「一応ボスを除けば世界一の自負があるのですが」
CV:杉山紀彰
概要
世界征服を目論む超能力者の組織『爪』に所属する、ボス直属の幹部『5超』の1人。
パッと見は人当たりの良さそうな青年だが、その戦闘能力は組織でも随一の実力者。ちなみに盲目である。
容姿
黒髪をオールバックにしており、真ん中の前髪は下りている。糸目のイケメンであるが、瞼を開くとそこは黒く塗り潰された様に描写される。
上述の通り盲目であるため、意図的に目を閉じている可能性がある。
性格
常に穏やかな笑みを浮かべており、言葉遣いも丁寧である。性格は冷静であり、高い実力も相まって戦闘中でも余裕のある言動が多い。危険だと判断した相手をタイマンに持ち込み優先して排除しようとするなど、冷徹な一面も見せる。
「弱者をいたぶる趣味はない」と語るが、律を執拗に追い込んだり、元『爪』第七支部の面々を「ドブネズミ」「ゴキブリ」呼ばわりするなど、やや他者を見下す様な場面が多い。
能力
高出力のサイコキネシスとそれを用いた体術に加えて、相手の動きを先読みする能力とテレポートを駆使する。先読みの力は無数の銃弾すら余裕でかわし、テレポートは予備動作なしで連続発動が可能。
戦闘の際にはこの厄介な2つの能力を用い、トリッキーかつ神出鬼没な動きで敵を翻弄する。飛び道具や技を使用せず、能力使用からの至近距離の肉弾戦で、相手を一方的に叩きのめす。更に防御力も高く拳銃程度では傷一つ付かないため、ダメージを通すのは至難の業。
更に極限まで集中する事で、対象を絞り集中して捕捉する『マインズ・アイ』も発動可能。こうなっては一部の隙も無くなるが、絞った対象以外は感知出来なくなってしまうという致命的な弱点があり、後にこれが敗因となった(詳細は後述)。
弱点としては、「意識外からの攻撃には対応しきれない」「動きが単調になりやすい」などが挙げられる。
そのためテルは多対一の態勢を取ったが、その底知れない強さに苦戦を強いられた。
作中の動向
『爪』の世界に対する宣戦布告に際し、講演会に侵入し総理大臣を誘拐。テルの妨害が入るも難なく作戦を遂行する。その後も様々な場所で『爪』に抵抗する超能力者達を翻弄していく。
そして拠点の前で律・テル・元『爪』第七支部の幹部など、敵方の超能力者の大部分を1人で相手取る。途中不意を突かれて畳みかけられるも終始彼等を圧倒した。
しかし『マインズ・アイ』発動中、対象を超能力者のみに絞っていたため無能力者である霊幻を感知出来ずに、彼の『正当防衛ラッシュ』を受け一時倒れる。そしてその場に桁違いの力を持つモブがやって来た事もあり、「割に合わない」としてあっさり降参してしまった。
あまりに呆気なくギブアップした事を怪しむ霊幻に対し、自身は「楽しければ何でもよい」と語るが、大勢の人間に迷惑をかけた事に怒るモブに気圧され、姿を消した。その後の消息は不明となっている。
余談
その整った容姿故かファンからの人気は高く、芹沢以外の元『5超』の面々の中では唯一グッズが制作・販売されている。
関連イラスト
関連タグ
彼の専用タグ。原作の描写が元ネタだが、アニメでは普通に描写される。