ニンジャミセン
にんじゃみせん
「セットアップ!ニンジャミセン!」
物語後半より、ハリケンジャーを始めとする地球忍者が使用する楽器型のアイテム。「天下統一武奏」の二つ名を持つ。
ジャカンジャによる「アレ」の出現を阻止すべく、「御前様」がリボルバーマンモスと共に用意していたものであり、当初はシュリケンジャーの専用装備的な位置付けであったものの、後にハリケンジャーやゴウライジャーも共用するようになった。
もっとも、作中では一棹のみしか存在しないため、使用の際には後述の通り都度都度交換する必要がある。
基本的な機能として、前出のリボルバーマンモスの起動・コントロールなどに用いられる。その用途を反映してか、本体の形状もリボルバーマンモスの頭部を模したものとなっているのが特徴である。
また、その名の通り三味線と同じ要領で掻き鳴らすことにより、強力な衝撃波を放つ武器としても活用される。攻撃の際には一度ヘッドパーツを取り外し、各流派の共通武器(ハヤテ丸・イカヅチ丸・シュリケンズバット)をネックとして差し込み、さらに前2者については再度ヘッドパーツを装着する必要がある。
流派によって、演奏に必要なアイテムや音色が異なるのも特徴で、シュリケンジャーは自身のシノビメダルをピック代わりとし、奏でる音色もエレキギターに近いものとなっている一方、ハリケンジャーやゴウライジャーの場合は専用の撥を用い、三味線のような音色を奏でる。この撥はグリップとして本体の底面に合体させることで、ハヤテ丸の10倍の威力を発揮する「ガンモード」としても使用することができ、ビクトリーガジェットとの同時攻撃で敵を撃破する「最強奥義・天風雷撃波」を繰り出すことも可能である。
しかし、ニンジャミセンが本領を発揮するのはやはり楽器として掻き鳴らしての攻撃にあるようで、カリスマ三味線プレイヤー・滑川数馬(に変装したシュリケンジャー)との特訓の末に、ハリケンジャーとゴウライジャーが会得した秘技「流れ撥」を応用し、6人の地球忍者が代わる代わるニンジャミセンを奏で、それによって衝撃波を次々敵に叩き込む「衝撃波六重奏」は必殺級の威力を発揮する。
後年制作されたOV『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』では、ビクトリーガジェットの上部にニンジャミセンを合体させた「六重連ファイナルガジェット」としても使用され、10の文字が刻印された光弾を発射する「10YEARSバスター」を繰り出している。
ダイノハープ:『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場するアイテムの一つ。こちらも楽器としての機能と、変身や召喚などの機能を併せ持つ
忍者激熱刀:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する武器の一つ。追加戦士の専用装備として位置付けられつつ、状況に応じて他のメンバーも使用するといった共通項を有する