概要
『仮面ライダードライブ』(2014年~2015年)のハート/ハート・ロイミュード(声)役で有名。
そして2023年には『ウルトラマンブレーザー』で主人公で変身者のヒルマ・ゲントを演じる。上記の『ドライブ』のVシネマ「ドライブサーガ」では仮面ライダーハートにもなっているので、「仮面ライダーとウルトラマンの両方に変身した俳優」に名を連ねることになった。
また、『ブレーザー』の情報解禁日である2023年4月21日には、前年に一般女性と結婚していたことも公表している。
ブレーザーの共演者である搗宮姫奈からは、「ゲント隊長みたいな人で熱い闘志を胸の内に潜めながら口数は少ないながらもポロッと出したヒントが自分達に刺さったり、もう行っちゃうのってタイミングで『俺が行く。』と言って自分たち後輩を引っ張ってくれる理想の上司のような人」と評している。またアドリブを突如ぶっ込んでくると暴露されている。
ブレーザーでタッグを組んだ田口清隆監督は、「俺は今ゲントと話してるのか蕨野さんと話してるのか分からないくらい役とフィットしている」と語っている。
ブレーザーで共演したスーツアクターの岩田栄慶は、これまでの歴代ウルトラマンに変身した俳優達は現場で挨拶する中、蕨野は最初、ブレーザーは神秘的な存在で、ゲントの中で最初のブレーザーは何となく助けてくれる人、という認識を持っていたため、そんなブレーザーの事をまだ何も知らないゲントが今日もよろしく!と気軽に挨拶に行くのは違うだろ、と思い、実際のゲントとブレーザーの距離感を大切にするため、しばらくはアクション監督の寺井大介を通じて話をしていた。そんな蕨野の行動に岩田は、役に対しての向き合い方が自分と通ずる物があり面白い人、と評している。
撮影序盤のある日、別のシーンの撮影から第1話の池袋ロケに行く際に、着替え終わってロケバスに乗ろうとするも既にバスが発進したために置いていかれ、いってらっしゃーいとしていたが、1人足りない!と気づいたスタッフのおかげで乗ることができた。が、その日は交通渋滞が起きてバス移動に時間がかかったため、結果的に蕨野が電車移動で先回りすれば良かった、と語っている。
ぬいぐるみ、猫などかわいいものや小動物が大好きという意外な一面もあり、動物を特集したバラエティ番組に出演したこともある。
自身がデザインしたTシャツやマフラータオルにわらびもち(自身の苗字である“蕨”野が由来)をかたどったキャラ・びのくんが使われている。