演:戸塚有輝 / 立花利仁(少年時代)
概要
『ウルトラマンアーク』の登場人物で、同作の主人公。23歳。怪獣防災科学調査所、通称「SKIP」星元市分所の入所3ヶ月目の新米調査員。漢字表記は「飛世優馬」(彼が所持しているSKIPの身分証明書の表記より)。
優しくまっすぐで、人のためと思えば周りがヒヤヒヤするほど後先を考えずに行動に出る性格。
幼少期のモノゲロスによる怪獣災害で両親を失うという辛い体験がきっかけで怪獣生物学を志し、同じ苦しみを持つ人々のために役立ちたいと「SKIP」に入所。豊富な怪獣知識と専用の怪獣探知機を駆使して調査を行う。
「走れ!ユウマ!」や「まずは信じる事」が座右の銘(ちなみに、前者は父・飛世テツヤの遺言が由来)。
寝坊して遅刻するなどややおっちょこちょいであり、通勤路を通学路と言い間違えておりまだまだ学生気分が抜けていない所もある。
普段はマウンテンバイクで出勤しているが、SKIP移動車を運転してたため大型自動車の免許を持っているようである。
祖母・飛世マスミが存命であり、たまに面倒を見に自宅に来訪している模様。
仕事の時に使用する黄色いG-SHOCKの腕時計は、元々父親が身に着けていた形見の品である。
給料の一部は生活費とは別に祖母のマスミの仕送りに使っている。
「SKIP」初出勤の日に、突如としてディゲロスが襲来。ボランティアで幼稚園にいた祖母のもとに向かっていた最中に水たまりを通してルティオンと邂逅、ウルトラマンアークとして戦う力を手に入れた。
かつての経験から、怪獣に対し苦手意識を抱いていたが、牧野博士の存在がきっかけで怪獣を生き物として捉えることができるようになった。それでも、モノゲロスに酷似したディゲロスに遭遇した際はトラウマが想起されたのか、過呼吸に陥りかけていた。
シュウの日記によると、趣味と呼べるものは特に無く、プライベートでも怪獣に関わる事以外はほとんどせず、「仕事をしている時が一番楽しい」と語っているという。
謎
第3話の回想シーンでは、モノゲロスの角であるモノホーンがユウマに迫って来るシーンがあるが、それをキャッチしようとしているルティオンの両手は明らかに間に合っていない。そのまま行けば確実にモノホーンに激突して死んでしまう。
このことから「ユウマは一度死んでいてルティオンが乗り移っている」という考察もある。
余談
- 第1話の時点で既にウルトラマンとして戦っていた人間という珍しい主人公であり、『ウルトラマンオーブ』のクレナイ・ガイ以来8年ぶりとなる。「ウルトラマンと一体化したのが本編前」という設定は前作を含めてそれなりにあるが、初陣は第1話なのがほとんどだった。
- 2000年代生まれの俳優が主人公を演じるのは『ウルトラマンジード』の主人公・ 朝倉リクを演じた濱田龍臣以来2人目。ヒロインを含めれば『ウルトラマンR/B』の湊アサヒ役を演じた其原有沙を含めて3人目である。
- 一人称が僕の主人公は『ウルトラマントリガー』のマナカ・ケンゴ以来となる(因みに『ジード』から数えて奇数年度は一人称が僕の主人公となる法則があったが前作『ウルトラマンブレーザー』は一人称が俺の主人公だった為、偶数年度の今年は敢えて”僕”に設定した可能性がある)。また、名前の表記が漢字+カタカナとなるのは『ウルトラマンタイガ』の工藤ヒロユキ以来5年ぶりとなる。
- サンスポのインタビューの中で、撮影期間中に山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』を視聴したことを明かしており、アカデミー賞も受賞した同作に非常に刺激を受けたとのことである。
- 現在、同時期に放送されている『仮面ライダーガヴ』の主人公・ショウマとは『人ならざる存在(ユウマ:宇宙獣モノゲロス、ショウマ:グラニュート)によって両親を喪ってしまった』という悲しい共通点が存在する。
関連タグ
藤宮博也、姫矢准:上述のクレナイ・ガイと同様に本編前からウルトラマンの力を与えられた者たち(※ただし、どちらかというと両者とも準主人公の立ち位置で、前者に関しては映像初登場になるのは3話からである)。
歴代ウルトラマンの主人公系譜