概要
東京都千代田区九段南に本部を置く私立大学。首都圏の私立大学、通称「日東駒専」の一校。
学生数・学部数ともに日本最大の規模を持つ大学で、キャンパスも東京都内の他首都圏に広く分散している(工学部は福島県郡山市、国際関係学部は静岡県三島市)。16学部の殆どが個別にキャンパスを持ち、「日大とは単科大学の集合体である」とまで言われる。
近畿地方で二番目に大きい(全国で四番目)近畿大学も元は日本大学大阪専門学校であり、戦時中に分離独立したという経緯を持つ。両者を合わせると学生数は10万人に達する。
学部
法学部・経済学部(神田三崎町)、文理学部(桜上水)、商学部(砧)、藝術学部(江古田・所沢)、国際関係学部(三島)、理工学部(駿河台・船橋)、生産工学部(津田沼・実籾)、工学部(郡山)、医学部(板橋)、歯学部(駿河台)、松戸歯学部(松戸)、生物資源科学部(湘南)、薬学部(船橋)、危機管理学部・スポーツ科学部(三軒茶屋)の16学部。
この他通信教育部(法学部、文理学部、商学部、経済学部)や短期大学部(ビジネス教養学科、建築・生活デザイン学科、生命・物質化学科、ものづくり・サイエンス総合学科、食物栄養学科及び専攻科食物栄養専攻)、大学院が存在する。
藝術学部
藝術学部(東京都練馬区江古田にキャンパスを置く)は多数の芸術家、芸能・マスコミ関係者、漫画家、声優などを輩出している。
歯学部と松戸歯学部
元の日本大学松戸歯科大学(名前に日大が入っているが、別法人・別大学として運営)を日大本体の学部として直接組み入れた経緯から、
現在も二つ(駿河台と松戸、前者は元々の日大歯学部)の歯学部を有する。
悪質タックル事件
2018年(平成30年)4月下旬、日大と関西学院大学のアメフト部の試合で、日大の内田監督と井上コーチが宮川選手に相手チームの選手を怪我させるタックルを指示したとされる事件(日大アメフト部悪質タックル事件)。
5月下旬に宮川選手が記者会見を行って事件の全容を話し、内田監督と井上コーチの責任が問われた。それに対する内田監督と井上コーチの記者会見がお粗末過ぎたため非難を浴びることとなる。
その後、理事長が相撲部関連で暴力団との癒着や井上コーチのホモビデオなど、様々な問題が噴出している。
更に世田谷区下馬(三軒茶屋駅が最寄り)にある危機管理学部が天下り学部の存在、奨学金延滞者が最も多い等、日大の体質が問われる内容が次々と上がっている様相である。
※日本で危機管理学部があるのは日大と加計学園系列のみ。
薬物使用事件
2023年(令和5年)8月5日、アメフト部の男子部員が、寮で大麻と覚醒剤を使用・隠し持っていたとして逮捕され、日本大学はアメリカンフットボール部を無期限の活動停止処分にしたが、あくまで一個人によるものとしてわずか5日間で解除される。しかし、連盟から当面の間の大会の出場資格の停止を受ける。だが、活動再開した矢先に男子部員が「複数の部員と使用した」と供述し発覚したことで、一個人の問題ではなくなったことで再度無期限活動停止処分と同部学生寮を閉鎖することが決定する。
その後、3人もの逮捕者が出たことが決定的となり、同年11月末に競技スポーツ運営委員会によってアメフト部の廃部の方針が決定。理事会で反対意見があったため継続審議とされたものの方針は覆らず、12月15日に正式に廃部が決定。翌2024年1月24日をもって正式な廃部手続きが完了し、日大アメフト部は名実ともに消滅した。
アサシンクリードシャドウズ炎上騒動
詳細はトーマス・ロックリーを参照。
主な卒業生
※藝術学部は当該記事参照。多くの卒業生がいるが、卒業した学部が判明した人物のみ記載。
商学部
柳家喬太郎 宮内洋 ベンガル(俳優) 春日俊彰(オードリー) 斎藤司(トレンディエンジェル)
経済学部
文理学部
法学部
国際関係学部
工学部
初代引田天功
生産工学部
その他
永島昭浩(元サッカー日本代表、大学院総合社会情報研究科修了)
関連タグ
箱根駅伝 優勝12回を誇るが、近年は予選落ちと繰り上げスタートを繰り返すなど不振。OBに和田正人がいる。
日大の系列校
ピクシブにタグのあるもの
日出高校・・・2017年に準付属契約を締結、2019年4月より『目黒日本大学中学校・高等学校』に改称。