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ワンパンマン

わんぱんまん

ワンパンマンとは、ONEにより無料公開されているヒーロー漫画作品。 またこれと平行して、村田雄介の作画によるリメイク版が商業展開されている。
目次 [非表示]

概要編集

ONE氏のホームページにて掲載中のWeb漫画。

2012年6月14日から集英社のWebサイト『となりのヤングジャンプ』にて、リメイク版となる「ONE PUNCH-MAN」(原作:ONE氏、作画:村田雄介氏)の連載が開始されており、集英社から単行本化もされている。

アニメ化が2015年3月12日発売の『週刊ヤングジャンプ』15号にて発表され、2015年10月より放送。

さらに2016年9月25日には、アニメ第2期の制作決定、およびアプリゲームの制作が発表された。


そして2期終了から2年2022年8月4日にアニメ第3期の製作が決定した。


あらすじ編集

就職活動に行き詰まっていた青年・サイタマは、ある日、街で暴れていた怪人からひとりの少年を救う。その時、「ヒーローになりたい」という子供の頃の夢を思い出し、就活を辞めてヒーローになることを決意した。

そして、3年に及ぶトレーニングと強敵達との死闘の末、一本も残さずハゲてしまったのと引き換えにどんな怪人でも一撃で倒せるほどの超パワーを手に入れた。が、文字通りどんな相手もワンパンで決着が付いてしまうようになったため、戦いに対する緊張感を失い、ヒーロー活動を趣味として続けながらも虚しい日々を送っていた。


そんなサイタマの元に、故郷を焼いた敵を追うサイボーグの青年・ジェノスが現れる。彼を自爆寸前まで追い詰めた怪人を例によって一撃で倒したサイタマは、その圧倒的な強さを目の当たりにしたジェノスに弟子入りを志願されてしまう。

その日を境に、職業としてのヒーローを擁立するヒーロー協会に加入し、そこに所属するヒーローをはじめ、忍者や格闘家、超能力者、ヒキニートオタクと、様々な人物と出会い、交流を深めていく中で、世界の裏で蠢く怪人達の陰謀に知らず知らずのうちに首を突っ込んでいく事となる。



世界観編集

現代の日本に似た都市が主な舞台だが、人名(本名)はカタカナのみで姓が存在せず、地名も「A市」「B市」などアルファベットのみで表されている。


人類は「怪人」と総称される様々な異形の怪生物が引き起こす災害に日常的に見舞われており、民間団体「ヒーロー協会」に登録された格闘家サイボーグ超能力者などの高い戦闘力を持つ人間が「ヒーロー」として人命救助や怪人殲滅等の対処を行っている。

ただし、ヒーローの台頭は本編開始3年前であり、それ以前は軍隊が対処していた事が村田版の番外編で語られている。


また、この世界での人類は、過去の戦争での人口減少と環境変化によって国と言語が統一され、一つの大陸に集まって暮らしている事が119撃目で明かされている。旅客機や客船等、軍隊やヒーロー協会が保有するもの以外の輸送機の描写が不自然なほど見受けられないのは、この事情が大きく絡んでいる。


登場キャラクター編集

主要人物編集


その他登場人物編集

下記参照。

ワンパンマンの登場キャラクター一覧

ヒーロー協会  社会に埋もれている実力者達

怪人(ワンパンマン)




誕生の経緯編集

この作品は元々ONE氏が導入した漫画制作用ソフトの練習用として描かれたものだった。最初はあの名作パロディ的な内容だったこともあり、名前や設定が酷似している。


しかし1話完結のつもりでweb漫画投稿サイトで公開したところ、読者から予想外の好反応を受けた。そのためプロットを組み直すことにより、連載作品へと至ることになった。


リメイクの経緯編集

村田雄介氏がONE氏ホームページでワンパンマンを読んでファンとなり、ONE氏とコンビを組みたいと考え始めていた。その後暫くしてONE氏が家族から漫画家となることに対して反対されていることを知り、村田氏は急ぎONE氏に連絡を取る。そして共に漫画を制作することを持ち掛け、新たにONE氏原作読切を描くことになった。


村田氏が当時専属契約を結んでいた週刊少年ジャンプ編集部等に、読切を提出するも苦戦。その内に村田氏が腸炎で倒れ、命の危機に瀕する。入院中、死ぬ前にONE氏と共に仕事をしたいと考えた村田氏は、退院後にジャンプとの専属契約を切ることを決意。


また当時ONE氏は異なる出版社からワンパンマンを書籍化するために描き直す作業を行っていたが、その出来にONE氏自身が納得出来ずにいた。そこで当初からワンパンマン商業化について「村田先生に描いて貰えたら1番良いな」と考えていたONE氏は、ワンパンマンの作画を村田氏に任せることにする。


そして回復した村田氏を作画担当に据えて、リメイク版『ワンパンマン』を「となりのヤングジャンプ」で連載することとなった(村田氏の生配信での発言によれば、リメイク版連載開始後に村田氏がONE氏に対して「やっぱりONEさんが絵を描いた方が良いんじゃないですか?僕の作画が嫌になったら仰って下さいね?」という旨を伝えたところ、ONE氏は「何いってるんですか(笑)」と笑い飛ばしたという)。


