ウルトラマンブレーザー
うるとらまんぶれーざー
2023年7月8日から2024年1月20日まで放送されたウルトラシリーズ作品。
メイン監督は過去に『ウルトラマンX』、『ウルトラマンオーブ』、『ウルトラマンZ』を担当した田口清隆氏が、メインライターは同じく『Z』で軍事考証を担当した脚本家の小柳啓伍氏が務め、両氏がシリーズ構成も担当する。
「コミュニケーション」をテーマとし、人間とウルトラマン、人類と怪獣・宇宙人、戦場の戦士と会議室の司令官、親と子供など、それぞれの立場や思考の相違から生まれる対立を乗り越えて協調するための対話の大切さを描く。
また、これまで防衛チームを描いたシリーズは数あれど、本作は初めて「隊長が主人公」という新たな目線で物語が描かれる。
怪獣との戦いと並行して、(中盤以降は)組織の上層部による事実の隠蔽と、その秘密を探るべく奮闘する登場人物達の動向も大きな見所になっている。過去には『ウルトラマンネクサス』や『ULTRASEVEN X』で見られた謎解きやミステリーの要素と言え、謎が謎を呼ぶ展開に視聴者が考察を膨らませるなど、今までのシリーズ以上に濃いサスペンス性が強調されており、ファンの間ではこれまでの令和シリーズとはまた違った盛り上がりも見せる事となった。
それまでの新世代ヒーローズと異なり、登場する怪獣は完全新規の怪獣がメインとなり、新鮮な感覚で楽しめるのも大きな特徴。
田口監督は、「自分の中で4作目のシリーズで、『ギンガS』から始まって10年で培った全てを活かしつつ、円谷プロ側からは「今までやってこなかった事を自由にしていい」というオーダーを貰った」と語っている。
また、田口監督は雑誌『宇宙船』のインタビューによると、前作『ウルトラマンデッカー』と前々作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』がそれぞれ『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンティガ』の系譜を受け継ぐ作品だったため、次の作品は丁度25周年を迎える『ウルトラマンガイア』の系譜を継ぐ作品だと思っていたが、監督曰く「『ガイア』の作り込まれた作品と世界観を、今の制作状況でその系譜の作品をすると負け戦になるため適任ではない」という思いがあったとの事(実際、『ガイア』で主人公・高山我夢を演じた吉岡毅志氏も「ニュージェネガイアを作ってもそれはガイアの二番煎じになってしまうからその作品の主人公役の人には申し訳ない。」という思いがあったらしく、田口監督の考えに共感していた)。
さらに、大のウルトラマンオタクでもある佐野史郎氏との対談にて、「『ブレーザー』という名前はウルトラゾーンをやってた時10年前のニュージェネ第1号である『ウルトラマンギンガ』の企画が立ち上がった頃タイトルを決める時に原点に戻すべきと気をてらわない王道なウルトラマンという端的なプロットを提出したが、それ以上の内容が無かったため却下された経緯がある」と語っている。
それから数年後、田口監督がメインを務めたウルトラマンオーブの企画が上がった際にオーブのカラータイマーの輪っかの真ん中がなんにもないことからピッタリだと思いギンガの時のリベンジも兼ねてブレーザーの名前を提案するも諸々の事情で見送られたが、それから数年経ちSF的な思考も上がってきた今回の企画ではブレーザーの意味のヒアリングも兼ねてJAXAの方に話を聞いたりした上でブレーザーの名前を提案し、意外にも他のスタッフからブレーザー以外の候補が出なかった為、10年の時を経てブレーザーの名前が決まったという。
そんな中、円谷プロの永竹正幸社長から「次のウルトラマンのメイン監督をお願いしたい」とオファーを受けた際、社長から「今までのニュージェネシリーズとは別ベクトルのウルトラマンを作りたい」との要望が来たため、それならばと快く了承した。そのため「(一部の例外を除いて)今までの新世代ヒーローズ作品の過去怪獣の使い回しや歴代ウルトラマンの力でタイプチェンジやコレクションアイテムなど、平成中期以降のウルトラシリーズでしてきた事を撤廃して0から作り上げていった」と語っている。
