ピクシブ百科事典

ガロウ(ワンパンマン)

がろう

「ワンパンマン」に登場するキャラクター。
目次[非表示]

※注意※

以下、ネタバレがあります。

また現在、この記事のほぼ全ての記述はONE氏原作版の描写を基にしたものとなっています。リメイク版は現在ONE氏によってストーリーの再構成がなされ、原作とは細部が異なる展開となっているため、あらかじめその点にご留意ください。

概要

18歳。銀髪。
原作者ONE氏によれば若い狼のようなイメージ。

幼少期の体験からヒーローという存在に対して複雑な思いを抱き、人間でありながら怪人を自称して「ヒーロー狩り」に明け暮れている。
独自のヒーロー観と怪人観を併せ持ちながら、あえて怪人を選ぶ異色の存在。


来歴

かつてはS級3位のシルバーファングことバングに師事し、その一番弟子だった。
しかし門下生仲間の殆どを再起不能にするほどのトラブルを起こしたため、すでに破門されている。

その後はヒーロー狩りで名を挙げていく。
怪人協会からスカウトを受けるが、怪人観の違いから決裂。
ブサイクな子供を助けたのち、災害レベル鬼クラスの怪人達と交戦することになる。多対一で分が悪く敗北し瀕死の重傷を負って意識を失っていたが、目覚めた後は驚異的な回復力で復活。
その体ですぐさま怪人協会のアジトに乗り込み、攫われた少年の救出を試みた。

そしてヒーローや怪人たちとの度重なる死闘の末、覚醒。

ガロウ


外見は悪魔のような姿に変貌し、人間だった頃の面影は、もはやどこにもない。
その力たるや怪人協会の最大戦力の一角である黄金精子を秒殺し、残ったS級ヒーロー達を(彼らが消耗していたとはいえ)無傷で一掃する程。

ついに、サイタマと一対一の対決となる。







序盤こそ体術の経験差で一方的な攻勢を見せ、優位であるかのように進めていた。
しかし次第に自身の認識が誤っていたことを自覚していき、圧倒される。
それでもサイタマを倒そうと数回の変身を繰り返すが、最終的にはなすすべもなく完敗した。
サイタマもまた、彼の行動から、彼を怪人とは判断せず、近所迷惑な人間として見なして戦っていた。

それでもなおボロボロの姿で立ち上がり、自身の抹殺を主張するアマイマスク達の前で絶対悪について持論を語る。そしてサイタマに「なぜヒーローをやっているのか」を問うも、「趣味」と一蹴されてしまい、自分の理想のヒーロー像とかけ離れたサイタマの姿勢に愕然とする。

人物

幼少期

ガロウはヒーローごっこで無理やり怪人役にされ、その名目のもとヒーロー役のクラスの人気者からいじめを受けた。それに抗議して騒動をおこした後、自分に非はないと主張するも日陰者のガロウを他の生徒や教師までもが信用しなかった。

そして彼はヒーローに憧れた自分を封じ込めてしまう。さらに自らをヒーローものの子ども向け番組における敵役に重ね、その理不尽な構造に怒りを抱くようになる。多数派から人気のある者が勝つために配置された、弱者であり悪役、怪人こそが自分の立場であり、ヒーロー達は正義を笠に着て暴力を振るう偽善者だと思い込んだ。
もし偽善ではない絶対的正義にもとづく「本物のヒーロー」がいるならば、いじめられていた自分を助けてくれたはずであると。

青年期

行動原理

肉体的に成長し戦闘力を手にしたガロウは自らを怪人と称して世の中のプロヒーローを攻撃する。そこには2つの行動原理があった。

<怒り>
1つ目は幼少期に受けたいじめへの怒りが転移を起こしたことである。プロヒーロー達にいじめっ子の面影を見て憎しみをぶつけている。
正義のヒーローを自称しながらも子どもを助けられないプロヒーロー達は、さらには怪人を称する自分を倒せないほどに弱い。それだというのに彼らは世間からもてはやされており、ガロウは憤りを覚えている。彼がヒーローに憧れつつもそれを諦めたからこそ、その感情はより強い。