詳細は以下の記事、及び公式ファンブック「ワンパンマンヒーロー大全」を参照。

ONE | 「今から本気で漫画家を目指す」とつぶやいたら


リメイク版独自の展開編集

リメイク版ワンパンマンではONE氏原作版の時には無かったエピソードや番外編が描かれることが多いが、それらは全てONE氏がネームを描いている。

またリメイク版作画担当の村田氏は、戦闘の演出や台詞を新たに加える時は全てONE氏に確認を取り、添削を受けている。そしてこの手順を経た上で単行本に収録している。


リメイク版では単行本10巻収録話以降、その多くが原作版とは異なる展開となっているが、これに関してONE氏はXで

リメイク版ワンパンマンのオリジナル展開に関してよく質問ありますが、僕がネームをお渡しして、村田先生がデザインや演出を補強して今の形になってます。

と発言している。さらにアニメワンパンマンの公式ラジオ番組に出演した際にONE氏は

「原作版ではこれは描けないなという展開は避けてきましたが、リメイク版では村田先生が描いて下さる。なので村田先生の絵になったら凄そうな展開を思い付いた時は、それを使わない手は無いと思いお願いしています。僕には描けないけれど村田先生なら描けて、なおかつより面白い展開ならば絶対にそちらを選択するという作り方になりました。」

という旨の発言をしている。

しかしリメイク版オリジナル要素である童帝VSフェニックス男の際、XでONE氏は

僕の指示や提案だと誤解されてるようですが、一連の修正は全て村田先生のアイデアとネームですよ。」という発言をしている。


また、リメイク版では単行本収録前にも修正が行われる事があり、物語展開が修正前と大きく異なる事もある。

修正前の話は、一部が「番外編」として公開されているhttps://tonarinoyj.jp/episode/13932016480028986873



アニメ編集

2015年10月よりテレビ東京テレビ大阪TVQ九州放送KBS京都BSジャパン(現BSテレ東)AT-Xで放送。その後、アニマックス長崎放送北陸放送奈良テレビでも放送された。


第2期が2019年4月からテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-X、青森テレビで放送。また、Netflixやdアニメストアなどでの配信も行われている。5月からは長崎放送でも放送。


第2期放送前には特番が放送され、名前がそっくりな英雄中の人がナレーションを担当した。


なお、第2期に連動する形で同年1月13日から3月31日までTOKYO MXおよびBS11で第1期の再放送が行われた。


スタッフ編集

  • 監督:夏目真悟(1期) 櫻井親良(2期)
  • シリーズ構成:鈴木智尋
  • キャラクターデザイン・総作画監督:久保田誓
  • 美術監督:池田繁美、丸山由紀子
  • 音響監督:はたしょう二(1期) 岩浪美和(2期)
  • 音楽:宮崎誠
  • アニメーション制作:マッドハウス(1期) J.C.STAFF(2期)
  • 製作委員会:ヒーロー協会

主題歌編集

オープニングテーマ編集

歌唱はJAM Projectによる。


THE HERO !! 〜怒れる拳に火をつけろ〜

第1期オープニングテーマ。作詞・作曲は影山ヒロノブ、編曲は宮崎誠


「静寂のアポストル」

第2期オープニングテーマ。作詞は森雪之丞、作曲はヒカルド・クルーズ、編曲は宮崎誠。


エンディングテーマ編集

「星より先に見つけてあげる」

第1話から第11話のエンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は前山田健一、歌は森口博子


「悲しみたちを抱きしめて」

第12話のエンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は飯塚昌明、歌は森口博子。


「地図が無くても戻るから」

第2期エンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は本多友紀、歌は古川慎

関連動画編集

1期PV

ニコニコ版はこちらから


2期PV

ニコニコ版はこちらから


余談編集

“ワンパンマン”というタイトルは主人公サイタマが圧倒的な強さ故に殆どの戦闘がワンパンで終わってしまう事と、有名な作品であるアンパンマンのタイトルに合わせた一種の言葉遊びであるのだが、しばしば一部の読者の間で作中に登場するボロスガロウのようなワンパンでは倒せない強敵との戦闘描写を指して「ワンパンしてない」といった指摘がされる事があるが、上述のように“ワンパンマン”というのはあくまでも主人公の特徴を表したタイトルに過ぎないため、ワンパンで倒れない強敵を登場させてはいけないというような決まりなど存在すらしていない。ちなみに作中において「ワンパンマン」という呼称が使われたことは一度もない。



関連タグ編集

WEB漫画 ONE 村田雄介


コラボタグ編集

Fate/One-PunchMan(Fateシリーズ)


users入り編集


関連リンク編集

ONE PUNCH-MAN(となりのヤングジャンプ)

ワンパンマン(ONE氏のホームページ)

ニコニコ漫画

ニコニコ漫画(SE&BGM付き)

TVアニメ「ワンパンマン」公式サイト

Twitter

ワンパンマンLINE公式スタンプ

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