概要
THE SECONDとは5月にフジテレビで放送されるテレビ番組およびお笑い賞レースである。ジャンルは漫才のみで、一対一のトーナメント形式で勝敗が決まっていくという特徴があるが、大会の一番の目玉はそこでは無い。
この大会には他の賞レースと同じく出場規定があるのだが、その規定というのが
結成16年以上のコンビ(※)かつ 全国ネットの漫才賞レース番組で優勝していないことというものである。
実力や才能はあっても、出場できる賞レースがないために、ブレイクのきっかけが見出せない漫才師達に“セカンドチャンス”をつかんでほしいというのがこの大会「THE SECOND」である。
他の賞レースと違いネタ時間は6分に設定されている(M-1、THE MANZAIは4分)。このため、ローテンポな漫才を得意とする東京ダイナマイトやスリムクラブなどが戦いやすくなっている。
しかし、松本氏が第2回大会開始前に芸能活動休止した故、代役はハイパーゼネラルマネージャーとしてくりぃむしちゅー有田哲平とスペシャルサポーター博多華丸・大吉がする。
テーマ曲は「バラ色の日々/THE YELLOW MONKEY」。
予選以外の審査員は100人の観客で、「とても面白かった:3点」、「面白かった:2点」、「面白くなかった:1点」で点数を付け、合計点が高い方の勝利となる。また審査員は対戦する2組に同じ点数を付けてもよい(両組に3点など)。
同点の場合、3点を付けた人数が多い方の勝利となる。
また、ネタ時間が6分30秒を超えると10点減点、さらにそこから15秒超過ごとに10点減点される。
ノックアウトステージでは各ネタの終了ごと、グランプリファイナルでは両方のネタが終了してから点数を付ける。
また観客審査員系では珍しいが、審査に責任を持たせるため、ネタを観ての感想を聞かれる。なので、評価が偏る観客は間引きされる。
出演者
MC
ご存知心の無い男。
フジテレビアナウンサー。
その他
リポート担当。
2023のノックアウトステージの解説員ゲスト。
ノックアウトステージのMC。トレンディエンジェルと笑い飯は2023のみ、マヂカルラブリーは両方に出ている。
2023のグランプリファイナル抽選会のMC。
2024のノックアウトステージとグランプリファイナル抽選会のMC。
中川さん
吉本の社員。マネージャーも来られない大阪吉本勢の代わりにくじを引く。
ノックアウトステージ
予選を勝ち抜いた32組のみが参加できる本戦トーナメント。
このノックアウトステージは出場者が2組ずつネタを披露し、1対1の“タイマン”形式で面白さを競うネタバトル。
トーナメントなので、どんな実力者同士であっても当たってしまえばタイマンしなければならず、確実にどちらかが敗退してしまうという、ある意味M-1よりも残酷なルールとも言える。
32組→16組→8組と絞られ、残った8組が全国ネットゴールデン帯のグランプリファイナルに進出できる。
抽選会ではAからHブロックに分かれる。籤を引けるのは本人やマネージャー、所属事務所の関係者。
特に観客と選考委員に評判が良かった8組はポットAに選ばれ、それぞれが各ブロックに離されて潰しあわないようにされる。なお第1回のグランプリファイナルに残ったのは、8組中6組である。
主な出場者
M-1グランプリ決勝に進出するも優勝できないままラストイヤーを迎えてしまったスーパーマラドーナやランジャタイ、タイムマシーン3号などに加え、惜しくもM-1決勝に進出出来なかったプラス・マイナス、金属バット、ガクテンソクなどが参戦を表明している。
また、久しくテレビでネタをしていない我が家や鬼ヶ島、天津や芸歴50年以上のザ・ぼんちも参戦し、お笑いファンにはたまらない芸人達が揃っている。
なお、出場出来ないのは「漫才」のチャンピオンなので、キングオブコント王者のかもめんたるやジャルジャルは出場できる。
THE MANZAIマスターズに呼ばれず、THE SECONDにも弾かれるハマカーンは悲惨の一言である。
グランプリファイナル結果
第2回大会
一回戦
第一試合
第二試合
第三試合
第四試合
準決勝
第一試合
コンビ名 | 点数 | 結果 |
---|---|---|
ガクテンソク | 283点 | 通過 |
金属バット | 273点 | 敗退 |
第二試合
コンビ名 | 点数 | 結果 |
---|---|---|
タモンズ | 264点 | 敗退 |
ザ・パンチ | 278点 | 通過 |
決勝
コンビ名 | 点数 | 結果 |
---|---|---|
ザ・パンチ | 243点 | 敗退 |
ガクテンソク | 294点 | 優勝 |
第1回大会
一回戦
第一試合
第二試合
第三試合
第四試合
準決勝
第一試合
コンビ名 | 点数 | 結果 |
---|---|---|
マシンガンズ | 284点 | 通過 |
三四郎 | 256点 | 敗退 |
第二試合
コンビ名 | 点数 | 結果 |
---|---|---|
囲碁将棋 | 284点 | 敗退 |
ギャロップ | 284点 | 通過 |
決勝
コンビ名 | 点数 | 結果 |
---|---|---|
マシンガンズ | 246点 | 敗退 |
ギャロップ | 276点 | 優勝 |
余談
- 元々ピン芸人・コント師・漫才を交えた、お笑いの種類を超越した異種格闘技戦を欲しがっていたある芸人が提案した。だが、最終的に漫才だけになってしまったらしい。
- サムネはジャルジャルだが、現在2年連続ポットAに選ばれて、2年連続ノックアウトステージ初戦で敗退している。
- 髙比良くるまが「Mおじ」ならぬ「セカおじ」を名乗り、自身らのYouTubeチャンネルで第1回大会を熱く考察した。また、令和ロマンはM-1グランプリ2023でチャンピオンとなったので出場資格を失い、永久に名乗れるようになった。
- 翌年も熱く考察しただけでなく、前述の仕事を得られた。
回復するまで、大会総合演出である日置祐貴氏のアカウントで情報が更新されたが、2024年1月31日に復旧した。
関連タグ
M-1グランプリ THE MANZAI THE W NHK新人お笑い大賞
ABCお笑いグランプリ 上方漫才大賞 NHK上方漫才コンテスト ytv漫才新人賞