天宮勇介
あまみやゆうすけ
ネス湖のネッシーが恐竜の生存を裏付けるものではないかと信じるほどのロマン主義(人類の夢を背負う科学アカデミアの生徒にしてヒーローである彼にはぴったりな性格ではある)でスポーツが得意。
元が努力家な事もあって、ジムでの筋トレを好む。
科学アカデミアに入学できるほどの頭の良さがあることは間違いないが、そこでは世界中の天才が集まるために大原丈/イエローライオンといつも最下位を争っていた。
武装頭脳軍ボルトの幹部であるドクター・ケンプこと月形剣史とは親友であったが、剣史の暴走を止めることが出来なかった事を悔いている。また、入学直後に仙田ルイにラブレターを描いた黒歴史がある。(第16話)
なお、その文面はポエムっぽく意外と文才はあるのかもしれない。
のちにライブマンスーツのベースとなる宇宙空間活動用スーツを丈、めぐみ、矢野卓二、相川麻理と共同で開発したり、ライブクーガーやジェットスケボー、防弾チョッキを製作するなど開発者としての素質は目を見張るものがある。
一方で仙田ルイ(後のドクター・マゼンダ)には「軽薄なバカな男」と評されるほどお調子者で無神経な所がある。実際、体の弱い豪に「モテる」という理由から筋トレを勧めたり、マゼンダの蒔いたラブトワレでめぐみの友人ゆかりの婚約者である俊介が急に心変わりした様を見て、「なぁ。彼氏さ、ハッキリ言って…ゆかりさんのことをあんまり愛してなかった?」と辛辣な事を言ったりするシーンが見られた。
このため、同じくお調子者でスポーツが得意な丈とは仲が良く、悪ノリをする事も。途中からこうした軽い性格は薄れていき、客演時には落ち着いた性格となっている。
とはいえ、彼も一人の人間である。負けず嫌いな一面と努力家な面が意固地さとなって表れた事があった。
特に第23話「コンマ1秒に賭けた命」ではケンヅノーとの戦いで初めての屈辱的な敗北を味わい、悔しさと死んでしまうという恐怖から逃げるように素振りの練習をするようになり、コロンのアドバイスも碌に聞かなかった上、「戦うのは俺だ!人間なんだ!君のような鋼鉄の身体とは違うんだ!」と彼女を傷付けるような発言をしてしまった(人間である彼も傷つけば死ぬが、鋼のボディとはいえ、コロンも傷つけば壊れる=死ぬのである)。しかし、コロンの捨て身で自分を庇ってくれた事から考えを改め、恐怖を乗り越える勇気を手にしている。
これがレッドファルコンが「剣の戦士」に数えられる所以の一つであるが、勇介曰く、「自分より上の戦士」は大勢いるとの事である。勿論、生身での剣術も鷲尾岳をも凌ぐ。
義理に厚い好漢であり、かつて親友を殺害し、敵になってしまった友であっても墓参りには訪れており、それを踏み荒らそうとする輩がいれば激昂するほど。
総括すると「ドジだけど最後には頼りになる奴」という卓二の言葉が彼の人物像を端的に表していると言える。
ちなみに、作中では稀にだがオネェな口調になる事もあった。
「貴様ぁ…その足をどけろぉ!!」
2001年のVシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』にも登場。
相川麻里・矢野卓二・仙田ルイ・月形剣史の墓参りをしていたところに、ガオイエロー/鷲尾岳とオルグの戦いに巻き込まれた。
オルグの幹部・ヤバイバが勝ち誇ったように剣史の墓を踏みつけるや否や激昂し(上記の台詞はその際のもの)、当時と変わらぬ剣捌きでヤバイバを撃退した。
「ダメだ、ダメだ!そんな怯えた剣で、敵に勝てるものか!」
その後、鷲尾に「死をも恐れぬ勇気」を説き、剣を使う歴代の戦隊戦士たちの活躍を語った。
ラクシャーサとの決戦にも助太刀し、復活したオルグ魔人を撃破した。(BGMはライブマンの主題歌である)。
「見るがいい!歴代のスーパー戦隊を率いて戦った、赤き勇者たちを!!」
歴代のレッドを代表しての登場でもあり、アカレンジャーからタイムレッドまでの過去23人のレッドを呼び寄せた(なお、2人いるバルイーグルは2代目の飛羽高之である)。
力を合わせてガオレンジャーストームを作り出し、見事ラクシャーサを倒した。
劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊において、ギルマーダに苦戦する動物戦隊ジュウオウジャーと手裏剣戦隊ニンニンジャーの前にレッドファルコンの姿で歴代レッドと共に姿を現す。
「俺たち、歴代スーパー戦隊の思いを伝えよう。この星の…生きとし生けるもの全てを守り、その命を未来へと繋げてほしい。頼んだぞ、命のヒーローたち!地球の未来を繋ぎ止めてくれ」と彼らを激励し、ワイルドトウサイシュリケンキング誕生に繋げた。
椎名鷹介:忍風戦隊ハリケンジャーの主人公。勇介とは『猛禽類がモチーフの赤色の戦士に変身する』『所属する学校では落ちこぼれだった』という共通点がある。
ウルトラマンコスモス:百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊と同時期のウルトラシリーズで、嶋氏はこちらにも出演していた。
第1次ドリーム戦隊
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