なお、インタビューではTV本編に過去作のウルトラマンは登場しない事が示唆されていたが、その通りに客演回は一切無く、『ウルトラマンR/B』(ただし、回想シーンには登場した)のTV本編以来5年ぶりとなった。
この意向はTVシリーズの本編のみならず、例年夏や年末年始に行われる『ウルトラヒーローズEXPO』の『サマーフェスティバル』や『ニューイヤーフェスティバル』のバトルステージでも実行されており、前半と後半ともにステージの内容を二部構成にする等でブレーザーが歴代ウルトラマンと共演させない工夫が施されている(上述の『R/B』でさえも、『ウルトラマンフェスティバル2018』や『ウルトラヒーローズEXPO2019 ニューイヤーフェスティバル』のバトルステージでは、例外として本編より一足早く歴代ウルトラマンと共演していた)。
ブレーザー最終回の後日談をかいたSTAGE4「未来へ...」ではトリガー時空が部分的に絡むもブレーザーとの共闘や顔合わせはせず最終決戦では二面同時作戦という形を取っている。
そして、本編終了後の次回作『ウルトラマンアーク』にて初めて他のウルトラマンとの共演が実現する。
早期から撮影が行われていたらしく、制作発表会の時点で特撮パート含め全撮影が終わった事を報告している。
マイナビニュースでの田口監督のインタビューによると、企画自体は『トリガー』が放送された2021年の夏から始まっており、『デッカー』の企画進行も同時進行で進んでいたようである。
放送開始となる2023年は円谷プロ創設60周年を迎えた名誉ある年でもあるため、そういった意味でも記念すべき作品になる事が予想される。
第1話「ファースト・ウェイブ」は、YouTubeの公式チャンネルで1週間足らずで500万回再生を突破するという驚異の記録を叩き出した。そのためファンからは「『Z』より人気が出るのではないか」という声も挙がっていた。実際に、第9話「オトノホシ」や第22話「ソンポヒーロー」など評価の高い単発エピソードが多く存在する。そして、最終回終了後に『Z』と同様 「最高の最終回」がトレンド入りし、最終回放送の2日後にはこれまた同じく「#ウルトラマンブレーザー全50話」がSNSでトレンド入りした。ちなみに、田口監督も「始まってたのか。」とポストしていた。
一方で、近年活躍の目立った防衛チームの撃破率の低さやあえて語らない作風故の、V99やブレーザー、ファードランに関する残された謎などに対して否定的な声も存在しており、「消化不良感がある」「話数が足りない」等の声も目立った。
玩具展開的にも(作品とは関係ない物もあるが)従来の売り方とは異なる怪獣ソフビ等に力を入れ、防衛チームとウルトラマン側のアイテムや、やや控え目な展開に賛否の声が挙がり、「悪い意味で過去に戻ろうとしているのではないか」と不安視する声もあり、これまでと売上も下がってしまった(そもそもタイプチェンジを無くして新規武器やアーマー等の拡張装備へと変更する代わりに新怪獣を増やす方針を取っている上に、前年の売上にデッカーだけで無くシンウルトラマンやギャラファイ3の売上も加算されているため必然的にそうなるのだが)。
とはいえ、ブレーザーの今までに無かったキャラクター性やSKaRDメンバーの好感等の人気のある部分や上記の通り名エピソードも多く、過去作に寄せつつも新しい要素も持った温故知新を大切にした作品と言えるだろう。
下記のニュージェネガイアをやらなかった点等で批判的な視点だった視聴者も、感情的過ぎる的外れな批判にならないように気を付けることが大切である。
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ・ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義をポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!
