概要
劇中では既に故人でありユウマの家に幼い頃の家族写真が置かれている。
ユウマが8歳の頃、家族で山にキャンプをしていた際にモノゲロスとルティオンの戦いに巻き込まれ、ユウマを逃がそうと妻・タカコとともに庇うも、瓦礫に押し潰されて致命傷を負ってしまう。
それでもなおユウマに逃げるよう伝え、タカコの手を握りつつ共に亡くなっている。
今際の際に残した『走れ!ユウマ!』という言葉はユウマの道標になっている。
しかし、同時にこの事件はユウマのトラウマでもあり、スイードがルティオンとの絆を絶ちきるために、夢の世界でもしも生きていたらという誘惑に利用しているが、あと一歩のところで本人が登場し、ユウマを激励している。
このときはスイートの想像力の欠落からか、何もない食器で料理を食べているという状態になっていた。ただしファンの中には、ユウマの心のなかのルティオンとテツヤのイメージが幻を侵食していたためこれが呼び水になったと考える考察もある。
なお、テツヤ自身は死亡したものの、その想いはルティオン/アークの中に秘められ続けていたようで、最終話でユウマを奮起させるきっかけを作っている。
明言はされていないが、恐らくルティオン/アークとテツヤの声が全く同じだったのはこのことが大きく関係していたものと考えられる(ファンの間では「ユウマの深層心理の影響でそう聞こえているだけ」とする説や「巻き込んだユウマへの贖罪と彼の心を少しでも慰めようとルティオンが気を遣ってテツヤの声に似せている」とする説等が予想されていた)。
余談
演じた萩原聖人氏は、同年に「牙狼 ハガネを継ぐ者」にて白羽ゴドウを演じた。奇しくも半年と空けずに、特撮作品でヒーローの父親役を二度演じることとなった。また、同じく同年に実写版『ゴールデンカムイ』で辺見和雄役を演じているが、第23話~第24話ではアニメ版『ゴールデンカムイ』で主人公の杉元佐一を演じた小林親弘氏がビオルノ役で出演しており、実写とアニメという違いこそあれど『ゴールデンカムイ』繋がりでの共演も果たしている。
最終話の夢の世界で空の醤油差しを持ち、何もない食器に醤油をかける芝居は萩原氏のアドリブ。