<期待>
2つ目は捨てきれないちっぽけな願望、すなわちヒーロー達へのわずかな期待である。ガロウは心のどこかで「本物のヒーロー」の出現を求めており、故にプロヒーロー達を試していた。倒れて立ち上がれないS級ヒーロー達にガロウは
「最初から何の期待もしていなかった。」
と吐き捨てるが、この言葉こそがひねくれた彼の期待の現れであった。ガロウはわざと子どもを殺すふりをして、ヒーロー達にどんな時でも子どもを守る「本物のヒーロー」としてのあり方を欲していた。

<怒り>と<期待>は表裏一体の感情である。
目の前のプロヒーローが「本物のヒーロー」かもしれないと期待するからこそ、そうでなかった時に怒りを覚え、相手が偽者でありいじめっ子に見えてくる。
逆に偽者でしかないと思っていた者が驚くほどに強かった時は、ひょっとすると目の前の相手こそが「本物のヒーロー」かもしれないと期待してしまうのであった。

妥協

ガロウは自分が理想のヒーローになっていじめられる子どもたちや虐げられる人々を救うのではなく、他人にそれを押し付け、妥協して怪人を目指した。

ガロウにとって子どもや女性は弱者なので、例外を除いて彼らを傷つけることはせず、さらには怪人から子どもを守るなどヒーローまがいの行動をみせる。
一方で自分の理想に満たない偽善的なヒーロー、あるいは正義の心はあっても実力が伴わず人々を救えないヒーローには容赦なく攻撃する。
また、彼にとって怪人はヒーローと対峙するだけの存在であり、人類を滅ぼすなどの考えはないので怪人協会とも決裂した。

サイタマに対して

自分なら絶対悪になり、恐怖によって、世界の全てを平等に救えると主張する。

しかし、ガロウは本当はヒーローなって弱者を守りたかったが、自分には無理と無意識に諦め、自らを偽善たるヒーローを倒す怪人だと蔑んだ。
故に絶対悪・恐怖で世界を救うという主張は、自らの本心をごまかして、悪側から理想の世の実現を唱えるものであった。

さらにその主張には同時に圧倒的強さを持つサイタマのヒーローとしてのあり方を問う目的があった。ガロウはサイタマが絶対悪を上回る完全無欠の絶対的正義、すなわちいじめられる子どもたちをも救える「本物のヒーロー」なのか確かめようとしたのである。

戦いの後

ガロウの思いも空しく、サイタマはヒーローを趣味と一蹴。

愕然としたガロウは「そんなのヒーローじゃない!!」と叫ぶ。
その姿を見たサイタマはガロウの生い立ちを全く知らないながらも、自身の目で見たガロウの、「手加減してヒーローを殺さない」「子供を殺す気がない」行動を踏まえて、彼が本当になりたかったものは怪人ではなくヒーローであったと看破、指摘する。

ところが、戦いに敗れその上自身の妥協を指摘されてガロウの心は完全に折れ、生きる意志を失ってしまう。
そのため処刑を強行しようとするアマイマスク達に抵抗する意志は見せず、かつての師バングによる愛のこもった拳に討たれることに満足するかのような表情すら見せていた。

しかし、サイタマの問いかけと、ガロウが怪人から救った少年がガロウを「本物のヒーロー」だと主張し、処刑を阻止しようとアマイ達相手に奮闘する姿を見て生気を取り戻す。そして(サイタマ以外の)全員が捉えられない程のスピードで一瞬にしてどこかへと姿を消した。

本心では「自分もヒーローになりたい」、しかし「自分にはなれない」と卑屈になっていた青年は、自分が救った一人の少年によって 「次」 を得た。

なお、ガロウが裏社会の戦力や犯罪勢力の大幅なダウン、怪人協会の崩壊に結果的に貢献したのは事実であり、意図せずヒーロー的な恩恵をもたらしたという意味でも、腐敗するヒーロー界隈に対するアンチテーゼ、つまりアンチヒーローにもなっている。