(公式サイトより抜粋)
エンディングテーマ
作詞:SACHIKO/作曲・編曲:小山寿
歌:MindaRyn
作詞・作曲・編曲:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
歌:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat. MindaRyn
挿入歌
「IGNITION」(第18話)
作詞:シト(from ReReGRAPHICS) /作曲:きただにひろし/編曲:尾澤拓実(from ReReGRAPHICS)
歌:きただにひろし
「Strong Ray」(第25話)
作曲:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
※その他媒体のまとめはブレーザー怪獣にて。
太字は新怪獣。斜字は映像・画像の流用のみ。
※1:『ブレーザー』第1~7・9・10話、『ギンガS』第2話、『X』第2・4話、『Z』第2・25話、『トリガー』第3話、『デッカー』第12話、『ウルトラファイトオーブ』の映像を使用した放送直前特番。『ブレーザー』のストーリーや登場キャラクター・アイテムを、過去作に登場した防衛チームの映像を交えながら紹介している。
※2:『ブレーザー』第1~5話の映像を使用した特別総集編。ブレーザー&アースガロンと怪獣の戦いを、テレビ局スタッフら一般人の視点で振り返る。
※3: 『ブレーザー』第1〜12話の映像を交えつつ、SKaRDメンバーがこれまでの戦いの記録を振り返る総集編。
※4:『ブレーザー』第1~16話の映像を使用した特別総集編。ブレーザーやこれまでに登場した怪獣を、電脳世界でアニメのキャラクターと共に振り返る。
※5:『ブレーザー』第1~4・8〜10・12・14〜23話の映像を使用した特別総集編。ブレーザーやアースガロンのこれまでの戦いを、電脳世界でアニメのキャラクターと共に振り返る。また、劇中では『Z』〜『デッカー』のティザーPVの映像や、『ウルトラマン列伝』/『新ウルトラマン列伝』の映像が使用されている場面もある。
ご覧の通り、本作に登場する怪獣・宇宙人のほとんどが、派生種やリメイクではない完全オリジナルの新規怪獣と、再登場が数十年ぶりとなる怪獣・宇宙人で占められており、本作最大の売りにもなっている。
詳しくはこちらを参照。
サブタイトルに前編・後編と付くのは、ウルトラマンが登場する作品では『ウルトラマンマックス』以来17年ぶりである。
また、次回予告で劇中の登場人物がナレーションを担当しないのも『マックス』以来となる。
『てれびくんSUPER HERO COMICS』にて連載されているシリーズ。
作画は『コロコロコミック』で『デュエルジャック』や『ポケモンDP物語』を手がけた伊原しげかつ先生。協力として、『てれびくん』編集部と大石真司氏がクレジットされている。
ウルトラシリーズのコミカライズは『戦え!セブンガー』以来2年半ぶり、本編のコミカライズは椎名高志先生が手がけた漫画版『ウルトラマンネクサス』以来、実に18年ぶりとなる。
第1話はTV版の純粋なコミカライズとなっているが、それ以降のエピソードはTV版にない完全オリジナルのストーリーが展開されており、オリジナル怪獣やアースガロンの新装備も登場。
太字は本作オリジナル怪獣。
- 本作より、ウルトラシリーズでは初となる解説放送を導入(TXN同時ネット局のみ)。
- 第1話のロケ地になった池袋サンシャインシティだが、ウルトラシリーズのファンにとっては例年夏に開催される『ウルトラマンフェスティバル』や『ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル』の会場として馴染み深い。
- 本作には坂本浩一監督は本編には参加していないが、当初田口監督が撮影したと話題になった『ブレーザー』のプロモ映像は彼の撮影との事。坂本監督が参加しないのは『ウルトラマンタイガ』以来4年ぶりである。恐らく撮影時期が『仮面ライダーギーツ』関連のスピンオフや本編の担当回と被っていたからだと思われる。
