「心燃やせ今こそ!力合わせぶつかれ!でっかい明日は俺たちのもの!」
データ
全高 | 51.4m |
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重量 | 497t |
最高速度 | マッハ1.5 |
合体コード | 「合体!ライブディメンション」 |
テーマソング | 『ダッシュ!ライブロボ』 |
概要
初期メンバーの専用マシン(ジェットファルコン・ランドライオン・アクアドルフィン)が、「合体!ライブディメンション」のコードにより変形合体することで完成する。
ロボを構成するマシン(超獣メカ)は、主人公である勇介たちが矢野卓二と相川麻里が殺されてからの2年の歳月を費やし設計・開発したものであるが、ロボへの合体機構は彼らの手によるものではなく、恩師の星博士が構築し密かに組み込んでいたものである。このため、初合体に際してはコロンから託された、合体システムが記録された起動用のディスク(※)をコックピットのスロットに挿入することで合体を可能としている。
このようにシステムとしては後付ではあるものの、実際の戦闘においては高い性能を発揮し、物語後半よりライブボクサーが新戦力として加わった後も、主戦力の一つとして最後までボルトと戦い抜いた。
コックピットは各マシンのそれとは別に、集合式のものが頭部に設けられており、合体後にはシューターを経由してこちらに移動し操縦を行う。また物語後半よりブラックバイソンとグリーンサイが加入してからは、単独での出撃時には彼らも含めた5人で搭乗するようにもなった。
(※ 作中ではフロッピーディスクと呼称されているが、実際の小道具としては8cm光ディスクが用いられている)
武器・技
※太字表記は武器・斜体表記は技を表す。
- ライブシールド
ジェットファルコンの機体下部が変形した盾。合体する直後は左前腕部に装着されるが、戦闘時には手に持って使用する。
もっとも、戦闘に際して防御に使われるケースは作中でも数えるほどしかなく、物語中盤までは後述のスーパーライブクラッシュで巨大化した頭脳獣を倒した際に、いつの間にか持っていてそのまま決めポーズを決めるというパターンがお決まりとなっていた。
- ダブルカノン
両肩に装備されている2丁の大型ビームガン。ランドライオンのライオンカノンをそのまま転用したもので、華麗な早撃ちで敵に攻撃のチャンスを与えさせない。
- ライブロボビーム
胸部のライオンの口から放たれる、稲妻状の破壊光線。強力かつ速射性に優れることから、主に牽制の目的で使用されることが多い。
- 超獣剣
ライブロボの主武装である長剣。
胸部から放射したエネルギーが実体化したもので、下記の必殺技を繰り出す際などに用いられる。
物語後半のギガボルトとの戦闘の際に折られてしまうが、後に修復・強化されている。
- スーパーライブクラッシュ
ライブロボの必殺技の一つで、物語前半にて使用。
超獣剣を出現させた後、白熱化した刀身を水平に構えたままダッシュし、すれ違いざまに頭脳獣の胴を斬り払う。
- ストロングクラッシュダウン
超獣剣の修復・強化と共に新たに編み出された必殺技。
刀身を赤熱化させ、敵をX字型に斬り付ける。
備考
ライブロボには以下に列挙した、戦隊ロボとしては初となる要素が盛り込まれており、スーパー戦隊シリーズの長い歴史の中でも画期をなす存在の一つとなっている。
- 「ヒーローと巨大ロボのモチーフの統一」
- 「動物をモチーフとしたマシンによって構成」
- 「いわゆる「胸ライオン」の要素を特撮作品で初めて導入」
変型の都合上、DX玩具は当時の超合金トイとしては腕の可動が充実している。具体的には肩の軸に加え
- 肘が90度曲げられる
- 二の腕に回転軸
- 腋が開き両腕が水平まで上がる
といった具合。剣を水平に構える必殺技ポーズも再現出来る他、腋の可動は後付けの合体ギミックにおいて重要な役割を果たす(前腕にパーツを追加し腕が大型化するため、これを左右へ逃す働きを持つ)。
ただしDX玩具として発売された際は、構成する各マシンの名称がスカイマシン、ランドマシン、アクアマシンと簡素化されたものになっている。商標の関係とも言われるが詳細は不明(なお後に発売されたライブボクサーのマシンは作中と同じくバイソンライナー、サイファイヤーと表記されている)。
また2018年に発売された「スーパーミニプラ超獣合体ライブロボ」では、作中と同じ名称が使用されていた。
デザイン作業には、当時プレックスに所属していた阿久津潤一も関わっており、彼の手による原案が『B-CLUB』誌上に掲載されたこともある(参考リンク)。より生物的なフォルムを有するジェットファルコンなど、各形態の概観こそ実際に作中に登場したライブロボとは大きく異なるものの、基本的な合体機構自体はこの段階でも既に完成形に近い状態に至っていたことが、この原案からも窺い知ることができる。
関連イラスト
関連タグ
旋風神 ジュウオウキング:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する巨大ロボ(戦力)の一つ。「赤い猛禽類」「黄色いライオン」「青い海棲生物」をモチーフとしたマシンによって構成される1号ロボ、という共通項を有する
巨神ガガドム:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとしてライブロボが採用されている
超獣鬼ング:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する敵怪人の一体。公式な言及はなされていないものの、こちらもデザインモチーフの一つとしてライブロボが採用されていると見る向きもある
199ヒーロー大決戦:『海賊戦隊ゴーカイジャー』の劇場版作品。クライマックスの歴代1号ロボの揃い踏みシーンにおいてライブロボが登場、ターボロボと同時に銃撃を放つシーンも盛り込まれた