概要
1980年生まれ、山形県出身。円谷プロのアクションスタッフ「キャスタッフ」所属。
かつては真枝ひいろ名義で、アクションユニット「キング・バブーン」のリーダーも務めていた。
高校時代に空手とボクシングを愛好し、アクション映画や特撮が好きだったことからアクションの道を志し、18歳の時にテレビ番組のクレジットを頼りにJAEに連絡を取ったが、既に募集は終了していた。
その後、遊園地で行われていたショーの楽屋を訪問して求職し、2003年東宝の『超星神グランセイザー』でテレビデビュー後、円谷プロに入社。キャスタッフに所属となった。
ウルトラシリーズを中心に、主役ウルトラマン等を多数演じている。またウルトラマンゼロのシリーズでは映画やオリジナルビデオでほぼすべてのゼロを演じている。
『ウルトラマンジード』では主役ウルトラマンであるジードのスーツアクターを担当する傍ら、シャドー星人ゼナ役で自身初の顔出しでのレギュラー出演を果たす。演じる岩田自身は一切台詞を発さず(声優の浅沼晋太郎による別録のテレパシーのみでしか会話しない)、わずかな表情の変化のみで演技をしなければならないという非常に難しい役どころであったが、それを見事に演じ切り、ファンを驚かせた。
2019年7月10日、「ウルトラマンジード」で共演した長谷川眞優(愛崎モア役、同年4月30日に芸能界を引退)と結婚したことを、Twitter上にて報告した。ちなみに7月10日は、日本記念日協会にも認定されている「ウルトラマンの日」である。
2020年夏には第1子となる長女が誕生し、同年12月に放送された『仮面ライダーセイバー』一家3人揃っての出演を果たしている。
2023年4月には、InstagramとYouTubeチャンネルを開設している。
エピソード
- アクション教室「4ARTS」を主催しており、声優の土屋神葉はかつてこのスタジオに通う受講生であった。後に土屋氏のウルトラマン出演が決まった際には祝福のツイートを送っている。
- 『セイバー』への出演は 長女が誕生した事を出演回を担当した坂本浩一監督が祝電の電話をして、その流れでオファーをしたようである。ちなみに同話には伊賀栗レイトの妻役で出演した長谷部瞳もヒロインの上司役として準レギュラーで出演しており放送当時は「ウルトラマンジード」がトレンド入りしていた。
- 放送後長谷部氏のTwitterにて自身と坂本監督、岩田夫妻、夫妻の長女が並んだ写真が上げられており、岩田さんはピンマイクをつけるのが初めてで困惑していたという裏話も暴露された。
- また坂本監督とは、よく仕事で一緒になったり時折家族で出演したりと親戚のおじさんみたいな感じの関係性と自身のYouTubeチャンネルで語っている。
- 「グッドモーニング、眠れる獅子2」にてついにミスター平成ライダーこと高岩成二との共演を果たしている。
- 坂本監督によると、前々から高岩氏とアクションをしたいと言っていたが、前作ではスケジュールの都合で参加が叶わなかったが、今回ついに共演を果たすことに成功。高岩氏は時折共演してた中村浩二氏含む光の国の人達はデカいと評しており、「中村氏は鍛えられた身体とそこから繰り出されるパンチが重いが、岩田氏はデカいけどリーチが長い」と評している。坂本監督も「特撮ファン待望だと思ったし、撮ってる自分自身も楽しかった」「高岩氏とアクションして嬉しそうな岩田氏を見て、(映画を)やって良かった」と感慨深そうにしている。
- さらに高岩氏とのアクションシーンでは、あのウルトラマンの決め台詞を披露している。
- また自身のYouTube動画にて、高岩氏と家族で共演した際に、妻の眞優氏と「朝から高岩さんいた?」等自宅と現場で通信し合いながら撮影現場で挨拶するタイミングを見計らってたようである。(出典)
- 爆竜戦隊アバレンジャーのVシネマ『許されざるアバレ』でアバレキラーのスーツアクターを務めたことで、三大特撮出演を果たした。
- また岩田氏は最初上述のようにJAEにはいるためにスーツアクターを志していたため、アバレキラーはデビューしてから念願叶った物となる。
- ウルトラマンブレーザーにてブレーザーのスーツアクターと声優を兼任することとなり、名実共にウルトラマンになった。
- さらに2023年9月自身のXに投稿した上半身の筋肉の写真がネットニュースに載せられている 。
- ニュージェネシリーズの色んな作品で組んでる田口清隆監督とは同い年であり、田口監督は栄慶君の型にハマらず芝居も事前に作らず考えるな感じろの精神で芝居をしている役者と評しており出会って当初は今ほど意思疎通は出来ておらず険悪な雰囲気だったが1度2人で腹を割って互いの考えを話し合ったことで意思疎通が取れるようになったというエピソードがある。
