DATA
概要
特撮TV作品『ウルトラマンアーク』のあらすじ紹介で言及される怪獣。
第1話「未来へ駆ける円弧(アーク)」からその名前は登場していたが、第3話「想像力を解き放て!」にて詳細が判明した。
劇中から16年前の4月1日に発生した怪獣同時多発事件「K-DAY」にて、国内に出現した7体の怪獣の中で唯一の宇宙怪獣であり、光の巨人ルティオンと交戦しながら星元市内の獅子尾山上空の雲を突き破って落下しながら出現。
その際にキャンプ中だった飛世ユウマとその両親を襲撃、そしてユウマの両親を死に至らしめた。
その後ルティオンの手で倒され、その角である「モノホーン」が今も獅子尾山の現場に突き刺さったまま遺されている。
この事件の目撃者は飛世親子以外居なかったようであり、地球に飛来してすぐルティオンに倒されて記録も無いからか、一般には「酸素濃度の急激な変化に体が耐えられず自滅した」と認識されている。
ゼットンのものに似た頭部の発光体や、肩にエネルギー弾を放つ器官を持っており、モノホーンの形状はさながらカブトムシのような昆虫、モノホーンを携えた前傾姿勢の姿はサイを彷彿とさせ、下半身は怪獣ながらまるで人間に似た長い後脚を持つスマートな体型が特徴的。
また、頭部のモノホーンの根元には人間のものに近い眼を持つ。
モノホーンから電撃光線を放つ他、奥の手としてモノホーンにエネルギーを帯びながら肥大化させることも可能。
しかし、肥大化させた直後にルティオンの光線によって倒されたため、その攻撃を披露することはなかった。
その容姿や名称、下記の玩具情報から、ディゲロスと関わりのある怪獣と思われるが…。
余談
- 名前の「モノ」は、ギリシャ語で「一つの、単独の」という意味を持つ。
- 玩具はウルトラ怪獣アドバンスで「モノゲロス&ディゲロス」として発売。「角パーツ・頭部パーツの付け替え」「足の可動による前傾姿勢の再現」の2つのギミックにより、2種類の怪獣の再現だけでなく、"角なし"や"三本角"の宇宙獣も作ることが可能。
- 後に第14話からのOPにて「3本角の宇宙獣」が、そして劇場版の予告編にて「角が全くない宇宙獣」が登場することが判明した。
- 16年前のK-DAYに国内に出現した唯一の宇宙怪獣ではあるが、総集編にて以降もグエバッサーやバレバドンといった宇宙由来の怪獣が普通に出現していることが分かっており、第10話においても宇宙からノイズラーが飛来している。あくまでも「最初の怪獣災害時に人類の前に現れた宇宙怪獣」であるモノゲロス(と同族らしきディゲロス)が重要であって、前作とは異なり、宇宙怪獣自体にそこまで特別感がある訳ではないようだ。
- K-DAYを象徴する怪獣の1体であることは間違いないが、このモノゲロスが「K-DAYを引き起こした全ての元凶」という確証は今のところない。K-DAYの原因や元凶と呼べる存在の詳細については未だ明言されておらず、モノゲロスとディゲロスの関連性と共に謎が多いままである。
- 一方で、K-DAY直前に地球を訪れていたクロコ星人の仲間達は宇宙空間に異常が生じたことを観測して地球から撤退しており、YouTubeのショート動画「ウルトラ情報発信部」にてその原因がモノゲロスが地球に接近していたためと語られており、決して無関係という訳でもない模様。
関連タグ
- バザンガ:前作のあらすじで言及され、物語本編においても重要な立ち位置を担う宇宙怪獣繋がり。
- グリーザ:主人公が両親と生き別れになるきっかけとなった怪獣繋がりで、物語の元凶。
- ギーストロン:主人公の親の命を奪った怪獣繋がり。
- マガゼットン:本編開始以前にウルトラ戦士に倒されたヴィラン怪獣繋がり。主人公の大切な人を命の危険に晒した点も同じだが、こちらは後に生存が判明。
- スカルゴモラ(伏井出ケイ):こちらはメインヒロインの両親の命を奪った怪獣。
以下、第14話のネタバレ注意。
その実態は、ルティオンの故郷である銀河に存在する星々の指導者の一人・ゼ・ズーの刺客。
恒星ソニア膨張による過剰エネルギーを放出するためにゼ・ズーが作成した人工ワームホール「ゼ・ズーゲート」の出口を封印しに行ったルティオンを阻止するべく追手として追跡し、ゼ・ズーゲート内で交戦。地球の傍に到着すると共にルティオンによって退けられた隙に黒い石のような塊に封印されたゲートを奪還するべく、ルティオンを執拗に攻撃しながら地球の獅子尾山に落下し、それが「K-DAY」の発端となるのだった……。