概要
男性同性愛者・両性愛者をターゲットとしたAV。「ホモビ」とも。
日本初のホモビデオは、1981年に発売された『青春体験シリーズ 少年・純の夏』(ただしこれは、公式に残っている限りのものであり、これ以前にも個人製作のビデオが出回っていた可能性はある)。
製作にはゲイ雑誌『薔薇族』の編集長だった伊藤文學氏も関わっていた。
なお、収録時間は30分で価格は18,000円と、かなりの高額であったが、けっこう売れたらしい。
長らくニッチな存在であったが、ネットの普及に伴い、山川純一の漫画のように、一種のネタとして捉えられるようになる。
『淫乱テディベア』など、パッケージに強烈なインパクトがあるものは、一種の精神的ブラクラとして扱われることもあった。
そして、『真夏の夜の淫夢』に有名スポーツ選手が出演していたというスキャンダルをきっかけに、ドラマパートの面白さに好事家が着目。ちょうどYouTubeやニコニコ動画のような動画サイトの普及時期だったこともあり、一般人の目が本編にも向けられることになった。
なお、ホモビデオは収益率が低い商品とされている。というのも、ゲイはノンケと違い、ハッテン場で容易に性交渉の相手を探すことができるため、オナニーせずとも性処理には困らないからである。
従って、ホモビデオの顧客は、身持ちが固かったり、度胸が無かったりして、ハッテン場に足を向けない人間に限られる。
もともと同性愛者は少数であるのに加え、そこからさらに限られた人間だけを相手にするため、必然的に市場が小さくなるわけである。
ゆえに、本編をネットに上げることは、ただでさえ低い利益をさらに少なくする行為であり、現に慎むべきであろう。
それ以前に動画の無断アップロードは違法であるが。
ホモはホモセクシュアルの略称でもあるが、蔑称と感じる当事者も多いため注意が必要である。