- 2024年5月20日に24歳の時に『特捜戦隊デカレンジャー』Episode.36「マザー・ユニバース」に出演していたことを公表した。「ノンクレジットだがいい物の役」「デカスワンではない」「デカレッド(押川善文)と共演している」とのこと。
- 許されざるアバレとウルトラマンアークで共演した西興一朗によるとかなりの天然であり、アバレンジャーの20周年イベントの際、ちょうどアークの撮影が行われており出演の件は情報解禁されるまで一切の箝口令が敷かれるため「許されざるアバレ」で仲代壬琴役の田中幸太朗等にうっかり振ろうとしたため、後日アークの現場で西から「ダメですからね!」とつっこまれている。
主な出演作
スーツアクター
『超星神グランセイザー』
『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』
『ウルトラマンネクサス』
特捜戦隊デカレンジャー
ウルトラマンマックス|
『ウルトラマンメビウス』
『ULTRASEVEN X』
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』
ウルトラマンティガ | ウルトラマンメビウス |
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『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
ウルトラマンゼロ |
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『ウルトラゾーン』
『ウルトラマンゼロ外伝 キラー・ザ・ビートスター』
ウルトラマンゼロ |
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『ウルトラマンサーガ』
ウルトラマンサーガ | ウルトラマンゼロ |
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『ウルトラゼロファイト』
ウルトラマンゼロ | ゼロダークネス | シャイニングウルトラマンゼロ |
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『ウルトラマンギンガ』
『ウルトラマンギンガS』
ウルトラマンビクトリー | ウルトラマンゼロ |
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『ウルトラファイトビクトリー』
ウルトラマンビクトリー |
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『ウルトラマンX』
ウルトラマンエックス | ウルトラマンゼロ(5話) | ウルトラマンビクトリー(13、14話) |
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『ウルトラマンオーブ』
『ウルトラマンジード』
『ウルトラマンR/B』
『ウルトラマンタイガ』
『ウルトラマンZ』
『ウルトラマントリガー』
『ウルトラマンデッカー』
ウルトラマンデッカー | ウインダム(14話)※3 | ウルトラマンディナス※4 |
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『ウルトラマンブレーザー』
ウルトラマンブレーザー(ブレーザーの声優も兼任) |
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『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』
『ウルトラマンアーク』
俳優としての出演
- グレゴ軍曹 - 舞台『DARKNESSHEELS_THE_LIVE_SHINKA』
- GAFJの特空機パイロット - 『ウルトラマンZ』
- ワンダーワールドを見る夫婦(※5) - 『仮面ライダーセイバー』
- TPU隊員 - 『ウルトラマンデッカー』
- スペシャルガンドッグ-『グッドモーニング、眠れる獅子2』※5
- SKaRD隊員-『ウルトラマンブレーザー』
- 『妖獣奇譚ニンジャvsシャーク』
※1 声も担当
※3 瀬名日出樹名義。
※4 ノンクレジット
※5 妻の眞優と長女も出演。