「俺は宇宙を又に駆けるヒーロー始末人ギルマーダ!計画は失敗したが、皆殺しはやり遂げる!!」
データ
身長/225cm(仮の姿時:170cm)
体重/203kg(仮の姿時:153kg)
対応機種/ハナビームガン、ジャミング花粉、ウソツケマスク、闇の使い違法栽培
ジャンル/シミュレーション
概要
『ヒーロー始末人』の異名を誇るフリーの抹殺専門エージェント。
これまでも数々の惑星でヒーロー気取りの生物を抹殺して来たという凄腕で、兼ねてよりジュウオウジャーの存在を危険視していたナリアが、自らの独断でサジタリアークに呼び付けた。
花その物が人型になったかのような外見で、花弁状の背中及び頭部に葉が寄り集まって出来た様な胴体と両腕、根が絡まったかの様な両足を持つ。
ピンク色の銃剣付きライフル『ハナビームガン』を武器とする自身の戦闘力も高いが、自らの体から生やした根を地面に突き刺す事で『闇の使い』という手駒を生み出す能力『闇の使い違法栽培』も持つ。
ただし本人は直接戦闘より搦手を駆使する策略家で、無用に敵と接触する事を避けたがる傾向がある(※この点は頭は回るが、遊ぶためにやたら敵前に現れるバングレイと正反対)。
全体的に『遊び』目的で行動する、デスガリアンを初めとしたジュウオウジャーの敵では珍しい、『仕事』目的で行動する人物(※彼へ依頼を頼んだナリアも、“ジニスの秘書”という仕事の元行動している)。
しかし、ギルマーダもデスガリアンのメンバー及び外部の存在と同じく、他の星の生物を下等扱いする冷酷な外道である模様。
その思考は、“善良で無害な宇宙生物を装いターゲットとは別のヒーローに接近、そのヒーローの正義感を刺激してターゲットと戦わせ、同士討ちへ誘導して全滅させる”と言う、抹殺エージェントらしからぬ回りくどい、正義のヒーローの行動理念を嘲笑った抹殺方法を取ったことにも表れている。
また、自分の弄した策にターゲットが嵌って行くのを仮の姿で隠れ見て悦に入る、戦闘は『闇の使い』をけし掛けて自分は一旦戦線から下がる等、抹殺専門人らしく行動をした後は自分の安全を確保しようとする姿勢が見受けられる。
活躍
ジニスが姿を見せていない、サジタリアークの遊戯室へ仮の姿でナリアに連れられて登場。
その姿でニンニンジャーに接近、ジュウオウジャーを「悪い妖怪」とした上でそれを倒すよう唆す。それに加えてニンニンジャーに操を捕らえさせ、その画像をジュウオウジャーに送り付ける事で向こうの敵愾心も煽り、同士討ちの下地を作っていく。
やがてお互い、敵愾心の高まった両戦隊は決闘場所で全力を出し合って同士討ち。それを隠れて見ながら悦に入り、両戦隊が全滅した直後抹殺任務の成功を確信して姿を見せる。
ところが次の瞬間、力尽きた両戦隊の姿が消え、代わりに無事なジュウオウジャー&ニンニンジャーの12人が姿を現す。実は仮の姿の時点で八雲や霞に怪しまれており、策略に使った操の体を張った訴えでその本性と目的に検討をつけたニンニンジャーはジュウオウジャーに一足早く謝罪。無礼の詫び代わりにジュウオウジャーとの共闘に乗ったニンニンジャー(大和と天晴は除く)は忍術を駆使して逆に相手を騙し返したのだった。
こうして一杯食わされたギルマーダは、真の姿を現すも一旦逃げられた先で2大戦隊と対峙。これに対して牙鬼軍団の牙鬼幻月、蛾眉雷蔵、晦正影やジャグド、バングレイを『闇の使い』として復活再生させ差し向ける。
暫くして、闇の使いを掻い潜った大和=ジュウオウゴリラと直接交戦。当初はほぼ一方的に圧倒していたのだが、相手がジュウオウホエール(イーグライザー同時装備)にチェンジした事で形勢逆転。イーグライザーを巻き付けられて引き寄せられた上で零距離からのジュウオウファイナルを喰らい吹き飛ばされてしまう。
そして、この攻撃のダメージでまともに動けなくなった隙に合流したジュウオウジャー・ニンニンジャー12人の力を合わせた合体技『ジュウオウニンニンファイナル爆裂砲』を喰らって敗北するのだが…。
超巨大ギルマーダ
身長/315.0m
体重/2842.0t
一度倒されたものの、ナリアから貸し与えられた複数(6枚)のコンティニューメダルを食らい、その力で“チェーンコンティニュー”を果たし超巨大化を遂げたギルマーダ。根の様だった下半身は無数の巨大触手と化しており、さながら怪人の上半身が生えた巨大植物のような姿を持つ。
触手を操って相手を叩きのめす、締め上げて振り回す等の自在な攻撃を繰り出す他、眼からは光線を放つ事が可能。
無数の触手を地面に張り巡らせる事で2大戦隊諸共地球を壊そうと暴れ回り、ワイルドトウサイドデカキング、キングシュリケンジンと交戦。これを難無く圧倒して合体解除に追い込み、残った2大戦隊へ止めの光線を放つ。
しかし、光線はアカニンジャー変化忍シュリケン(快晴)を介して現れた、『歴代スーパー戦隊の“繋がり”の力』によって防がれてしまう。
そして、その力添えにより生まれたジュウオウ合体忍シュリケンによって完成したワイルドトウサイシュリケンキングには敵わず、一転して圧倒されてしまう。
最後は『ジュウオウニンニンスーパー戦隊バースト』を喰らい、「スーパー戦隊、恐るべしィィッ!!」という断末魔を残して爆散し、最期を迎えた。
余談
名前の由来はKill(殺す)+Murder(殺人)から。
声を演じる佐々木氏は、魔法戦隊マジレンジャーで冥府神ワイバーンを演じて以来10年ぶりのスーパー戦隊出演となる。
関連タグ
バングレイ、ドミドル:ギルマーダ以前に登場した、デスガリアンでは無い外部の宇宙人。
前者は『巨獣ハンター』の異名を持ち、後者は“『宇宙大大大大大サーカス』の団長”を自称していた。
また、バングレイは本記事内にある様に再生怪人として再登場した。
ハナヤイダー:デスガリアンのプレイヤー(チームクバル所属)。モチーフが一部被っている他、巨大な花を使って地球を破壊しようとした点も似ている。
パーフェクト・ガンマイザー:同じく植物モチーフ(鬼灯)で、上半身の構造やシルエットが類似する。
ヘルムート・ジモ:陰謀でヒーローを同士討ちさせた悪役繋がり。ただし、こちらはギルマーダと違ってヒーロー側の落ち度が原因で前述の行動に走った哀しき悪役である。
シンドローム、ガロウ(ワンパンマン):こちらもヒーローを狩る者繫がり、ただし両者共隠れてこそこそ暗躍して表に出ずに活躍するギルマーダとは違い実力で真正面からヒーローを倒す主義である上、悲惨な出来事からヒーローを信じられなったのが原因でヒーローを狩るようになった者であるため、ある意味では対照的(前者はやった事は非道ではあるとは言え、その原因がヒーローからの心無い言葉が原因で歪んだという点ではジモ同様ヒーロー側の落ち度が原因で運命を狂わされたというのではギルマーダとは違って同情の余地がある被害者とも取れる)。
シリウス(爆ボンバーマン):こちらも完全に同じ手口で騙して協力させた黒幕。
戦隊VSシリーズ敵キャラリンク