濱田龍臣
はまだたつおみ
子役出身で、子役時代には大河ドラマ『龍馬伝』や実写版『怪物くん』などに出演し、その可愛らしい容姿と演技力の高さから大きな注目を集めた。また、CMなどにも数多く出演しており、おそらく誰もが1度はどこかで見たことのある子役の1人であったと思われる。
その後、中学時代に入ると、オーディションを受けても落選が続くなど一時低迷期を迎えた(本人曰く、「芸能活動をやめようかと思ったほどだった」とか)が、めげずに芸能活動を続けた結果、2017年にウルトラシリーズの最新作『ウルトラマンジード』にて、主人公の朝倉リク役に抜擢されるという大仕事を手にした。
抜擢当時はまだ16歳であり、シリーズ史上最年少の主人公として話題となった(ただし、放送開始後の第8話の翌日の8月27日で17歳になったため、17歳としては『ウルトラマンギンガ』で主演を務めた根岸拓哉と並んで以後は最年少タイ記録になる)。なお、濱田にとってもドラマで主演を務めるのはこの作品が初めてのことであった(アニメ映画に声優として出演した際や舞台などでは主演を務めたことが何度かあるほか、主役の子供時代を演じたことならある)。また、2000年代生まれの主人公は彼が初であり、『ウルトラマンアーク』の主演を務めた飛世ユウマ役の戸塚有輝が出演するまでは唯一だった。
この最年少記録は2024年現在も破られておらず、それもあって新世代シリーズ(および令和シリーズ)主演俳優の中でも濱田は一番年下である(ちなみに、次に若いのは『トリガー』でマナカ・ケンゴを演じた寺坂頼我)。それどころか10歳以上年上の後輩までできてしまうというなんとも複雑な事態となっている。
扱いとしてはゲスト出演だが、新アイテム&新形態が登場したりと物語にも大きくかかわっている。
ウルトラシリーズ以外でも舞台・ドラマ・映画と幅広く活躍するようになっており、今後の活躍が楽しみな若手俳優の1人となっている。
最近ではサブカルチャー関連の造詣の深さを買われてか、バラエティ番組への出演も多くなっている。
童顔であるが故か、20歳を超えてもしばらくは高校生役を演じることも多かった。また、最近では不良やマッドな悪役等、それまでのヒーロー役としてのイメージを覆すような役柄も演じている。
なお、俳優一本で生きていくと決めており、高校卒業後は大学に進学せずに芸能活動一筋の生活を送っており、最終学歴は高卒となる。
- 趣味・特技はサッカー、レゴ集め、将棋、けん玉、漢字の書き取り、ゲームなど。特にゲームはモンスターハンターを筆頭に相当やりこんでいる様子。あるインタビューでは、土日はほぼゲームをして過ごしていることをぶっちゃけていた。
- 『踊るさんま御殿』に出演した際、うっかり「プレイステーション5はPS1~4(の対応ソフト)まで全部遊べる」という真偽不明の情報を発してしまったことがある(後日、誤情報を発してしまったことを認めたうえで、所属事務所のツイッターアカウントを通じて謝罪した)。なお、2020年9月に、PS5の互換性はPS4までであることが正式に発表され、一部で囁かれていたこの憶測は明確に否定される形になった。
- 好物はマグロ。
- 家族構成は、14歳年下の弟がいるとのこと。もちろん、弟への「ウルトラマン」の布教は忘れておらず、しっかり行っている。抜け目がない…。
- ドキュメンタリー映画『ハイヒール革命!』では女装姿を披露しているが、元々中性的な容姿をしていたことから親和性は抜群であり、ファンや共演者からは「女の子そのもの」と絶賛されたという。
- 長らく知る人ぞ知るエピソードであったが、2020年に当時の写真を自身のツイッター上にアップし、本物の美少女と見紛う程の完成度の高さは多くのファンを驚愕させた。
ウルトラシリーズ関連
- 『ウルトラマンジード』に出演する前にも、映画『ベリアル銀河帝国』に、ウルトラマンゼロと一体化した青年ランの弟:ナオ役で出演したことがある。この時はウルトラマンに変身こそしなかったものの、ジャンボットに搭乗して敵の幹部と戦うという一幕があった。
- 同時に、この映画のラスボスであるウルトラマンベリアルと6年7ヶ月後には親子として再度共演するという珍妙な事態にもなった。
- 濱田は「小さいころからウルトラマンになるのが夢だった」と語っており、朝倉リク役に抜擢されたことが決定した際にはとても嬉しかったとのこと。一方、『ベリアル銀河帝国』からまだ7年ちょっとしか経っていない今になって、早くもウルトラマンを演じることが決まってしまったために、「嬉しかった一方でかなり焦った」とも語っている。
- 幼少時代は『ウルトラマンネクサス』、『ウルトラマンマックス』、『ウルトラマンメビウス』のハイコンセプト・ウルトラマンシリーズをリアルタイムで見ており、DVDでは『ウルトラマンコスモス』もよく観ていた。本人曰く『コスジャス』と『ウルころ』を特によく見ていたらしい。
- アニメ『怪獣娘』を視聴したことも明かしており、ニコニコ動画で放送された生放送特番では「自分も是非出たい」と語っていた。
- また、『SSSS.GRIDMAN』や『SSSS.DYNAZENON』も視聴しており、劇場作品である『グリッドマンユニバース』が公開された際には、『ウルトラマンコスモス』で主演を務めた杉浦太陽と共に応援コメントを寄せている。
- 『ジード』の撮影(ロケ)の際、メイクの時に、よく歴代ウルトラシリーズの主題歌を口ずさんでいたらしい。
