概要
学ぶための学校や施設に通って講師による指導・教育が出来ない場合、その代わりとして郵便・ラジオ・テレビなど通信媒体を用いて行われる指導・教育のことを「通信教育」という。日本では1886年の東京専門学校(現在の早稲田大学)の「講義録」が最初である。
所定の教育計画に基づいて教科書や補助教材を受講者の元へ送付し、添削指導・質疑応答・テストなどを行っているのが基本。近年はインターネットを利用した通信教育も増えている。
また、専修学校や各種学校と通信制高校が提携して高校卒業と技術習得が両方出来できる学校も存在する。
通信制高校、通信制大学は「学校教育法」に基づき定められたもので、一定期間の直接の面接授業がカリキュラムに含まれており、終了試験の合格で晴れて卒業資格をもらうことが出来る。
それ以外で社会人向けにあるものは「社会教育法」に基づき定められているもので、社会教育上奨励すべきものを、文部科学大臣の認定を経て開設している。
有名な通信教育業者・施設など
大学
短期大学
高等学校
※通信制高校の項目も参照。
- NHK学園 (東京都)
- 青森山田高校
- N高等学校(角川ドワンゴ学園、沖縄県)
- クラーク記念国際高等学校(北海道)
- YMCA学院高等学校(大阪府)
- 中京高等学校(岐阜県)
- 神村学園高等部(鹿児島本校・伊賀分校)
- 大原学園高等学校(東京都)
この他、中学校で通信教育を行っている学校が2校(東京、大阪)存在する。
関連項目
リモート/オンライン:インターネットでの授業の時に使用される。2020年にコロナ感染の影響で全日制高校や昼間部の学校の授業でも「オンライン授業」が行われている。