- 前々作、前作と違い『ガイア』をモチーフとした作品をやらなかった事に関しては、主に『ガイア』世代のファンからは賛否両論となったが、制作陣が『ガイア』やファンを疎かにした訳ではない事は留意すべし。事実Youtubeでも、ウルトラ情報発信部にて『ガイア』を度々取り上げており、むしろ『ガイア』という作品の完成度の高さ故にリスペクトした結果である。
- そもそも『ガイア』は『ティガ』『ダイナ』の直後に放送されただけで作品としては前2作とは全く無関係であることと、また『デッカー』も『トリガー』の続編ではあってもダイナ要素は後から取り入れた、要するに最初からダイナの系譜の予定ではなかったため、過度に一纏めにしがちなファンの意見が勝手に一人走りしただけである。これまでひとまとめにしていたファンは、これを機に『ガイア』は本来、『ティガ』、『ダイナ』とは全く異なるものであることを理解する必要がある(もっとも、近年過度に一纏めにして記念作を差し置いてまで商業展開で優遇することが多かった以上、そう期待させるには十分な動機を与えた円谷プロにも非がないわけではないが)。
- 前述の通り我夢役の吉岡氏もニュージェネガイアについては否定的な意見を述べており、過去作要素をほとんど使わなかった『ブレーザー』を大絶賛し、X(旧Twitter)でこういう新しいウルトラマンを見たかったと評価している。また『ガイア』自体も別の形でアニバーサリーが披露された。
- ただし、偶然か意図したものかは不明だが、「SF性が強い作風」「リアリティ重視の防衛チーム」「第1話で池袋に襲来する宇宙怪獣」「宇宙怪獣を送り込んでくる敵勢力の詳細が最後まで不明瞭」「最終決戦で地球怪獣との共闘状態が生じる」など、『ブレーザー』には『ガイア』との共通項も多い。
- また、『ブレーザー』第18話では、シーガルファントップやノーマルファイターといった『ガイア』のライドメカのミニチュアが、装いも新たに再登場している。
- 最終的に『X』以来となる、メインキャストにレギュラーの悪役を演じる人物が存在しない作品となった。最終回放送前までは、前作のように途中から黒幕である事実が判明するパターンや、事情により敵対してしまうパターンの可能性もあり、現に作中ではある人物が得体の知れない行動をしていたが、結局はいずれも杞憂に終わった。
- Blu-rayBOX特典映像として、BOXⅠにはゲント役の蕨野氏とブレーザー役の岩田氏、メイン監督の田口監督との対談映像が収録。BOXⅡには田口監督とガヴァドン回の脚本を担当した中野貴雄氏のタッグによる、アンリ・ヤスノブ・テルアキの3人がメインの『SKaRD休憩室』という5本のショートドラマが収録されており、田口監督は「ブレーザーの世界観は壊さないながらもかなりいっちゃってます」とコメントしている。
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- ルクス&メビウス〜Legend of Bifrost〜
ルクス&メビウス〜Legend of Bifrost〜6
空の穴から現れたのは神々しいほど美しい顔つきに、荒々しい気配を纏う狩人。 たとえ言葉通じぬ相手であろうとも、同じ光を持つものであれば心は繋がる、世界は広がる。 旅人たちよ。 未知を恐れることなく、共に試練を乗り越えて見せよ。 ーーーーー 第6話。 よくやく最後のメンバーであるブレーザーの登場です。 獣vs獣となってしまいましたが、意図したわけではなかったり…。え、本当ですよ? ブレーザーとのコミュニケーション手段をどうするか悩みましたが、やはり公式のショーなどで他のウルトラマンたちとどう接しているか見ていると、創作とは言え勝手に喋らせたり絡ませるのもなぁ…と感じたので、こう言う形になりました。 それから、何が…とはここでは言いませんが、少し前に書いていたブレーザー短編集『少女と悪魔の珍道中』シリーズとも繋がりがあります。未読の方はすみません。 何はともあれ、今回もよろしくお願いします。25,789文字pixiv小説作品 ある日の防衛隊、休憩時間の仮眠室
