「驚愕の戦士、伝説カラクリ!いざ、空の果てまで正義飛ばせ!」
データ
全高 | 55m |
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重量 | 1,920t |
出力 | 1,000万hp/t |
外装 | ハリケンファイバー・チタン合金製 |
テーマソング | 『旋風神、推参!』【ニコニコ動画】 |
概要
疾風流の3機のシノビマシンが、「忍風合体」することにより完成するカラクリ巨人。本作における1号ロボに相当する。
青や金を基調とした重厚な出で立ちが特徴であるが、時間制限付きとはいえより軽装の「旋風神ハリアー」へのモードチェンジ機能を備えている他、様々な「カラクリボール」を活用できるなど、見た目以上に柔軟な運用が可能な機体でもある。
また、設計・開発自体は日向おぼろによって独自に行われているものの、大元となる駆動機構については迅雷流など他の流派とも共通した部分があるため、(特定のアイテムを介する必要はあるものの)流派の異なるカラクリ巨人同士でも合体可能であり、後述する強化合体においても旋風神がその中核を担う形となる。
特徴・能力
ほぼそのままの形で右腕に合体したハリケンドルフィン、左肩に大きく配されたハリケンレオンの頭部、そしてハリケンホークによって構成される頭部と、その出で立ちは変形前の3機のマシンの特徴的な部分がほぼ上半身に集中した形となっている。
このうち、左肩についてはハリケンレオンの尻尾が変形した「テイルロッド」を差し込み勢いよく引き抜くことで、凄まじい突風「タテガミハリケーン」を繰り出せるほか、レオンの口からは煙幕を吐き出すこともできる。同様に、右手首のリボルバー状になっている部分からも竜巻を放つことが可能で、これを活かした「ドルフィントルネード」と呼ばれるパンチ技も強力である。
この他、胸部には「元素固定装置」と呼ばれる部位が備わっており、コックピットのコンソールにシノビメダルをセットすることで、それに対応したカラクリボールを装置内に実体化、疾風流の紋章が大きく描かれた円形のハッチを展開して取り出すことができる。
旋風神には、前出のテイルロッド以外に手持ちの武器が備わっていないため、必殺技を繰り出す際にはカラクリボールを出現させ、中に収められている武器を活用するのが基本的なスタイルである。
究極奥義
いずれもカラクリウェポンを駆使しての技で、ごく一部を除いて必殺級の威力を発揮する。ウェポン同士が合体した状態から繰り出す際には、通常とは異なり「フィニッシュトリック」と呼称されることもある。
- 分身幻斬り
ソードスラッシャーを駆使しての技で、旋風神の基本的な必殺技に相当する。
ソードスラッシャーを構えた状態で旋風神が3体に分身し、それぞれ3方向から敵を斬り付ける。
- 疾風豪快落とし
ゴートクラッシャーを駆使した技。
エネルギーを溜めた状態から柄を伸ばしつつクラッシャーを振り下ろし、頭上から一気に敵を叩き潰す。
- ロックドバスター
トータスハンマーを駆使した技。
同じくエネルギーをハンマーに集めた状態で振り回し、投げつけることで敵の身体を貫く。
- フィニッシュトリック・ゴートハンマーハリケン彗星
ゴートハンマーを駆使した技。
けん玉の要領でハンマーを操りつつ、クラッシャーの打面で勢いよく打ち出して敵にぶつける。
- 大回転獅子爆裂弾
ガトリングレオを駆使した技。
左腕で構えた状態から、砲門を高速回転させて毎秒20発連続でエネルギー弾を発射する。
- スピンドドリル
スキッドアタッカーを駆使した技。
膝に装着した状態から、猛スピードで敵に肉薄しこれを刺し貫く。
- フィニッシュトリック・ハリケンスパイラル
ガトリングアタッカーを駆使した技。
2つのウェポンを連動させて高速回転を生み出し、無数の竜巻とエネルギー弾を発射する。
- スタンプ百烈押し
カラクリスタンプを駆使した技。
敵にスタンプを投げつけ、「消印無効」の刻印で力を封じる。
- スターライトニードロップ
ピタットヒトデを駆使した技。
膝に装着した状態で空中に飛び上がり、一気に急降下して膝蹴りと共に先端部を突き立てる。
- スターライトクラッカー
同じくピタットヒトデを用いた技。
ヒトデを投げつけ、途中で分裂したそれらが敵の身体に貼りついた後に電流を流してダメージを与える。
- 旋風乱れ斬り
てれびくんの付録『超忍法CD』に登場するオリジナルの技。
見えない剣(クリアソードスラッシャー)で敵を滅多斬りにする。
派生・強化形態
詳細は各個別記事を参照。
旋風神の軽装形態。武装や装甲を小型化・軽量化(ハリーアップ)することにより、通常以上の機動性を確保し、60秒という時間制限付きながらも通常比で10倍の速さで動くことができる。
ハリケンドルフィンの代わりに、天空神が右腕として合体した砲撃タイプの形態。
備考
『忍者戦隊カクレンジャー』に次いで、シリーズとしては2作目となる忍者モチーフの戦隊であることから、本作の巨大ロボには「カラクリ」の要素を取り入れることで差別化が図られている。
特徴的な要素の一つである、ハリケンレオン頭部の回転ギミックについては、当時流行していたコマの玩具(具体的な言明は避けられているものの、恐らくはこれを指しているものと見られる)を意識したものであると、デザインを手掛けたプレックスの菊地和浩が後に明かしている。
関連イラスト
関連タグ
ライブロボ ジュウオウキング:スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する1号ロボ達。いずれも「猛禽類・海棲生物・ライオン」をモチーフとしたメカで構成される、3体合体のロボという点で共通項を有する