概要
サンミュージックプロダクション所属、岩崎う大(ボケ)と槙尾ユウスケ(ツッコミ)の二人によるお笑いコンビ。
キングオブコント2013王者。
メンバー
岩崎う大(いわさき うだい、本名:岩崎 宇内〈読み同じ〉、1978年9月18日 - )
ボケ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって左。
東京都西東京市出身、一時期オーストラリアに住んでいた帰国子女。
東京NSC6期生
脚本家、放送作家、漫画家としても活動している。
既婚者で3児の父親。
槙尾ユウスケ(まきお ゆうすけ、本名:槙尾 祐介〈読み同じ〉、1980年12月5日 - )
ツッコミ担当、立ち位置は向かって右。
広島県安芸郡出身。
女装を得意とし、コントでは女性役を多く演じている。
カレー屋「マキオカリー」を経営している。
2012年に結婚し、現在1児の父親。
経歴
元々は早稲田大学のお笑いサークルとしてスタートした5人組コントグループ「WAGE」の一員として活動していた。また、う大は個人でNSC東京(6期)に入学し、グループを離れていた時期がある。
WAGE解散後は「解散したのにそのメンバー同士でコンビを組むのは、なんとなくタブー」という考えから暫くお互いピンでの活動を行っていた。
WAGEのメンバーには、後にピン芸人として活躍している小島よしお、歌ネタ王決定戦2014で優勝した手賀沼ジュン、スペース☆ダンディ・妖怪学園Yなどに脚本で参加している森ハヤシがいる。
2007年に、小島がピン芸人として大ブレイクしたのを機に「手賀沼はミュージシャン、森は脚本家と、それぞれ別のジャンルで活動しているし、今なら二人でやっても良いんじゃないか」と考え、槙尾がう大を誘い「劇団イワサキマキオ」を結成。
当初は演劇ユニットとしての志向が強く、お笑いはメインではなかったが、次第にコントが中心となっていった。
2009年に小島も所属するサンミュージック所属となり、2010年からコンビ名を現在の「かもめんたる」に改めて活動している。
2013年、キングオブコントで優勝。なお、2015年には優勝経験者としては大会史上初となる再出場(準決勝で敗退)、2016年にも再出場し、これまた大会史上初となる優勝経験者の決勝進出(結果は総合5位)を果たした。
2015年から「劇団かもめんたる」を旗揚げし、再び演劇を中心に活動している。劇団かもめんたるには他劇団からも俳優が参加しており、ヨーロッパ企画やナイロン100℃など複数の劇団から移籍・客演がなされている。
2017年を最後にコンビとしての単独ライブは行っておらず、2018年以降は専ら劇団かもめんたる中心に切り替えておりコンビでの活動は単発のメディア出演やライブへのゲスト出演など減少傾向にあったが、2020年8月、有吉の壁に初出演をきっかけとして準レギュラー化している。
劇団イワサキマキオ時代の2008年2009年に『M-1グランプリ』に出場したが、う大は漫才は向いていないと感じ、それ以降コントに注力し漫才を行うことはなかった。しかし2020年12月、『お笑い二刀流道場』(テレビ朝日)でその当時の公演で演じていた役が素の自分に近いと感じていたう大がその役柄のままやや芝居がかったしゃべくり漫才で披露したのをきっかけにう大の漫才熱が高まり、翌年7月のルミネtheよしもとのM-1トレーニング2021というイベントで新ネタを披露したところ反応が良かったため12年ぶりにM-1に出場を決める。2021年大会では準々決勝、2022年大会では準決勝進出を果たした。
また、2023年より開催されている結成16年以上の漫才師による大会であるTHE_SECONDにも出場している。2023~2024年はベスト16に進出している。
芸風
コント専門だったが、後に漫才も行うようになった。
コントはシュールでナンセンス。単独ライブではエログロなネタを披露している。
漫才はしゃべくり漫才。う大が変な主張をエキセントリックに展開し槙尾が巻き込まれて被害者になっていくネタや、う大の独白を混じえたネタがある。
コントの脚本は綿密にネタを盛り込みつつ、かもめんたるのシュールな、ともすれば猟奇的な感性が滲み出た独特な内容となっており、同業者は元より漫画家といった異業種からも熱い支持を得ている。
一方で、平場でのトークや瞬発力が求められるバラエティ番組ではなかなか活躍出来ないという悩みがあり、大喜利もやや苦手。
関連タグ
スペアイ(アニメ):CGアニメーション作品。岩崎が脚本を担当。
キングオブコント歴代チャンピオン