ブレーザー世界の防衛隊、とあるモブ隊員の会話 ウルトラマンの正体を薄々感づいてしまうモブたちのお話 そりゃ重要な作戦行動中なんだし、通信記録はどこかに残されてると思う。しっかり見たら、気付くはず。 ウルトラマン現出時に限って通信に居ない隊員が一人いることに。 ウルトラマンブレーザー本編及び劇場版後のお話です。 モブのみ登場、全て会話 地の分無し 登場人物 モブ1:防衛隊でレーダー観測員を務める隊員。20代後半くらい。 モブ2:防衛隊で指揮所の業務を行う隊員。数年前まで前線に居た。モブ1と同世代。 モブ3:1,2の後輩。現場経験はないが、情報管理能力を買われて主に指揮所で指令の通達などをこなしている。4,451文字pixiv小説作品- ウルトラマンブレーザー短編集
少女と悪魔の珍道中〜第12夜〜
12話視聴。 ブレーザーー!!!健気だな!お前って奴はwww ストーンをロッカーの中に置いて来たゲントもゲントだけどさぁ、ピンチに応じて壁破壊からの高速飛行は驚きだよ。 ってか、ストーンの時点でそんなに動けるんかいww 新しく生まれたガラモンのチルソナイトソードの威力もヤバいわー。元々硬い金属ではあったけど、電撃纏って雷の如く斬り伏せるって超カッコイイんですけど!! それと剣を手にしたブレーザーの祈り方が凄く良い…!なんか語彙力がなくなるぐらい心に刺さった。 まぁ、そんな本編とは殆ど関係ないですけれど…今回のトレギアさんとスティアさんの話もよろしくお願いします。5,830文字pixiv小説作品 - レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜のストーン~
第5話 グラムナートの錬金術士
エリーとリリーがレスレリに参戦しましたね。 特にリリーのストーリーがもうヤバい・・・7,300文字pixiv小説作品 - CODE NAME:ULTRAMAN
EPISODE.12:雷を切り裂く剣
すみません、新型コロナウイルスのワクチンを接種した為に何だか疲れやすくなって完成が遅れました。ウルトラマンブレーザー第12話『いくぞブレーザー!』、遂に前半戦クライマックス!電磁波を用いて防衛隊の兵器を全く寄せ付けず、更にはEMP攻撃でありとあらゆる電子機器をダメにする『生きたコンピューターウイルス』とでも呼ぶべき宇宙電磁怪獣ゲバルガ。この超強敵に対してSKaRDが希望を託したのは、かつての<ガラモン>との戦いで採取した<チルソナイト>から形成した槍、<チルソナイトスピア>でした。長砲身タイプの新型メガショットを用いて、狙撃地点に誘導されたゲバルガに対してチルソナイトスピアを発射!腹部のEMP発生器官にブッ刺して、ゲバルガのEMP攻撃を封じました!しかし、EMPを封じられてもゲバルガは強く、アースガロンは追い詰められてしまいます。前々回、前回の戦いでブレーザーに対する不信感を持ってしまったゲント隊長は、ブレーザーの力に頼らず人間のみで勝利を手にする為に、何とブレーザーストーンをロッカーの中に置いていってしまいました。アースガロンがゲバルガに追い詰められた際にも、ゲント隊長は小銃を手にゲバルガに対して特攻をかけようとします。吹っ飛ばされて転がり、そして立ち上がった時、ようやくゲント隊長はブレーザーの真意を知りました。ブレーザーはゲント隊長の邪魔をしようとしていたのではなく、ゲント隊長の命を守る為に撤退を促していたのです。デマーガ親子を殺さなかったのも、その必要がなかったから。『命を守る』、単純で純粋で、だからこそ何よりも強い使命。自分達の思いは同じだと気づいたゲント隊長は、再び決意の変身!ブレーザーはゲバルガにリベンジマッチを挑みますが、決め手に欠けます。しかし、ブレーザーが掴んだチルソナイトスピアが<チルソナイトソード>に変化!雷の力を宿した宝剣で、遂にブレーザーはゲバルガを真っ二つに切断して勝利を掴みました!そして、ロッカールームの惨状というオチも付きました(笑)。さて、次回は総集編!SKaRDの面々がこれまでの戦いを振り返ります。そして、更に懐かしい怪獣や新怪獣も続々登場。その中でも目玉は58年振りに登場というガヴァドンAです(笑)。さあ、来週もみんなで見よう!10,218文字pixiv小説作品 【ウルトラマン】無情の狩人【ブレーザー】
