概要
作者:ONE
連載:小学館のWebサイト「裏サンデー」(2012年4月~)1話、2話、3話が無料閲覧可能。
小学館のコミックアプリ「マンガワン」(2014年12月~)こちらは全話公開中。
書籍版:裏少年サンデーコミックス
マンガワンでは2017年12年22日、裏サンデーでは同月29日に101話の発表をもって完結。
2018年3月19日から本編のその後を、霊幻新隆を主人公に描く物語「REIGEN」が連載開始。マンガワンで不定期更新。
2015年12月にマンガワンにてアニメ化が発表され、2016年7月より放送。
2018年3月18日には霊幻新隆が主役となってテレビシリーズの展開を自分本位に捏造しまくる趣向の総集編(一部新作パートあり)『モブサイコ100 REIGEN ~知られざる奇跡の霊能力者~』が上映され、その中で第2期の制作が発表された。
第2期『モブサイコ100 II(モブサイコヒャク ツー)』は、2019年1月より放送。
第3期『モブサイコ100 III』は、2022年10月6日からTOKYOMX、BSフジで放送開始(Amazonプライムでも同日から午前1時から配信開始)
また2016年9月にはゲームアプリ「モブサイコ100 ~サイキック・パズル~」がリリースされた。(現在はサービス終了している。)
さらに2018年1月から主演を濱田龍臣、監督を坂本浩一という1か月前まで『ウルトラマンジード』でもタッグを組んでいたことで記憶に新しい2人によって実写ドラマ化された。
2018年1月に舞台化された、影山茂夫役はアニメ版で同役を務めた声優の伊藤節生。
あらすじ
影山茂夫、通称『モブ』は、おかっぱ頭で大人しく目立たない中学2年生。
勉強もスポーツも人付き合いも苦手な彼には、一つだけ特異な性質があった。
それは、本物の超能力者だということ。
並外れた強大な超能力を持ちながらも、生きていく上でそれは不要だと考えているモブ。
そんな彼は平凡な自分を変えたいと思いつつ、自称霊能力者の霊幻新隆の下で時給300円のバイトをしながら青春の日々を過ごしていた。
不器用な彼を取り巻く様々な人や出来事を描く。
100になったら 何かが起きる。
※以下、原作のネタバレが含まれます。ご注意下さい。
登場人物
主要人物
影山茂夫(かげやま しげお)(CV:伊藤節生/舞台版:同左/ドラマ版:濱田龍臣)
本作品の主人公。通称「モブ」。中学2年生。内気で目立たない少年だが、極めて強大な超能力者。
霊幻新隆(れいげん あらたか)(CV:櫻井孝宏/舞台版:馬場良馬/ドラマ版:波岡一喜)
モブの師匠。自称霊能力者にして詐欺師。モブの超能力を利用する一方で、不安定なモブを支える保護者のような役割も担っている。
エクボ(CV:大塚明夫/舞台版:なだぎ武/ドラマ版声:大塚明夫)
上級悪霊。万物の頂点に立つ神になるという野望を持っている。モブに敗北してからは彼の力を利用しようとすり寄る。
影山律(かげやま りつ)(CV:入野自由/舞台版:松本岳/ドラマ版:望月歩)
モブの弟。中学1年生。成績優秀でスポーツ万能。生徒会に所属。兄の持つ超能力に対して憧れと恐怖が入り混じった複雑な感情を抱いている。
花沢輝気(はなざわ てるき)(CV:松岡禎丞/舞台版:河原田巧也/ドラマ版:荒井敦史)
通称「テル」。中学2年生。黒酢中の裏番長と呼ばれている。モブが初めて出会った、自分以外の超能力者。モブに勝負を持ちかける。
『塩中学校』
モブや律の通う中学校
脳感電波部
暗田トメ(くらた とめ)(CV:種﨑敦美/舞台版:田上真里奈/ドラマ版:山谷花純)
画像中央。
3年5組。脳感電波部部長。己の夢である宇宙との交信のため、テレパシストを探している。
