「何度貧血で倒れようとも 足をくじこうとも」
「後ろについて走っていたその姿が」
「俺たちに勇気を与えてくれる」
「お前に影山を渡すわけにはいかん」
CV:関俊彦
概要
『モブサイコ100』の登場人物。塩中学校3年3組で、肉体改造部部長。
中学生とは思えないほどに鍛え上げられた肉体を持つ。
優しさと気概に満ち、部員たちへの面倒見も良い好漢。
外見
凛々しい眉毛に太いもみあげ、服がぱっつぱつになるほどに発達した全身の筋肉など、どう見ても中学生には見えない外見。常に体育服を身に着けており、滅多に制服は着ない。
人物
他人に対する思いやりにあふれ、面倒見がいい兄貴肌。たとえ一度は厳しく接した相手であっても、相手が自らの態度を省する姿勢を見せれば、鍛錬を通じて互いの理解を深める人格者。
喧嘩や争いごとを好まない性格であり、「筋肉はそんなもののためにあるのではない」と語る。しかし影山が黒酢中学の不良に拉致された際には、肉体改造部全員で救出に向かうなど、正義感にも溢れている。
肉体改造部に入部したモブを快く受け入れ、トレーニングに全く付いて来れないモブに対しても、その努力と根性を認めて「部の大切な一員」として受け入れている。後に彼のひたむきさに対し、「勇気を与えてくれる」と語っている。
喧嘩の協力を仰ぎに来た鬼瓦のことは、当初こそ一喝したものの、その後肉体改造部の活動を通じて交流を深めている。
一言で言えば、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」を地で行く人物。
一方で、肉体改造に努めすぎた所為で学力は残念の一言。
能力
超能力は持たないものの、その鍛え上げられた肉体が持つパワーは常人をはるかに凌駕している。その筋力は不良3人を片手で軽く放り投げるほど。ある時は肉体改造部5人で黒酢中の不良たちを全員倒してしまった。また、花沢輝気をはじめとする超能力者の一撃を受けても立ち上がるなど、耐久力も常人以上。
「爪」本部との騒動の際には、暴走した幹部である肉体強化能力者・柴田に投げ飛ばされる。しかし動けない影山をかばい、自身を盾にして彼を守り抜いた。その際一時的にエクボが憑依。エクボによって潜在能力を100%解放した際に発揮した郷田部長の力は超能力のそれを凌駕し、相手を圧倒した。エクボからは「超能力でブーストした筋肉と、地道な努力で鍛え上げられた筋肉とじゃ質が違う」と絶賛されている。
なにげにこの一件は本作に於ける超能力の在り方を如実に示している。超能力とは少し変わった”個性”のようなモノであり、それは”人としての強さ”とは無関係なのである。郷田部長が心身共に鍛え抜いて得た本物の強さは、超能力で得た薄っぺらい力とは比べるべくもなかったのである。
言動
- いきなり入部したモブに対して「おう!よろしくな!」と笑顔で承諾。
- 体力のないモブを常に励まし、練習中も一切責めずに彼を気遣う。
- 部室に居座る脳感電波部の面々を黙認し、一緒に遊んだりもする。
- モブがさらわれた際は怒りをあらわにし、バンプアップ100%。
- 不良の鬼瓦と鍛錬を通じて打ち解ける。
- 暴走した肉体強化能力者から、意識のないモブを身を挺して助ける。
- 自分たちを襲った超能力者を病院に運ぶ。
- 恋愛に思い悩むモブに、自身も恋愛経験が無いながらも真摯な応援をする。
- 暴走したモブを止めるために全速力で駆けつける。