(しぶでは)新年の書き始めとなるブレーザーSSです。 ざっくり説明すると「ある形で大切な人を『餌』として利用されるも、その人を傷付けずに『元凶』を絶てば良いと発想する」ゲント隊長のお話です(※モブ宇宙人注意)。シリアス展開になっていますが、最後はほっこりENDなのでご安心下さい(^ ^)2,788文字pixiv小説作品拝啓 愛されなかった僕
劇場版のネタバレを含みます ゴンギルガンがいつの日か生まれたことを誰かに祝福される未来があったらいいなって ※普段私は、いのち、は生命と書きます。 以下、ふせったーに書いた映画を見た時のゴンギルガンへの感想コピペ ゴンギルガンって赤ちゃんなんだよね ゴンギルガンかわいいって流れるの見てたけど、幼いんだよな、顔が。目が大きいとかまさにそう、赤ちゃんって可愛くして庇護欲をそそる姿で生まれるもんだから。 これから感情を獲得していく過程で、急に進化させられて急に感情取り込んで急に取り上げられたら暴走もするし、「返してぇぇ!!!」ってなるよな ゴンギルガンからしたら与えられたオモチャを急に理由もわからず取り上げられたようなもんだし、なにより、ゴンギルガンにとっての“未来”そのものだったんだろうから だからってユウキくんを取り戻さない、ゴンギルガンを倒さない選択肢はないわけで。 やっと得た感情も子どもの無意識下の八つ当たりとか寂しさとかが、下手に情報の多い今の世の中で下手に頭が良い子の中で爆発して、世の中への怒り、正義感に置き換えられて、ゴンギルガンはそれしか知らない状態で生まれたようなもんでしょ 生まれ方とか成長の仕方とか最初に持った感情とか、なにか違ったら、ゴンギルガンもブレーザーから生命の儀式を捧げて祝福される側になれたかもって思っちゃうな。 結局、大人も子どもも勝手なんだよな、人間って ゲント隊長の第二子も全力で祝福するし嬉しいけど、 「なんのために生まれたかもわからない、誰にも愛されない」ゴンギルガンとの対比が皮肉すぎる2,520文字pixiv小説作品ウルトラマンブレーザー【EX:ディメンション・ウェーブ】
特殊怪獣対応分遣隊、通称『SKaRD』は、とある地方の廃村に向かっていた。 「ここ最近、この村で謎の失踪事件が相次いでいます」 「しかも最近は謎の失踪事件に加えて妙な噂まで広がり始めている様ですし……」 「妙な噂?」 「……なんでもこの村に、白塗りの顔をした小太りの紳士が、深夜になると村を徘徊している……とか」 「敵だ!! 怪獣か分からんが、何かがいる!!」 「グオオォッ!!」 -異なる星から来た、悪魔の獣- ※この小説はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21791933と繋がる話です。4,444文字pixiv小説作品- ブレーザー&アークシリーズ
小話集め
どうすればタガヌラーより先に先手を打てるかを考える、SKaRDがもしも怪獣供養を思いついたのなら、エミがウルトラマンに関する禁断の謎に触れてしまった!?、ゲント隊長の休みの日にテレビを見るブレーザーを見るゲント隊長の4点セットです。EXPOネタもちょっとだけ。9,005文字pixiv小説作品 - ブレーザーくんと時々ツッコミ
損保さんは町の英雄~令和のウルトラファイト~
ブレーザー22話【ソンポヒーロー】 感想&考察ツッコミ小説。 ウルトラマンブレーザー最後の日常回。 日本怪獣損害保険株式会社に務める、しがないサラリーマン、スズキ・テツオの奮闘記。 SKaRDの活躍の裏で頑張る、民間人のお話しです。 そしてあの怪獣が59年越しについにウルトラマンと戦う事に! 長らくお待たせして、申し訳ございません!13,289文字pixiv小説作品