犬川豆太(いぬかわ まめた)(CV:山下誠一郎/舞台版:森公平)
画像奥。
部員の2年生。モブとは小学生時代からの知り合いで、脳感部廃部を阻止するためモブを部員に勧誘する。
猿田尻彦(さるた しりひこ)(CV:濱野大輝/舞台版:田代哲哉)
画像左下。
部員の1年5組。坊主で顎が割れている。
雉子林春人(きじばやし はると)(CV:綿貫竜之介/舞台版:匁山剛志)
画像右。
部員で3年4組。痩せ型で頬がこけている。
竹中桃蔵(たけなか ももぞう)(CV:野瀬育二(第1期)/河西健吾(第3期))
元部員で2年生。現在はテニス部。
肉体改造部
郷田武蔵(ごうだ むさし)(CV:関俊彦/舞台版:郷本直也→兼崎健太郎/ドラマ版:長濱慎)
画像中央。
3年生。肉体改造部部長。中学生とは思えないほどに鍛え上げており、『健全な精神は健全な肉体に宿る』を体現した人物。しかし勉強は苦手。後輩思いの良き先輩。
志村遼平(しむら りょうへい)(CV綿貫竜之介/舞台版:能登屋ヒヒ丸/ドラマ版:鈴木貴之)
画像左上。
3年1組。リーゼントのような髪型。
佐川純(さがわ じゅん)(CV山下誠一郎/舞台版:高橋良輔→米村秀人)
画像左下。
2年2組。頭は丸刈り
隈川弘(くまかわ ひろし)(CV武内駿輔/舞台版:三宅十空→赤谷翔次郎)
画像右上。
3年2組。髪型はモヒカン。
山村秀樹(やまむら ひでき)(CV濱野大輝/ドラマ版:黒石高大)
画像右下。
3年3組。髪は短髪。
鬼瓦天牙(おにがわら てんが)(CV:細谷佳正/舞台版:木戸邑弥→大海将一郎/ドラマ版:白戸達也)
3年生。塩中の番長。喧嘩に明け暮れており非常に馬鹿。しかし無遅刻無欠席で授業も真面目に聞いていたりと、どこか憎めない人物。
山崎(やまざき)(CV:君嶋哲/ドラマ版:キャッチャー中澤)
2年生。鬼瓦の舎弟。
生徒会
神室真司(かむろ しんじ)(CV:遊佐浩二/舞台版:平田裕一郎/ドラマ版:國島直希)
画像左。
塩中学校の生徒会長。濃いクマと歳に似合わぬほうれい線が特徴。家庭内で優秀な兄と比べられ続けたためか、屈折した形で周囲に認められようとする。
徳川光(とくがわひかる)(CV:松岡禎丞/舞台版:星野勇太)
画像右。
塩中学校の副生徒会長。神室の親友。固く厳しい性格だが、冷静で観察眼に富んでいる。
その他の生徒
高嶺ツボミ(たかね つぼみ)(CV:佐武宇綺/ドラマ版:与田祐希)
2年生。黒いロングヘアーをした女子。学内のアイドルのような存在であり、モブが想いを寄せる初恋相手にして幼馴染。アニメ版ではピンクの大きなペアピンを付けている。
米里イチ(めざと いち)(CV:藤村歩(第1期・第2期)、嶋村侑(第3期)/舞台版:末永みゆ)
2年1組。新聞部部員の女子。行動力と旺盛な好奇心があり、物怖じしない性格。「(笑)(かっこわらい)」事件以降モブの超能力に注目しており、宗教団体「サイコヘルメット教」にも積極的に関わっている。
黒酢中学校の3年生で、不良たちの番長。
覚醒ラボ
密裏個人による超能力研究機関。集めた超能力者の力を人工的に覚醒させることを目的とする。
密裏賢治(みつうら けんじ)(CV:ふくまつ進紗/舞台版:平尾健蔵/ドラマ版:久保田悠来)
覚醒ラボを運営する資産家の息子。茂夫と間違えて律を勧誘する。
黒崎麗(くろさき れい)(CV:福沙奈恵/舞台版:加藤里保菜/ドラマ版:坂ノ上茜)
画像右上
超直感能力の持ち主。が、ESPカードの正当率は60%。
ドラマ版ではパイロキネシス(発火能力)の持ち主に変更されている。
画像左上
超強力な念動力を有する(自称)。実際はスプーンを曲げられる程度。
