CV.うえだゆうじ
概要
S級12位のヒーロー(元C級301位)。
犬の着ぐるみのようなものをまとっている寡黙な男性。嗅覚に優れている。
活動範囲は災害発生件数・出現怪人の平均レベルともに圏内屈指のホットゾーンであるQ市に絞られている。しかし、彼はたった一人でQ市の治安維持に成功させており、街では怪人被害が起こらないという。
その結果、ヒーロー協会は戦力を他の市に回せたり、他の市の人々がQ市に逃げ込んできて地価が高騰する様になるなど、頼もしさという観点でも圧倒的である。
その姿からヒーローだけでなくマスコット的な観点からも市民からの人気は高いが、サインには応じない。いつも特定の場所に陣取っている事もあり、市のシンボルとしても好かれており、「会いにいけるヒーロー」としても知られている。
常軌を逸した強さから、同僚の金属バットと共にS級クラス成立の立役者でもある。
能力
本物の犬と同様に嗅覚が優れている描写がある。また、Q市における怪人災害を完全に鎮圧するなど、怪人を察知したり状況判断力も特筆すべきである。
原作では巨大な鬼の首を毟り取るというシーンのみだったが(これだけでも十分凄いが)、村田版77話にて、回想扱いではあるが遂に実際の戦闘シーンが登場。
獣のように両手を地面に着いた四足戦闘によるスピードと驚異的なパワーを活かして戦う。非常にアグレッシブな戦いっぷりを見せながらも無表情で淡々と怪人の集団を制圧していく様には、ガロウも「アレじゃどっちが怪人かわかったもんじゃねぇ」と感想を抱いていた。
怪人協会の下っ端を瞬く間に惨死体の山に変え、その上で超然と座り込む姿はまるで『ライオン・キング』の様である。
おまけに、タンクトップマスターを舎弟ごと下し、(手負いだったとはいえ)金属バットをも圧倒して、完全に勢いづいていたガロウを一方的に叩きのめすという、驚くべき強さを見せつけた。
その強さはガロウの想定を超えており、この時点におけるガロウの切り札である「流水岩砕拳」さえも凌いでみせただけでなく、ガロウの攻撃に合わせてわざとお手を繰り出す場面もあった。
Q市から敗走したガロウは、敗因を「パワーとスピードが想定以上だった」こと、「自身の戦闘スタイルが人を対象としたモノであるため四足歩行の戦闘を行う相手と相性が悪いこと」「人以外の相手との戦闘経験不足」を挙げている。しかも、この時の番犬マンは、ガロウがQ市を抜け出た時点で追跡を止めているため、ガロウが実力で逃げ切れたわけでもない。
怪人協会との決戦には参戦していない。よくも悪くも、守護対象をQ市にフォーカスしている状況である。
関連タグ
ハチ公→街のシンボルとしての描写のモチーフだと思われる。