来歴
1986年9月13日生まれ。奈良県出身。日本大学芸術学部卒業。
監督助手として様々な作品に参加する傍らで自主映画を制作し、2014年に自主映画『怪獣の日』を発表。同作はPFFアワード2014京都賞、福井映画祭短編部門グランプリを受賞するなど高く評価される。その後、2017年には文化庁の「若手映画作家育成プロジェクト」に選出され、『さらば、ダイヤモンド』を監督する。
その後2020年、『ウルトラマンZ』に第9・10話に参加。これは当初尾上克郎氏が担当する予定だったが、スケジュールの都合によるピンチヒッターとしての参加だそう(尾上監督は特撮監督として参加)。
『ウルトラマンデッカー』16,17話で約2年ぶりに登板、翌年の『ウルトラマンブレーザー』でも8,9,22,23話を担当した。
ウルトラシリーズと並行して、ゴジラシリーズの短編作品の撮影も手掛けており、毎年11月3日に開催される『ゴジラフェス』で公開される「フェス・ゴジラ」シリーズを制作している。
作風
田口清隆監督同様ゴジラシリーズの特撮現場出身のため、随所にゴジラシリーズへのオマージュのシーンが見られる。
また担当回ではパンドンやレッドキング等、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』といった昭和1期の怪獣を演出することが多い。
ほとんどの監督が特撮パートに全フリすることが多い中、特撮パートの中に民間人の会話や作戦会議といったドラマパートを差し込むことで、視聴者を飽きさせないようにしている。
フェス・ゴジラシリーズでは、アクロバティックなアクションを繰り広げるジェットジャガー、『VSキングギドラ』のポスターから着想を得たキングギドラの新技、ガイガンの爪を元にしたジェットジャガーの追加装備等、これまでのキャラクターのイメージを覆すような数々の新要素を導入し、ファンを驚かせた。
主な監督作品
- フェス・ゴジラシリーズ
- ゴジラ ゴジラ・フェスに現る
- ゴジラVSヘドラ
- ガイガン来襲
- オペレーションジェットジャガー
- 怪獣大決戦
- フェス・ゴジラシリーズ
- 『ウルトラマンデッカー』(2022年)
- 第16話「君は君のままで」
- 第17話「過去よりの調べ」
- 『ウルトラマンブレーザー』(2023年)