概要
粗品とせいやによる吉本興業所属のお笑いコンビ。2013年結成だが、芸人としてのデビュー年次は2011年秋頃で、芸歴としてはNSC33期と34期の間に当たる(慣例及び自己申告により、33期と同期扱い)。
元々、別々の高校に通っていた2人がハイスクールマンザイの予選でライバルとして別コンビで出場して出会ったのがきっかけ。その後、粗品はオーディションで吉本入り、せいやはアマチュア活動をしているところを粗品に誘われ2013年1月に吉本入りしたため、吉本入りした時期で言えばNSC34期生よりも遅く、35期生より僅かに早いぐらいである。
結成当初はプロ入り時期のズレがあったため、せいやは周囲から白い目で見られ続けていたが、第38回ABCお笑いグランプリと第7回ytv漫才新人賞で優勝している。
第14代目のM-1グランプリのチャンピオンで、平成生まれの最初の優勝コンビであり、2023年に優勝した令和ロマンが優勝するまでは唯一で、令和ロマンの芸歴5年8ヶ月の記録が更新されるまでは最年少だった。
また、M-1創始者である島田紳助が芸能界を去った後で結成されたコンビでもある。
彼らの優勝で停滞状態が続いていたお笑い界の活性化のみならず、刺激を受けたり、受け入れやすくなったりしたチャンピオンが続いている。
M-1優勝前にコンビでR-1ぐらんぷり2018ファイナリストになっている。この時は2人とも優勝を逃したが、翌年に粗品が優勝した。そして、コンビでR-1グランプリのMCを務めている。
コンビ名の由来は、せいやが縁起が良いと思って付けた「霜降り」と、粗品のお気に入りの漫画キャラクター不知火明乃明星(瀬戸の花嫁の登場人物)の名前の一部を合体したもの。
芸風は前述の通り漫才メインで、せいやが様々なシチュエーションでアクティブなボケを、粗品が後述のような独自のポーズをしながら体言止めで突っ込むコント漫才。粗品が元々行っていたフリップ芸の発展形と言われることがあるものの、せいやはその扱いを嫌がっている。ネタは両者でパズルのように組み合わせて考えている。
コンビ揃ってポケットモンスターのファンであり、自身が主催するライブでは一貫してポケモンの技やアイテムに関連したタイトルを付け続けていたり、「霜降り明星のだましうち」(ラジオ)や「霜降り明星のあてみなげ」といったポケモンの必中技にあやかった(=必ず番組がヒットする)タイトルの冠番組も持っている。
このことが高じて、2020年4月5日放送の「ポケットモンスター」にトレーナー「セイヤ」と相棒の「ソシニウム」として、コンビ揃ってゲスト声優出演を果たしている。
他にも、ONE PIECE FILM REDのゲスト声優を務めた。但し、粗品とせいやの間でONE PIECEの知識に格差があり、せいやは最新回にほぼ追いついているが、粗品はアラバスタ編の途中で止まっている。
2020年の冬ドラマに粗品は「絶対零度」、せいやは「テセウスの船」に出演していた。
実はコンビでビビり、アメトーークの「ビビリ-1グランプリ」では常連だった。
2024年現在、活動内容に乖離があり、せいやは多数のテレビ番組に出演する一方、粗品はYoutubeなどインターネットやピンの単独ライブが主活動となっている。現時点でのコンビでのレギュラーは「新しいカギ」と前述の「霜降り明星のあてみなげ」の2本(全国ネット・ゴールデンに限れば「カギ」の1本)のみとなっている。ただし、これはあくまでテレビのレギュラーの話であり、ラジオでは「霜降り明星のオールナイトニッポン」が放送中、コンビのYoutubeも毎日更新を継続中である。
メンバー
関連動画
関連項目
COWCOW チョコレートプラネット:同じくメンバー全員がR-1ファイナリストになっているコンビ。COWCOWはメンバーのいずれか(多田と粗品)が王者で、チョコレートプラネットは新しいカギで共演している。但し、どちらも違う年であった。
ネイビーズアフロ:同じNSC33期扱いになる同期芸人。こちらは芸歴がややこしくない。
マヂカルラブリー:R-1とM-1に優勝しているお笑いコンビ。こちらはメンバーの野田クリスタルが「同年にR-1とM-1のチャンピオンとなった芸人」である。
M-1グランプリ歴代チャンピオン
ytv漫才新人賞歴代チャンピオン
ABCお笑いグランプリ歴代チャンピオン