朝日豪(あさひ ごう)(CV:桑畑裕輔→熊澤玄徳/舞台版:杉山真宏)
画像中央上
パイロキネシス(発火能力)を持ち、指先から炎を発するが火力は100円ライターほど。
白鳥兄弟(CV:花倉洸幸)
テレパシー能力を持つ双子。しかし兄弟間でしか意思疎通できない。
ドラマ版では、兄弟で手をつなぐと結界を作りだせる能力に変更されている。
白鳥大地(しらとり だいち/兄)(舞台版:匁山剛志/ドラマ版:塩野瑛久)
画像中央下の左
白鳥海斗(しらとり かいと/弟)(舞台版:田代哲哉/ドラマ版:福山康平)
画像中央下の右
「爪」
各地の超能力者を集め、世界転覆を目論むテロリストグループ。名前の由来は「『能ある鷹は爪を隠す』と言うが我々は爪を隠さない鷹だ」という理念から来ている。
強い苦痛を強いられる事が超能力覚醒への糸口の1つだという考えから、拷問じみた方法で力を目覚めさせる「覚醒実験」を支部の構成員に行い人工的に超能力者を作り出す事に成功しているが、1人1人の能力は非常に微弱な上に大勢で力を放出しても相手を金縛り状態にさせるのがやっと(しかも抑え込んでおけるのは精々並の人間くらい)、というように生まれつきの能力者とは天と地ほどの差がある。
「幹部はボスに勝てばいつでもボスの座に就ける」というシステムを導入しており、各支部の幹部達は体のどこかにボスに挑んで返り討ちに遭った際に付けられた傷がある事から、「傷」とも呼ばれている。
モブや霊幻によって第7支部幹部達の殆どは改心し、後の統一郎と5超、他支部の幹部との戦いではモブ達に協力した。
「爪」第7支部
遺志黒漠然(いしぐろ ばくぜん)(CV:大久保瑠美、岩崎ひろし(正体)/舞台版:堀田勝/ドラマ版:モロ師岡)
「爪」第7支部の支部長。小柄な体をマントで包みガスマスクを被る。変声機により性別不詳だった。
重力を操る超能力を持ち、小型ブラックホール「黒玉(くろだま)」を自在に生み出す。
誇山恵(こやま めぐむ)(CV:三木眞一郎/舞台版:和成→田中涼星/ドラマ版:岩永洋昭)
「傷」の一人。モブが街中で初めて見つけた「大人の超能力者」。初登場時はフードで顔を隠していた。
乱暴かつ非情。螺旋状の念動力を手足に纏わせバリアを貫通させる「念動螺旋」の使い手。
超能力者の子供を攫う目的でモブたちの前に現れる。
桜威遊助(さくらい ゆうすけ)(CV:細谷佳正/舞台版:神里優希/ドラマ版:出合正幸)
「傷」の一人。眼鏡にスーツを着た超能力者。理知的な雰囲気を漂わせる。
物質に自分の念じた力を「呪い」として与えることが出来る「呪玩(じゅがん)」の使い手。
愛用の刀はこれにより生み出された、真剣以上の切味を持つプラスチック製のおもちゃ。
寺蛇梵児(てらだ ぼんじ)(CV:立木文彦/舞台版:坂本和基)
「傷」の一人。縞状の髪型。陰湿で打算家、利己的な性格。
鞭状の念動力「空鞭(からぶち)」の使い手。モブとテルの前に最初に立ちはだかる。
邑機智弘(むらき ともひろ)(CV:鶴岡聡/舞台版:河野賢治)
「傷」の一人。スキンヘッドにアーマーとマントを纏う。額の真ん中の点はホクロ。
物理攻撃の効かない無数の幽体で相手を袋叩きにする「幽体術(ゆうたいじゅつ)」を操る。
霧藤前夜(むとう ぜんや)(CV:桐井大介/舞台版:河野賢治/ドラマ版:鈴之助)
「傷」の一人。顎が長い。
幻覚を見せる能力を持ち、攫ってきた能力者の子供に恐怖を植え付け洗脳する「教育係」を担う。
宮蛾輪灯成 (みやがわ とうせい)(CV:勝杏里/舞台版:森公平)
「傷」の一人。細く切れ長の目。
超火力を誇るパイロキネシスト(発火能力者)。支部に潜入したテルと対峙する。