戦闘能力

基本的な戦闘スタイルは我流の拳法だが、高ランクのヒーローと戦うにつれて苦戦を強いられるようになり、師の顔がチラつくからと使用を控えていた流水岩砕拳を使うようになる。
天才的な格闘センスを持っており、一度戦った相手の技や戦闘スタイルを自分のモノに出来てしまう。そのため強者と戦い、死線を潜り抜けるたびに実力を飛躍的に伸ばす。
最終的には少なくとも「生物としてのリミッターが外れかける」段階まで成長している(作中のナレーションより)。その結果、サイタマ以来となる超越した戦闘力を手に入れかけるが、サイタマには遠く及ばず、不条理(偽のヒーロー)を倒す存在から、絶対悪の怪人を目指す度に弱体化していった。

(サイタマが彼を怪人とみなしておらず、殺すつもりはなく本気でなかったとは言え、)サイタマの攻撃を幾度も受けて五体満足でいられる耐久力を持つ。またつかの間ではあるがサイタマの身体能力に追随する程の格闘術を編み出すなど、これまでの敵とは違って「技で攻める」ことができるキャラクター。
現時点でボロスと双璧をなす作中最強クラスの敵であることは間違いない。

なお「悪」運も強く、タンクトップマスター金属バットが仕留められるチャンスがあった感があり(というか第三者の介入がなければ止めをさせたかもしれない)、A級のバネヒゲも必殺技の情報が世間に知られていた事と狭い場所で戦っていた事がなければ良い勝負ができただろうとガロウ自身が認めている。
クロビカリをはじめ、上位S級ヒーローならば、その異常な成長速度が発揮される前に倒すことも不可能ではなかった。

サイタマに敗れ、怪人の力が失われる際は、煙のようなものが漏れ出る形で表現されている。

余談

5位を獲得。その際描かれたONE氏によるイラストにて、ガロウはヒーローではなく怪人を狩っており、彼の考えに変化が見てとれる。

災害レベル竜以上でありサイタマがマジシリーズを使うほどのガロウとボロスだが、その二人はどちらが強いかでよく議論になる(男の子って好きね…)。

ボロスvsガロウ


原作者ONE氏はニコニコ生放送にて曰く「ガロウとボロスはどっちだろうな?前までは絶対ボロスの方が強かったけど、 今のガロウはもうほぼパーフェクト怪人みたいなところがあるんで。わかんないですね。いい勝負…いい勝負するところで、接近戦だったらガロウの方が強いんじゃないかなとは思いますね。 接近戦ていうかパンチとかキックとか、そういうのはだいたい避けられるっていう…」と言葉を濁した。
作者が悩むほど両者の実力は拮抗しているようで、2人の戦闘スタイルは対照的。
ボロスは体内の莫大なエネルギーを駆使した圧倒的なパワーとスピード、極めて優れた再生能力、中遠距離にも適したエネルギーの放出攻撃(雑魚が触れれば骨も残らず、最大出力ならば星の表面ごと消し飛ばせる)などで戦う。第2回原作人気投票のゲリュガンシュプ曰く「サイタマがいなければ10日あれば地球を更地にできるほど」とのこと。
対して、(サイタマとの対戦当初の)パーフェクト怪人ガロウは優れた格闘能力・連撃をもって戦い、作中ではサイタマを一瞬振り切るほどの反応速度を見せた(サイタマが手加減していたとはいえサイタマの攻撃を何度もいなしたりかわして見せた)ものの、ボロスのような範囲攻撃は持ち合わせていない。
一概にどちらが強いとも言い切れず、接近戦・格闘戦ならばガロウに分はあるが、ガロウがボロスの範囲攻撃をいなせるかに勝負は決まるか。
サイタマ自体は、ボロスとの対戦時は彼をいつもの怪人ように殺すつもりだったが、ガロウに対しては彼の行動からガロウを「怪人のコスプレをした人間」として見て殺さないように戦っている。

関連イラスト

ガロウ
人間怪人ガロウ


OPM: Non-love
怪人ガロウ


最惡の怪人
怪人ガロウンコマン



関連タグ

ワンパンマン シルバーファング 
怪人協会 S級ヒーロー

ボロス(ワンパンマン) 怪人王オロチ

蜘蛛の糸 結果はどうあれ、予期せぬ自らの行動が予期せぬ形で自らを救うきっかけになる一例。

ステイン(僕のヒーローアカデミア)ルナティック・・・それぞれの思想や価値観でヒーローを軽蔑するアンチヒーロー繋がり。

pixivに投稿された作品 pixivで「ガロウ(ワンパンマン)」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 131596

コメント