方、ゴウライジャー側の物は迅雷流の本拠地である滅びの谷に封印されていた物で、雷神エネルギー誘導装置を得て復活。
能力を特化させたピーキーな仕様となっている為、地上戦では疾風流のシノビマシンを凌ぐ戦闘力を発揮する。
また、コックピットにはターゲットスコープが搭載されており、搭乗時は目線の位置に引き出して操縦する。
両流派のマシン最大の共通点と言えば、特殊武器の召喚端末であるシノビメダルの運用システム。
コクピット内の装置にシノビメダルを装填する事で起動し、メダルに入力されたデータと搭載された元素固定装置によって超兵器「カラクリボール」として実体化させる。
同一規格が災いして両者間で奪い合いに発展した事例もあるが、本来は二つの流派が力を合わせて共に未来を拓く為に備えられた機能である。
尚、生身でもシノビマシンの操縦及び戦闘は可能だが、合体時の衝撃に耐えられない為、カラクリ巨人への合体は変身していないと不可能。ただ、合体した後ならば操縦者が1人でも操作出来る。
疾風流
全長 | 15m |
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翼長 | 22m |
重量 | 120t |
最高速度 | マッハ8 |
発進時はジェット機に転送。
機体を燃え上がらせて敵に体当たりするカラクリ忍法・火炎鷹が得意技。
ロボの頭部を構成する。
全長 | 32m |
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重量 | 550t |
最高航行速度 | 200km/h |
発進時は豪華客船ジェット機に転送。
津波のホログラムを見せて敵を流すカラクリ忍法・大津波や噛みつき攻撃が得意。
ロボの右腕を構成する。
全長 | 45m |
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重量 | 1250t |
最高速度 | 300km/h |
たてがみを回転させて突風を起こすカラクリ忍法・連獅子が得意技。
ロボの胴体・両足・左腕を構成する。
迅雷流
全長 | 38m |
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全高 | 15m |
重量 | 1010t |
最高速度 | 270km/h |
カブトライジャーが乗るカブトムシ型の戦車。武器は角の主砲・轟雷砲と両サイドに装備された二門のガトリングガン・ゴウライキャノン
溶岩弾の中に身を隠して敵に突撃するカラクリ忍法・角変化を使う。轟雷神の上半身に変形。
全長 | 38.6m |
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全高 | 11.5m |
重量 | 940t |
最高速度 | 285km/h |
クワガライジャーが乗るクワガタムシ型の6輪車。
先端の牙・ダブルホーンカッターからスタッグサンダーという電撃を発射する。
砂埃にまぎれて敵を攻撃するカラクリ忍法・牙がくれを使う。轟雷神の下半身に変形。
前作の『百獣戦隊ガオレンジャー』のパワーアニマルや、それ以前の『星獣戦隊ギンガマン』の星獣がそうであった様に『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、戦隊ロボを構成する動物型のメカは生命体という設定がお約束だったのだが、シノビマシンは単なる動物型の純粋な機械に過ぎない(おそらくは前作との差別化)。