槌屋華 (つちや はな)(CV:原優子/舞台版:坂本和基/ドラマ版::間宮夕貴)
「傷」の一人。鍛え上げた体躯と熟練した「硬気功」を駆使する肉弾戦を得意とする女性。
並大抵の念動力では捉えきれない速度を持つ。
無飼流星群 (むかい きらり) (CV:小見川千明/舞台版:加藤里保菜)
「傷」の一人。年端もいかない少女だが、強力な「人形使い」。一人称は「ボク」。
槌屋を「ツッチー」と呼び懐いている。
嶽内閃光 (たけうち せんこう)(CV:柳田淳一/舞台版:田中涼星)
「傷」の一人。気を体内に溜める槌屋とは違い、体外に気を放出するという「超気功」を操る。
本気になると顔付きが変わる。
モブには文字通り一蹴されてしまったが、遺志黒から「強さの底が見えない」とその能力を高く買われており、「爪」他支部の幹部たちからも「凄腕」として認識されているなど実力自体は第7支部でもトップクラスである様子。
魔津尾純愛(まつお じゅな)(CV:綿貫竜之介/舞台版:天羽尚吾)
「傷」の一人。「悪霊使い」のオカマ。ペットにした悪霊達には皆お菓子の名前をつけている。
強力な悪霊を見つけると捕まえずにはいられず、エクボと対峙する。
ショウ(鈴木将)(すずき しょう)(CV:國立幸/舞台版:永田聖一朗)
「爪」本部から第7支部へ偵察に来ている少年。
他の幹部のように顔に傷はないが、強い能力を持っている。
「爪」本部
画像中央。炎のような眉が特徴。
「爪」を束ねるボス。有能(=超能力が優れているもの)が支配者になるべきだと考えている。
他者(実の息子の将を含む)を顧みるという事をまるで行わない、冷酷かつ傲慢な性格。
統一郎直属の幹部「5超」の中でも随一のパワーを持つが、気弱で素直な性格。常に傘を携帯している。
「爪」を会社と勘違いしている節があり、統一郎を「社長」と呼んで崇拝している。
5超の1人。盲目の青年。他人の動きを先読みできる能力と空間を自在に移動出来るテレポート能力を駆使し、如何なる攻撃をされても傷一つ付かない。
5超の1人。エネルギーを植物に注ぎ込む事で成長・増殖させ、またそれらを自在に操る能力者。
5超の1人。筋肉に念信号を送り膨張させる技「サイコステロイド」を使い、大幅にビルドアップするパワー系能力者。
5超の1人。眼鏡をかけた青年。電子機器や電波に関わるシステムに自由に侵入・操作できる能力を持つ。
霊能力者
日輪霊能連合に所属する霊能力者。都市伝説退治の件で霊幻一行と共闘する。
日輪霊能連合の会長を務める、霊能業界の大御所。敵対した同業者は廃業にまで追い込まれるとの噂を持つ。
故人。
40年前に日本のメディアに初めて露出し、霊能業界で確かな地位を築いた霊能力者。
髪を角髪に結って鉢巻をし、袖の破れた道着を着て背中に聖剣「草薙大般若影光(税込み700万円)」を背負っている妖怪ハンター。その奇異な姿ゆえしょっちゅう警察に職質される。一対一でしか妖怪と戦ったことがなく、霊幻に妖怪退治の協力を依頼する。
アニメ
2016年7月より放送。放送局はTOKYOMX、読売テレビ、BSフジ、テレ朝チャンネル1(テレビ朝日のCS系列)。BSフジ以外では放送直前特番が放送。
第2期は、2019年1月より放送、第3期は2022年10月より放送。
第1期
第2期
第3期
スタッフ
舞台化
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裏サンデー Web漫画 2016年夏アニメ 2019年冬アニメ
腐向け作品用タグ…モ腐サイコ100
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