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R-1ぐらんぷり

あーるわんぐらんぷり

R-1ぐらんぷり(アールワンぐらんぷり)は、吉本興業主催のピン芸コンクール。一人芸で誰が一番おもしろいかを決める大会。
目次[非表示]

概要

吉本興業主催。関西テレビ放送後援。
1人芸で誰が一番おもしろいかを決める大会であり、タイトルの「R」は本来落語を意味しているが、落語に限らず「とにかく面白い1人芸」を披露することがルールとなっている。

古典落語以外なら基本的に何でもあり、出場者も落語家モノマネ芸人漫談家・1人コント師だけでなく、普段はコンビやグループで活動している芸人、アマチュアでも個人で参加出来る。キャリアも若手からベテランまで問わないオープンな大会であるが、第17回大会は出場者はプロ限定となり、それとは別にアマチュアによる1人動画大会となる「R-1アマチュア動画ぐらんぷり」が行われる。

(第16回までにアマチュア芸人が決勝に進出したことがないが、準決勝は粗品(2011年)と濱田祐太郎(2012年)が進出。後にプロとして優勝している。)
制限時間があるが、とくに過ぎてもペナルティはない。

第1回(2002年)は座布団の上で漫談を披露することが決まりだったが第2回からはその規定がなくなり、音響が使用可能になった。
また、現在は関西テレビフジテレビの共同制作によりゴールデンタイムに放送されているが、第2回以前はテレビ中継が全国放送されず、関西ローカルだったり、第5回までは収録だったりする。
賞金も現在は500万円だが、初期は100万円だった。
第11回~第16回の優勝者には関西テレビ制作・フジテレビ系列で放送される冠番組の出演権が与えられる。

2021年度からは出場制限が「芸歴10年以内」とされ、同時に再びアマチュアも参加できるルールに改定された。このため10年以上の芸人は涙をのんだ。
また「R-1グランプリ」の表記に変更された。

流れ

予選

前年12月(開催年によっては1月)から2月(第1回は6月から9月)にかけて東京と大阪で行われる。
最初は1回戦・準決勝のみだったが、のちに2回戦・3回戦・準々決勝が追加された。
予選の制限時間は2分・3分(初期の準決勝は4分)

敗者復活戦

第7・8回は「サバイバルステージ」、第13回以降は「復活ステージ」として開催。
M-1は台風の目になるのに対し、R-1は苦戦するのが多く、良くても準優勝止まりだった。

決勝

上記の予選をすべてくぐりぬいた猛者たちと敗者から復活したものが激突する戦いが…
6人(回によっては5人・7人)のプロによる厳しい審査で行われる。
一時期は視聴者審査の「お茶の間(d)投票」が審査に加えられた。

歴代R-1優勝者

開催回大会期間決勝戦放送日優勝者所属(優勝当時)エントリー数
12002年6月18日 - 10月6日2002年10月14日だいたひかるフリー351名
22003年12月11日 - 2004年3月6日2004年3月14日浅越ゴエ吉本興業(大阪)609名
32004年12月1日 - 2005年2月19日2005年2月20日ほっしゃん。吉本興業(東京)1,239名
42005年12月1日 - 2006年2月18日2006年2月19日博多華丸吉本興業(東京)1,761名
52007年1月6日 - 2月18日大会最終日なだぎ武吉本興業(大阪)2,183名
62008年1月5日 - 2月17日大会最終日なだぎ武よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪2,731名
72008年12月25日 - 2009年2月17日大会最終日中山功太よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪3,400名
82009年12月25日 - 2010年2月23日大会最終日あべこうじよしもとクリエイティブ・エージェンシー東京3,539名
92010年12月17日 - 2011年2月11日大会最終日佐久間一行よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京3,572名
102011年12月30日 - 2012年3月20日大会最終日COWCOW 多田よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京3,612名
112012年12月24日 - 2013年2月12日大会最終日三浦マイルドよしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪3,684名
122013年12月24日 - 2014年3月4日大会最終日やまもとまさみ佐藤企画3,715名
132014年12月24日 - 2015年2月10日大会最終日じゅんいちダビッドソンアミー・パーク3,751名
142016年1月4日 - 3月6日大会最終日ハリウッドザコシショウSMA NEET Project3,786名
152016年12月27日 - 2017年2月28日大会最終日アキラ100%SMA NEET Project3,792名
162017年12月26日 - 2018年3月6日大会最終日濱田祐太郎よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪3,795名
172018年12月29日 - 2019年3月10日大会最終日霜降り明星 粗品よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪2,542名
182019年11月28日 - 2020年3月8日大会最終日マヂカルラブリー 野田クリスタル吉本興業(東京)2,532名

