概要
吉本興業所属の見るからに弱そうなボケの田中一彦と、見るからに強そうなツッコミの武智によるお笑いコンビ。
同期は売れっ子が多い大阪NSC22期生で、2003年に結成。当初はディエゴ・マラドーナから取って「マラドーナ」というコンビ名だったが、2007年に解散。翌年に再結成し、現在のコンビ名にする。
ちなみに、すぐ解散すると考えてコンビ名は適当に付け、再結成時には後輩芸人のモンスターエンジン西森が「スーパー」を付けた。しかし、2020年にディエゴ・マラドーナが亡くなった際には、武智が哀悼の意を述べた。
2人とも、NSCに一度落ちているという他のコンビにはない特徴がある。
コンビ結成当初は仲が良かったが、次第に武智が田中に厳しくなり田中が失踪、これが解散のきっかけだった。その後再結成したものの、2014年にも田中がまた失踪した。
それから、後述のことを経て現在はコンビ間で対等になっている。
芸風はコント漫才がメインで、当初はお互いのキャラクター性を無視した内容が多かった。その後、性格を反映したネタが増えていき、伏線回収も入れるようになった。
賞レースにおいては、THE_MANZAIで2012年の、M-1グランプリで2015~2018年のファイナリスト(最高3位)となった。ちなみにTHE_SECONDにでは、2023年はノックアウトステージ初戦で敗退、2024年は選考会で敗退するなど結果を残せていない。
また、下記の騒動によりブレイクのきっかけを2回逃している。
1回目は2016年にNONSTYLE井上裕介が交通事故を起こした際、その車に武智が同乗していた影響を受けて。2回目は2018年にとろサーモン久保田かずのぶの暴言動画を武智が撮影していたため。しかも更年期障害発言の主というおまけ付きであった。
そのため何かあるたびにマイナスになることも発生するとネタされることも。
一方、田中は売れると仕事が増えるから困るという独特の価値観を持っていて、武智に対する憤りも特にないようだ。しかし売れたくないからといって何のスキルも持っていないわけではなく、アメトーークでは「アメトーークは出るもんじゃない、見るもん」という名言を残したり、M-1グランプリでは「服を逆に着ていた」などのどうでもいいようなプチドッキリを連発するなど強烈な印象を残している。
メンバー
田中一彦(たなか かずひこ)
ボケ担当、立ち位置は向かって左。
前述のような奇行だけでなくギャグを多く取り揃えている。
結婚する前にスマイルウーイェイよしたかと同居していた。お互いに結婚した今も家族ぐるみでの付き合いがある。
2016年に結婚、現在2児の父親。武智が不祥事起こした時チャンスだと思い、新婚旅行に行った。
武智(たけち)
ツッコミ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
本名は「武智正剛」(たけち せいごう)
漫画「特攻の拓」のセリフを引用した「ひき肉にしてやんよぉ」というギャグがある。但し、相方などに被せられる時がある。そして、そのギャグはヨネダ2000誠に譲った。また、「ひき肉です!!」が流行った時は驚いていた。
身から出た錆だったが、前述の暴言で誹謗中傷被害に遭ってしまい、書類送検された者もいた。但し、2020年にまたしてもライブ配信で暴言を吐いてしまった。
M-1ファイナリストになってからはM-1に対して拗らせており、現在はあらゆるものをM-1に結び付け、M-1に関することを述べる「M-1おじさん」、通称「Mおじ」になった。ただ、上記の件があるせいか、煙たがっている芸人仲間や視聴者も少なくはない。また、自分達のYouTubeチャンネルではM-1以外にもsecondやwなどのレビュー・批評を行っている。(他̶人̶の̶事̶を̶批̶評̶す̶る̶前̶に̶自̶分̶を̶見̶つ̶め̶直̶す̶べ̶き̶で̶あ̶る̶)
2008年に結婚、現在2児の父親。ちなみに、結婚を発表したのは2010年(同時期に長女が生まれた)と時間差がある。
関連人物
同じ、M-1ファイナリスト(2017年と2018年で共演した)。川瀬名人が武智と同じくM-1に対して熱い思いを秘めている。
M-1グランプリ2023チャンピオン。髙比良くるまが「セカおじ」を名乗っており、お互いのYouTubeチャンネルで共演した。