- ジードの形態で一番好きなのはマグニフィセント。戦い方はプリミティブが一番好きだとか。
- 劇場版でゲスト出演した『R/B』もしっかりと視聴しており、湊兄弟役の2人に対しては「自分が先輩」という意識よりも「テレビで見てた2人」という認識が強かったとのこと。
- 映画公開記念の対談では共演者の潘めぐみと共に濃すぎるガチヲタトークを展開。始まりは彼の推しであるジャスティスの話題から始まっている。
- 2022年5月30日、やっと休みが取れたようで遂に『シン・ウルトラマン』を鑑賞。鑑賞後は、案の定語彙力が崩壊、「すげぇもん見たな…。」とTwitterで呟いていた。
ウルトラマンジャスティス
彼が一番好きと公言しているウルトラマン。
上述したように世代的にはハイコンセプト・ウルトラマンシリーズなのだが、3~7歳くらいまで車の中で『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス』を何回も繰り返し観ていたと話している。本人曰く「最初は敵として現れたジャスティスが、最後にはコスモスと一体化するところがすごく格好良いなと思ったんです」とのこと。
S.H.Figuarts『ウルトラマンジード』発売記念のスペシャルインタビューでも商品化してほしい歴代ウルトラマンとしてジャスティスのクラッシャーモードと即答している。
その縁か、リク役で出ていたアリオ鳳のトークショーではジャスティスがサプライズ登場した。
この映画が好きなためか、「嫌いな怪獣・宇宙人は?」という質問には、悩み抜いた末にグローカールークと答えている。
ジャスティス・コスモスとの3ショット写真をTwitter上で公開した際には「尊みが深い。」とコメントしている。
その他の彼の数々のジャスティス絡みの言動についてはこちらを参照。
公式Twitter開設
2020年8月27日に、20歳の誕生日を迎えたのをきっかけにTwitterに公式アカウントを開設。
当日は、成人したことを記念して、舞台公演の差し入れで貰ったビールや、父親が取っておいたという年代もののワインを飲む様子を(前者は動画付きで)投稿しており、「お酒は奥が深い」としみじみ語っていた。
なお、ツイッターでは他の芸能人のように、自身の出演作等の宣伝を行っている……だけにとどまらず、それまでインタビューや各種イベント等で片鱗を見せていたガチオタっぷりを隠すことなく発揮しており、ファンを賑わせている。むしろ、開設当初から後者の方がメインになりつつある。
初日から初心者とは思えないほどTwitterを完璧に使いこなしていることから、ファンからは「実は裏垢を持っていて前々からこっそりTwitterを利用していたのではないか」という疑惑を持たれていた(本人も各種インタビューやイベント、出演作のオーディオコメンタリーでエゴサをしている旨を述べたことがあり、少なくともこれが初めてのTwitter利用ではないことは間違いないようだ)。
そして、2021年11月26日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』に出演した際、実際に公式アカウントを得る以前にジャスティス推しの裏アカウントを持っていたことを自ら明かした。
厳密にいえば大体の人からは「これ龍臣プロだったんじゃない?」とは言われていたが、かつて交流していた一般のアカウント主(主にジード村の住民)からは事実だったことに戦々恐々されており、一部からは「お忍びの王族か!」「暴れん坊将軍かよ」などのツッコミも見られた。
最近は仕事の方が忙しいためか、開設当初と比べると更新は控えめになっている(投稿内容が「おはようございます」と「おやすみなさい」しかないことも珍しくない)。
それでも、折に触れて相変わらずのガチオタぶりを見せることがあり、その度にファンを沸かせている。
なお、Twitterアカウントを開設した当初から公式の認証バッジ(公式アカウントの名前の右に付く、中心にレ点の入った青い花のマーク)を獲得することに執着しており、認証リクエストを送信してはあえなく敗れ去るのが月の恒例行事となっている。(一度認証を拒否されると30日間再度リクエストを送信することができなくなるため)Why……なぜだろう……
あまりに認証リクエストが弾かれ続けてしまって、最近(22年3月現在)では遂に大和工藝作の公式認証バッジ(物理)をディスプレイの上に乗せて撮影するという虚しい行為に手を出し始めた。その写真を投稿した結果、多くのファンが騙される事態となり、ファンのみならず山本涼介をはじめとする著名人からもリプライで総ツッコミを喰らう事態となった。何やってんすか…。
テレビドラマ
映画
- ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国:ナオ
- ハイヒール革命!:真境名ナツキ(少年時代)
- 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン:キャプテン・マーベラス(少年時代)
- ガッチャマン:燕の甚平
- HIGH&LOW THE RED RAIN:雨宮尊龍(少年時代)
- 記憶にございません!:黒田篤彦
- ブレイブ 群青戦記:吉元萬次郎
- ハニーレモンソーダ:高嶺友哉