第19回以降はR-1グランプリを参照

第17回-第18回大会は出場者はプロ限定。第19回大会以降は芸歴10年以下(アマチュア含む)が対象。
因みに粗品と野田はM-1グランプリの優勝者でもある。

優勝したのに…

M-1などとは異なり、R-1の決勝に進出してもブレイクする可能性は低い。
それでも優勝者に限れば、劇場などで第一線で活躍するあべこうじ佐久間一行、キャンプ芸人として注目を浴びるじゅんいちダビッドソン、先天性の視覚障害を抱えつつも講演会やボイスサンプルの録音担当などで活躍する濱田祐太郎など、大半はそれぞれの分野で活躍している。
しかし、優勝したにもかかわらず、逆にくすぶってしまった芸人が3名もいる

東京に進出するも、自身のネタは関東ではウケない事が判明。結果的に関西に戻るも、既に自分の活動場所は無くなっており、今では週4のペースでアルバイトをしている。

様々な番組でネタを披露するものの、ワンパターンなネタがすぐに飽きられ、程なくして仕事は激減。現在は劇場を中心に活動を広めているが、功太共々ハブられるらしい。

優勝翌日に全国ネットでネタを披露するものの、あがり症の余り、段取りを間違え大失敗しバカリズムからこき下ろされてしまう。さらに元来のトークの下手さが露呈してしまい、バラエティ番組の出演が激減。現在はお笑いから身を引き、クレープ店を経営している。

冠スポンサー

第1回大会:東京通信ネットワーク(TTNet)
第2回大会:パワードコム 
※第2回大会までのロゴには「R-1ぐらんぷり」と年数の下に「The Freestyle "WAGEI" Bout」
と書かれた。
2010年~2014年:東洋水産
2016年:Cygames
2021年:U-NEXT
2023年:コーエーテクモゲームス
※大会名は2020年まで「(冠スポンサー名)R-1ぐらんぷり(開催年)」。
 2021年・2023年は「(冠スポンサー名)R-1グランプリ(開催年)」。

関連タグ

お笑い 落語 モノマネ 漫談 コント

M-1グランプリM-1)…若手漫才師日本一を決めるコンテスト。
キングオブコントコント日本一を決めるコンテスト。
ABCお笑いグランプリ…関西限定で放送されている、若手芸人の登竜門的なコンテスト。
NHK新人お笑い大賞…NHK主催の若手芸人の登竜門的なコンテスト。
THE MANZAI…年に一度の漫才師の祭典。2011年~2014年まではコンテスト形式。
女芸人No.1決定戦 THE W…女芸人日本一を決めるコンテスト。設立したきっかけはR-1でだいたひかるが優勝して以来(2021年まで)女性のチャンピオンが登場していなかったことから。 2021年のR-1には第1回のゆりやんと第4回の吉住の2人の『THE W』優勝者が決勝進出した。
THE SECOND…結成16年以上の漫才師のみが参加できるお笑いコンテスト。

パペットマペット - 本大会で唯一、コンビでR-1に参加した芸人。なぜかM-1には参加できないという。

外部リンク

公式サイト
Wikipediaの記事

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